私の歩んできた道とワークライフバランス

2018年04月25日 | 日記
主に野々市・金沢・白山で活動している「かわした税理士」のブログへようこそ!


働き方改革・ワークライフバランスなど叫ばれています。

振返ってみると、私は社会人になってから3つの職場を体験しましたが、それぞれ全然違った環境です。

就職した時はコンピュータメーカー、いわゆるIT業界でした。



大学を卒業して、最初に就職したのが石川県内のコンピュータメーカー。

「コンピューター」ではなく、「コンピュータ」と書くのが業界っぽいところだったりします。


定時は17時15分でしたが、そんな時間に帰れるはずがありません。

実質の定時は21時30分。30分休憩の後、22時以降が深夜残業扱い。

22時を過ぎるとマイカーでの帰宅が禁止という決まりだったので、

マイカーで帰れるギリギリまでの21時30分から22時の間に会社を出ます。

そこからさらに30分以上かけて金沢に帰宅していたので、帰宅は22時30分過ぎでした。


朝は8時30分までに出社ですが、朝のラッシュがあるため、家を出るのは7時30分。

もう、会社にいるか、寝てるか、のどちらかという毎日でした。



次は税理士修業時代。

転職してビックリ。定時は17時で、残業はほぼゼロ。遅くとも18時には事務所は空っぽでした。

確定申告の繁忙期も19時には帰ることができました。

こんなに早く帰れるのか、という気持ちでした。

(私が退職するときは違っていましたが。)


私はというと、家には帰らず、専門学校に行って税理士試験の勉強をしていました。


そしてこのとき、IT業界は残業がひどい、ということを外に出て初めて知りました。


残業、残業が続くと、周りが見えなくなるというのはまさにそのとおりです。

自分に見える世界だけが、自分の世界だと錯覚を起こします。

それ以外の世界があることを考える時間もないので、考えがおよびません。

過労死につながるような異常な精神状況があるということを今では理解することができます。



そして、約5年前、税理士として独立開業しました。

「自由業とは不自由業」とは言いますが、そのとおりの状況です。

お金をいただくのはお客様から、なのでお客様優先のスケジュールが多くなります。


ただ、会社員時代と違うのは、勤務時間の決定権は自分にある、ということ。

法事があるからこの日は休みたいと思えば、よほどのことがない限り日程調整できます。

会社都合が優先される会社員とは違います。

残業するのも、休日出勤するのも、早く帰るのも自分次第。

休めば自分にはねかえってくるだけです。


しかし、一番大きく違うのはストレスです。

「自分で自己責任で決める」のと「会社都合で一方的に決められる」のとでは大違いです。

独立開業していいことといえば、ここの問題じゃないでしょうか。


今ではスタッフを2名雇っています。

自分の経験からスタッフにどう接しているかはまた今度。(^^)


ホームページはこちらから。
https://kawashita-tax.com/

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。