鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

イントネーション

2014年11月11日 00時00分01秒 | 提言

 国語学者でもないので、自分がとやかくいう問題とは思わないが、テレビやラジオから流れるインタビューや解説などのアナウンサーが話す言葉や読む発音が気にかかる。言葉は流行ともいわれ、皆が一斉に使うと間違っていようがいまいが、そのイントネーション(抑揚)が普通になってしまう。

 英語の発音は学校で習った発音とは全く異なり、どのような単語だったのか全く異なる言葉に思えてならない。日本人が得意とする新語に当たるのか、アクロニムのごとく切りつめて使うと新鮮に聞こえてくる。しかし、外国人は全く分からないだろうし、日本人ですら理解が出来ない言葉の壁にぶつかる。古くから特定のグループだけで通じる隠語というか符丁があるが、隠語や符丁は職業柄、お客に分からない言葉で金額を表すために使われてきたといわれている。

 例えば、ゲタといえば、穴が三つあいているので3を示し、お客には3000円の支払いを会計が請求するといった具合である。また刑事物でもホシ、ムショ、ヤク等が使われる。(寿司屋では、1はピン、2はののじ、3はゲタ、4はダリ、5はめのじ、6はロンジ、7はセーナ、8はバンド、9はキワ、10はヨロズ等)

 話し言葉では、~でぇ、~とか、~してぇ、等の語尾が伸びる。又は語尾が尻上がりに高くなる等も気になる。~じゃないですか、については説得するようで、相手を見下すような言葉の響きがある。相手の同意を求めているのかどうか分からないが、曖昧な表現でもある。

 ナレーターでもあるアナウンサーは、言葉の始めの音を強く、高く発音する傾向がある。言葉に切れが出るといわれているが、話し言葉では聞きづらい。言葉は、年代でも異なるが、年齢を重ねると、余り早口でも、聞きづらい。難聴気味の人は低めの音でゆっくり話すと通じるようである。補聴器を付けている人も多くなっている。相手の身体状況が分からないため、はっきりと、正確に発音することは大切なことで、日頃から出来るだけ正しい発音を行うことが必要と思われる。

 ましてや、相手の顔が見えず、双方向の会話が不可能であるため、一方通行である。放送に従事する者の発音やイントネーションは波及効果が高く、間違った発音が良いわけはない。訛りは生まれついた環境で覚えるので、矯正するのは難しいが、英語の発音までも勝手な日本語化にしてしまうのはいかがなものであろうか。