川天使空間

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RIFCR(リフカー)研修会

2018年03月06日 06時08分44秒 | 小児科
一昨日、RIFCRTM(リフカー)研修を受けてきた。



性虐待は命に直結するものではないが、被害を受けた子は一生抱えていく非常に重い虐待。
リフカーとは、子どもが性虐待などを受けている疑いを持った大人が、どうやって子どもから話を聞き・通告するのかという手技のプロトコル。



米国ミネソタ州・子ども虐待評価・研修センターのコーナーハウスが開発したもので、
幾度も聞き取って子どもに辛い思いをさせないよう、そしてより効果的に聞き取れるよう、練りに練られたプロトコルなのだ。
性虐待だけでなく、「この子なんか変だ」とクエスチョンマークが点灯したとき、リフカーを使う。

英語を翻訳したテキストで、子どもの性虐待の理解と初期対応、話の聴き取り方を学んできた。

ポイントは、
(誰)が、(何)をしたか、だけを聞く。
聞きすぎてはいけない。

リフカーは必要最小限の情報を集める過程。
子どもに伴走してあげるのがリフカーの肝だと、代表の山田不二子医師が言っていた。

性虐待は「告訴」の壁が厚いので、日本では泣き寝入りが多い。
昨年の刑法改正で強姦罪などが非親告罪化(被害者の告訴がなくても起訴できる)された。
そして、
「児童福祉法及び児童虐待の防止等に関する法律の一部を改正する法律」が平成 30 年4月2日に施行される。
これまでの日本の法律の穴が少しずつ埋まっているが、まだまだ足りない。

このコースの最後は、ロールプレイ。
子ども役、聞き取る大人の役。
どちらもやってみるとはじめてわかることがたくさん。
そして、多くを学んでから最後にロールプレイをやる意味も、とてもよくわかった。

いただいた受講証。



学んだ人たちとまたロールプレイで練習したいなと強く思った。

考えることがいろいろあるなあ。
今日は秋田市小児科医会運営委員会。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)


コメント
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