1/14 朝、ホテルから大宰府の街がよく見えます。大屋根は九州国立博物館。
宿から唐津へ向かいます。ナビの通りに行くうち、地道に降りてしまい、福岡市内で迷走。夫婦の間も風雲急を告げます。だからナビは嫌いなんです。地図をしっかり見ていたら、どこへでも行けるはず。
やっと唐津城に着きました。25年くらい前、子供たちを連れて虹ノ松原とこの城へも来た記憶が。あの時は松浦の博物館へも行った記憶が。遠い、遠い話です。息子たち、憶えているかな。
ただいま石垣の修復中。
日本海が見えます。
唐津くんちの曳山が保管されています。遠くからでもよく分かる明快なデザイン。そしてとてもユーモラス。祭り気分が盛り上がることでしょう。唐津くんちは例年11/3前後らしいです。
鯛とか・・・いゃあ目出度い
浦島太郎とか。この上に人が何人か乗るようです。殆どの曳山は、天保年間から明治初めころの作。手入れがよくて町の人の祭りにかける意気込みが伝わってきます。博多の山笠もいいけれど、こちらもなかなか楽しそうです。
半島の先を目指して車で40分ほど、唐津市鎮西町名護屋を目指します。
16世紀末、秀吉の二回の朝鮮出兵の前進基地として築かれた城。想像していた以上に大規模です。
建物は秀吉の死後解体され、唐津城もその材木を利用したそうです。周辺には全国から動員された諸大名の陣が作られました。
いつからあるのか・・・石仏に墓標?
城は山を利用して築かれました。
本丸跡から見る日本海。天気のいい日は対馬が見えるそうです。しかしまあ、なんで秀吉は朝鮮半島を通って明まで征服しようとしたのか。
東郷平八郎の書く秀吉の顕彰碑らしきものが、広場にぽつんと立っていました。散歩する人二人、旅行者数人。九州の果てのこの地は、限りなく歴史への想像力を掻き立てられる場所でした。変な櫓とか建てたり、ゆるキャラ考えたり、B級グルメを作ったりする町興しどしないでもらいたいものです。
近くの道の駅、お魚がとてもおいしくて感動しました。A級グルメです。土産物もいろいろあります。
帰りは道をほぼ間違えず、高速道路を乗り継いで、5時間ほどで自宅着。楽しい冬の旅でした。