野鳥と野鳥写真(観察と展示)

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いろいろな撮影方法など・・・(置きピンとテレコン等・・・文面追加しました)

2020-03-03 16:15:41 | 野鳥写真
置きピンについて・・・(何があっても絶対にピントがズレない・・・)

 先日も書いたような思いもあるが、置きピンについて勘違いしている人がいるので、再度置きピンのことを話したいと思いますが、撮影モードは何でも構わないがAF-ONボタンを押しているから置きピンになって入ると言う人が多くいるため、それは大きな勘違いをしているので、その辺のことについて述べたいと思います。

ライブビューでの置きピン撮影・・・(被写体までの距離約330mAPS-Cロクヨン+1.4テレコン=1344mm)

330mの止まり木から飛び出しシーン・・・1(ライブビュー置きピンで遅れて撮る)

330mの止まり木から飛び出しシーン・・・2(ライブビュー置きピンで撮影)

 置きピンはAF-ONを押していようが押さないでいようが、置きピンにしている被写体のところが絶対にズレないことを言うので、前者の場合ちょっと興奮状態なるためにアドレナリンが出たりすると、指先が緩み一旦ピントが抜けることがあったり、撮った画像を後から見ると置きピンしているのに何故ズレたのかと思ったことのある人が少なく無いため、それは置きピンとは言わないのです。

 ピント合わせはAFフォーカスで合わせようが、オールマニアルでフォーカシングリングを回してピントを出そうが又ライブビューで被写体を大きくして隅々までピントを合わせておくなど、いろいろやり方はあるが、ピントがあったらAF(カメラやレンズ側の全てのAFをOFFにして置く)シャツターボタン(AF-ONボタン)に触れようが絶対にピントが抜けることがないため、遠く(近くはその限りではない)の木の天辺に止まっている猛禽の飛び出しシーンを撮影する時などに使うと、左右や前(手前方向の場合、撮影者に近くなればなるほどピントが甘くなってくる)への飛び出しシーンがある程度ジャススピンが出た状態で撮れる。


 至近距離の場合、手前方向に飛び出したものはピントが出ないため、至近距離の場合はAF-ONにして被写体を追うことにしているが外れることも多いが、追い切れた時にはある程度のSS(1/200~1/400秒のシャツタースピードでも可能)でも嘴や顔にピントが出て、その他の部位はブレブレな動きの感じられる画像が撮れる。

10~20mくらいの至近距離からの撮影したもので、1/400秒で流し撮りで撮ったもの・・・(雨天のため暗くISOもそれほど上げられず)

ブッポウソウ・・・1(巣穴からの飛び出し)

ブッポウソウ・・・2(巣穴からの飛び出し)

最後の方で紹介しているブッポウソウ単体の写真集をご参照ください・・・(流し撮りという被写体の方向へレンズか振れているかで被写体の一部が止まるため、ピントが出る)

 置きピンだけでは撮れないブッポウソウの至近距離(約10~20m以内と距離が短ければ短い程、置きピンからピントがズレて来るため、ピントが出ないことになる)からの撮影だったので、ブッポウソウの飛び出す方向へレンズが振れていないとジャスピンが出なかったので、確率の悪い撮影だった。
 ブッポウソウの写真集の中に載っている巣穴からの飛び出しシーンが、レンズを振って撮った画像ですので、ご覧頂くと分かると思いますが、嘴と顔にピンが履ていますが他は殆どブレている。

 巣穴から撮影している自分の方へ飛び出してきたものを狙って撮ったものですが、嘴と頭の部分だけにピントがきていて、その他のところはブレブレに撮れていたので、自分の中では気に入っているブッポウソウの動きが感じられる飛び出しシーンだと思っている。
 然もブナの天然木に営巣し子育て中のブッポウソウ達だったので、この年はこんなに素晴らしい天然木の営巣場所がなかったくらい各野鳥雑誌等でも紹介されていました。


 最近では撮影機材が進歩しているため、AFフォーカスでも充分撮れるようになりましたが、被写体の動きに合わせていろいろ挑戦(1/15~1/160秒のスローシャツターでの流し撮りで背景を流すように撮ると一段上の野鳥写真となります)して貰えれば、もっと面白い画像が撮れると思います。
 少しだけ撮影機材にお金を掛けることも必要なのかも知れませんので、何度も買い替えする人が多いため、買い替えなくてもいいように最初から三脚や運台にもお金を掛けておくのもいいかも知れません。

 全ての趣味の世界とはそんなものではないかと思っており、初心者用(10万円以下のカメラや300~400mm程度のスームレンズ等)に飽きると、その上の撮影機材(野鳥撮りは撮影距離が1000mm程度が理想と言われているため)が欲しくなるもので、何度も買い替えしているとある程度のもの(最大600mmのズームレンズや単焦点のレンズ等)を最初から買っておくと一度で済むので言うまでも無く、お金も掛からないと言うことではないでしようか。※APS-Cカメラで撮影すると35mm換算約900~1000mmとなる。(メーカーによって多少異なる)


テレコンバーターの使い方・・・(トリミングよりも画質が保たれる)

 キヤノン及びニコンのフルサイズフラッグシップカメラの決定的な問題は有効画素数が少な過ぎることにあると考えているが、他人によっていろいろな考え方があるので、飽くまで自分の個人的な考えとして話しますが、単焦点600mm(ロクヨン)でフルサイズで撮った画像をトリミングするよりもテレコン(1.4or2.0)を装着して撮った画像の方がよいものが撮れると言う自負があります。
 テレコンを装着するとピントが遅くなるからと、ノーマルで撮ったものを大トリミングするよりもF値を一段或いは二段絞り込んで、ピント合わせを駆使し撮影すべきと考えます。

 既に有効画素数3000~4500画素のフルサイズカメラが大手メーカー(キャノンもニコン等)からも市場導入が図られており、フラッグシップカメラに拘らずに入手し撮ると、トリミング量がある程度確保されるため、折角撮った画像を大トリミングで悪くすることなく、写真プリントや作品作りが出来るものと考えられる。
 野鳥は一番厄介な被写体(小さくて速くて警戒心が強く暗い場所が好き・・・)であることは言うまでも無く、各メーカーも野鳥撮りのことは何も考えて撮影機材を残念ながら開発していないのが現状です。

 キャノンやニコンのロクヨンは2.0テレコンを装着しても何問題なくAF撮影できるため、1200mmとなり以前の比べると飛躍的に改善されていると思われるが、多少のピント合わせが遅くなることは仕方ないと、遅いのが駄目だと思うのでなく慣れることだと思います。

 例えば約2000~3000mmの超超望遠レンズかあったとしてもファインター内にフォーカスすることがてきないため、殆んど外してしまい撮れるとが出来ないと思われる。
※被写体までの空気感はないとしても測光域が狭すぎるため、35mm換算1920mmで挑戦することがありますが、止まりものならまだしも飛びものにはまともに撮れたことがなかった。

ヨンニッパとサンニッパの差は何なのか・・・(レンズの口径にある)
 ヨンニッパとサンニッパの違いは値段的には、ほぼほぼ倍以上の価格帯(値段も倍するので、その差は歴然としてある)となっている通り、ヨンニッパで2.0テレコンを装着して然程問題なく撮れるのにサンニッパに2.0テレコンを装着するとピント合わせが、大分遅くなってしまい撮り難いことや撮れないと言う人が少なく無いため、その理由はヨニッパはレンズの光景がどのレンズよりも大きいため、光線の取り込みが多く光センサーの働きがよく(光や色でピントを出す機能となって入るため)ピント合わせが早く問題なく撮れるためです。


山の稜線の上を飛ぶクマタカの画像・・・(連射撮りした一部)

クマタカの飛翔シーン・・・1

クマタカの飛翔シーン・・・2

撮影方法・・・(AF-ONで待ち構えて撮る、ウエイティングショット)
 山の稜線の上を飛ぶタカを撮る場合には、予め稜線の一番高い木にピントを合わせて置き、被写体のタカが稜線の上に現れたらファイター内に被写体を取り込みAF-ONボタンを押したまま被写体の飛翔姿(この時にはピントが出ていないが影のように写り込む筈)を捕らえ、中央部にフォーカスしたらシャツターボタン又AF-ONボタンを押すと、ファイダ―の内の被写体にピントが出るため、被写体がファィダーの中央部から出来る限り外れないように連射撮りする。

 一度成功したら、成功したことを覚えて置き、再び挑戦し指先の感覚を忘れないようにすることしかアドバイスすることはありませんので、上手く撮ることも大事かも知れないが、慣れることがが先決ではないかと思っている。
 ※野鳥撮りは一発勝負的なところがあり、あまり練習が出来ませんが、何度も挑戦できるようなコミミズク撮り等(何度も飛び回ってくれるため、練習になる)で慣れることをお勧めします。

 理屈よりも実践で身に付けることが近道なので、今までやっていたことを全否定しないと出来ない場合があったりするため、なかなか難しく窮屈な経験をしなければならないので、繰り返し撮ることで体で覚えなければならないために慣れることが一番だと考える。
 然しながらその先には飛躍的に歩留まりのよい野鳥撮り(MモードAFで飛び出しや飛翔シーンを撮影している)が出来ることになり、現在1000枚撮影すると消去する画像は50枚程度(過去は全くの逆で800~900枚を捨てていました)となっている。

 何も怖いものがなくなり、どんな珍鳥と遭遇して手が震えて撮れないなど、全く無く落ち着いて撮れるため、前期高齢者のため目が悪く被写体を探すのに時間が掛かって居ること以外問題ないが、被写体を探しファインター内に収めるのが遅いのも致命傷と言えるかも知れない。

問題解決にはならなかったかも知れませんが・・・(是非挑戦し続てください)

 困っている方から問い合わせがあり、参考になればとよく具体的にお答えした訳ですが、野鳥撮りをして行く中で何度も言うようですが、上手くなるには挑戦し慣れることが最大の近道ではないかと老婆心ながら思っている。


第十六回東京多摩野鳥写真クラブ 作品発表会開催案内・・・(第十四弾!)


開催案内ポスター・・・


開催案内ハガキ・・・(裏表)

開催日時:2020年4月20日(月)~4月26日(日)7日間
展示時間:9:30~19:30(最終日:18:30)
開催場所:イオンモール日の出・イオンホール(B)2階イオンモール商店街
会場住所:あきる野市日の出町大字平井237-3 
     ※マップコード23 523 702*30
主催者と 第十六回東京多摩野鳥写真クラブ写真展 作品発表会
 テーマ:❝2020美しい野鳥写真展
作品展示数:展示総数約100点(現在未定)作品のサイズ:A3ノビ
出展者数:約20名

チゴモズだけの写真集作成・・・(72頁)

テーマ:2020里山のチゴモズ達
サブテーマ:松之山の里山のチゴモズ達の繁殖期

写真集の表紙・・・

チゴモズ達の写真集が完成・・・(使用写真の枚数約100枚)


ブッポウソウだけの写真集作成・・・(72頁)

写真集の表紙・・・
 
 テーマ:松之山と周辺のブッポウソウ
 サブテーマ:2020繁殖期のブッポウソウ達
ブッポウソウの写真集が完成・・・(使用写真の枚数101枚)

こんなブッポウソウの写真が載っている・・・(一部内容を紹介)


ブッポウソウ・・・1(木止まり)

ブッポウソウ・・・2(巣穴からの飛び出し)

ブッポウソウ・・・3

ブッポウソウ・・・4

ブッポウソウ・・・5

ブッポウソウ・・・6

ブッポウソウ・・・7

ブッポウソウ・・・8(土砂降りの雨の中)

ブッポウソウ・・・9(土砂降りの雨の中)

ブッポウソウ・・・10(巣穴からの飛び出し)

ブッポウソウ・・・11

ブッポウソウ・・・12

ブッポウソウ・・・13

ブッポウソウ・・・14(木止まりからの飛び出し、フライキャッチ)

チゴモズとブッポウソウの写真集作成の経緯・・・

 この度、チゴモズとブッポウソウの繁殖期の生態や習性について分かるような種(チゴモズとブッポウソウに拘って撮り溜めていた、両種の画像を各々一冊の写真集に纏めた)を限定した野鳥写真集を作成しましたが、何故、アカショウビンやヤマセミでないのかと言われる方も少ないないと思われるが、既に多く方々が写真集を出して居られるため、全国的に希少種のチゴモズや東日本では希少種となりつつある両種にフォーカスを当て、彼ら(チゴモズとブッポウソウ)の繁殖期のことがより理解できるような写真集としたいと、作成したものです。

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