本日、見に行きました。
人は少なめ。カフェ併設。
絞り染めもいろいろなやり方があるようですが、こちらは名古屋郊外の有松で制作していた故片野元彦と娘さんのかほり氏による二人展。
藍が主ですが、赤い色も少々。天然染料のようですが、材料は何?
何回も染めて色のグラデーションを表現しています。
大きな作品や着物で構成されていて、見応えがありました。
作品は写真に撮れないので、姑の藍染めを出してみる。
これに似たのもありました。
お義母さん、いいですね。私はこれが一番好きです。
どこかの異国のモスクが並んでいるように見えます。
近景、中景、遠景と色が変わっていくところが素晴らしい技だと身内褒め。
地元に有名な先生がいたようで、その方に習っていたようです。生前は一度も見せてもらってないし、グループ展の話も聞いたことがありませんでした。
介護施設に入ったあと、姑の寝室の奥に、進物用毛布の箱を発見。開けて見ると大小いろいろな藍染作品がきちんと畳んで入れてありました。
余りに素晴らしい作品の数々、二回に分けて私の織りと一緒に銀行でロビー展をして見てもらいました。
作品は一部義妹と義弟が持ち帰りましたが、私も受け継ぎ、大切にしています。
でも仕舞っているだけではもったいない。これからは時々出して眺めます。
退色するのも天然繊維ならばこそ。そこにものの命を感じます。
今は亡き義母さんの作品を出展するのも、素敵ですね。義母さんも「あらあら」と喜んでいらっしゃることでしょう。
藍は日本古来からの染料、一色のはずですが、いろいろな色が見えますよね。サッカー日本チームのユニフォームも藍色で、馴染み深い色です。
姑の藍染作品、追々にここでも紹介するつもりです。よろしくお願いします。