久々ブログです。ここ最近忙しくて映画もコミックもみるヒマなくって。
なんだかんだで映画ブログ化してますね。
そんなわけで。
レンタル屋でちょっと気になった「エレファント」を借りて観ました。
解説
1999年に起きた米コロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件をモチーフに、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント監督が、事件が勃発するまでの高校生たちの一日を淡々と描いた青春ドラマ。
なお、本作は2003年カンヌ国際映画祭でパルム・ドールと監督賞のW受賞という史上初の快挙を果たした。
オレゴン州ポートランド郊外のワット高校。ある初秋の朝、生徒たちそれぞれの、いつもの一日が始まる。ジョンは、酒に酔った父と車の運転を交代して学校に到着。だが、遅刻した彼は校長から居残りを言い渡される。
写真好きのイーライはポートレート制作の真っ最中。
女子に人気のアメフト部員ネイサンはガールフレンドと待ち合わせ、食堂では仲良しの女子3人組がダイエットや買い物などの話で持ちきり。そんな中、いじめられっ子で内向的なアレックスとエリックは、ネットで入手した銃器を手に学校へ向かっていた…。
えと、うえの解説はこちらのページから。
レビューなどもあるので参考に。
DVDのパッケージからして色使いとか、なんというかやたら綺麗な印象があったんですが、とにかく映像がきれいだった。
なんというか、透明感がある。ラストの空とかほんと、せつないね。
内容は、これは人によっては絶対ツマランと思う。
なので「いいよ!」と薦められない。
私はすごくいいと思ったのですが。
そんで、いつも映画のレビューはネタバレせずにいかによいのか説明するのが毎度毎度大変なんだけど、この映画に関してはネタバレとか以前にストーリーらしいストーリーもないし、なんかの複線もないし、それぞれランダムでピックアップされた生徒の一日を追っているので説明すらむずかしい。
普通の映画なら、セリフや登場人物の行動などになんらかの意味があって、ドラマチックにできているんだけど、実際の人々の生活なんてのはとくになにかあるわけでもなく単調に、ただただ時間がすぎていくという感じではないのかな。
単調に、「いつもの毎日」をそれぞれなんの疑問ももたずに送っている。
まさか、「そんなこと」が自分の身に起こるなんて誰も思わない。
こういった事件は交通事故みたいなもので誰も予想できないもので、日常的にいつでもおこりうることなのかも・・・と。
実際、平和な日本でも小学校に男が押し入って子供を惨殺したとか、トラックに乗った男が歩行者を何人も轢き殺したとかあるわけで。
あ、こういう事件起こすのってなんでか男が多いよね。
なんでだろ。男は狩猟とかやってた記憶がぬけないから?
女性と精神的構造が違うからなのかな?
犯人の精神に関しては女性の私よりも男性のほうが理解できるのかな。
登場人物のセリフとかもすべてアドリブらしい。
名前も役者さんの本名と同じなんだよね。
劇中に流れる音楽も犯人役の子が即興でひいたものなのでなんともぎこちない演奏なんだけど、そこがまたよいのです。
で、ストーリーはとくになくて、てきとうな生徒の「その時間」にいきつくまでの流れをひたすら追っている。
カメラワークが後ろからその人物をひたすら追っているってのが多いんです。
廊下を歩いていて「やあ」と挨拶されたり、そんな映像がひたすら続く。
この感じはなんだろう。
ゲームとかでよくあるカメラワークだよね。
なんだかバーチャルに彼らの高校生活を一緒に体験しているような気分になる。
そして外に出た主人公のひとり「ジョン」が武装した二人とすれちがう。
「中に戻ってくるな。地獄を見せるぞ」と。
あ、ついにきたか!!
でも、
また他の生徒の視点にきりかわる。
あれ、ジョンはさっき外に?
また同じシーンをほかの生徒の視点でくりかえす。
そして、どんどんその瞬間に近づく。
そのあたりがこわいな~と思った。
犯人の二人が銃を乱射して、生徒を射殺するシーンも、いままで同じ時間をすごした(ような錯覚をしてる)生徒が殺されるシーンもやっぱりあっけなくなんのドラマもなくみせられる。
最後もなんとも途中半端に終わってしまい、「エッ???」ってな感じ。
でも好きです、この映画。
自分的にはね。
監督が登場人物にとくに「コイツが主人公」みたいな位置づけはしてないからみんなそれぞれ好きなキャラに萌えるといい(とは言ってない)
ってことなんで。
ワタクシはカメコのイーライ君にメロメロ。かっこいい~~~!!
イーライ(本名)もカメラマンを目指してるそうで。
あと、ミシェルという女の子が某友人に似ててコマッタ。
なにがって?わからんけどなんか。
でも、エリックとかいう黒人の男の子はなんでのこのこ銃持った犯人のまえにでていっちゃったの?
普通は逃げるとかするよね?
とか思ったけど、そういう好奇心旺盛な奴もいたりするかもしれんな~・・・。
でも、危機感なさすぎ。
「処刑人」のインタヴューでなんでこの映画がすぐに上映中止になったかという話があって、実際にコロンバイン高校で殺人を犯した高校生二人は「処刑人」のふたりのような黒いコート姿だったらしいね。
事件が起こった時期もおなじだし。
殺害されたのは生徒12名・教師1名、ケガ人多数。
犯人は自殺。
主人公の名前がジョン・ロビンソン。
そんな名前のDJいなかったっけ???
なんだかんだで映画ブログ化してますね。
そんなわけで。
レンタル屋でちょっと気になった「エレファント」を借りて観ました。
解説
1999年に起きた米コロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件をモチーフに、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント監督が、事件が勃発するまでの高校生たちの一日を淡々と描いた青春ドラマ。
なお、本作は2003年カンヌ国際映画祭でパルム・ドールと監督賞のW受賞という史上初の快挙を果たした。
オレゴン州ポートランド郊外のワット高校。ある初秋の朝、生徒たちそれぞれの、いつもの一日が始まる。ジョンは、酒に酔った父と車の運転を交代して学校に到着。だが、遅刻した彼は校長から居残りを言い渡される。
写真好きのイーライはポートレート制作の真っ最中。
女子に人気のアメフト部員ネイサンはガールフレンドと待ち合わせ、食堂では仲良しの女子3人組がダイエットや買い物などの話で持ちきり。そんな中、いじめられっ子で内向的なアレックスとエリックは、ネットで入手した銃器を手に学校へ向かっていた…。
えと、うえの解説はこちらのページから。
レビューなどもあるので参考に。
DVDのパッケージからして色使いとか、なんというかやたら綺麗な印象があったんですが、とにかく映像がきれいだった。
なんというか、透明感がある。ラストの空とかほんと、せつないね。
内容は、これは人によっては絶対ツマランと思う。
なので「いいよ!」と薦められない。
私はすごくいいと思ったのですが。
そんで、いつも映画のレビューはネタバレせずにいかによいのか説明するのが毎度毎度大変なんだけど、この映画に関してはネタバレとか以前にストーリーらしいストーリーもないし、なんかの複線もないし、それぞれランダムでピックアップされた生徒の一日を追っているので説明すらむずかしい。
普通の映画なら、セリフや登場人物の行動などになんらかの意味があって、ドラマチックにできているんだけど、実際の人々の生活なんてのはとくになにかあるわけでもなく単調に、ただただ時間がすぎていくという感じではないのかな。
単調に、「いつもの毎日」をそれぞれなんの疑問ももたずに送っている。
まさか、「そんなこと」が自分の身に起こるなんて誰も思わない。
こういった事件は交通事故みたいなもので誰も予想できないもので、日常的にいつでもおこりうることなのかも・・・と。
実際、平和な日本でも小学校に男が押し入って子供を惨殺したとか、トラックに乗った男が歩行者を何人も轢き殺したとかあるわけで。
あ、こういう事件起こすのってなんでか男が多いよね。
なんでだろ。男は狩猟とかやってた記憶がぬけないから?
女性と精神的構造が違うからなのかな?
犯人の精神に関しては女性の私よりも男性のほうが理解できるのかな。
登場人物のセリフとかもすべてアドリブらしい。
名前も役者さんの本名と同じなんだよね。
劇中に流れる音楽も犯人役の子が即興でひいたものなのでなんともぎこちない演奏なんだけど、そこがまたよいのです。
で、ストーリーはとくになくて、てきとうな生徒の「その時間」にいきつくまでの流れをひたすら追っている。
カメラワークが後ろからその人物をひたすら追っているってのが多いんです。
廊下を歩いていて「やあ」と挨拶されたり、そんな映像がひたすら続く。
この感じはなんだろう。
ゲームとかでよくあるカメラワークだよね。
なんだかバーチャルに彼らの高校生活を一緒に体験しているような気分になる。
そして外に出た主人公のひとり「ジョン」が武装した二人とすれちがう。
「中に戻ってくるな。地獄を見せるぞ」と。
あ、ついにきたか!!
でも、
また他の生徒の視点にきりかわる。
あれ、ジョンはさっき外に?
また同じシーンをほかの生徒の視点でくりかえす。
そして、どんどんその瞬間に近づく。
そのあたりがこわいな~と思った。
犯人の二人が銃を乱射して、生徒を射殺するシーンも、いままで同じ時間をすごした(ような錯覚をしてる)生徒が殺されるシーンもやっぱりあっけなくなんのドラマもなくみせられる。
最後もなんとも途中半端に終わってしまい、「エッ???」ってな感じ。
でも好きです、この映画。
自分的にはね。
監督が登場人物にとくに「コイツが主人公」みたいな位置づけはしてないからみんなそれぞれ好きなキャラに萌えるといい(とは言ってない)
ってことなんで。
ワタクシはカメコのイーライ君にメロメロ。かっこいい~~~!!
イーライ(本名)もカメラマンを目指してるそうで。
あと、ミシェルという女の子が某友人に似ててコマッタ。
なにがって?わからんけどなんか。
でも、エリックとかいう黒人の男の子はなんでのこのこ銃持った犯人のまえにでていっちゃったの?
普通は逃げるとかするよね?
とか思ったけど、そういう好奇心旺盛な奴もいたりするかもしれんな~・・・。
でも、危機感なさすぎ。
「処刑人」のインタヴューでなんでこの映画がすぐに上映中止になったかという話があって、実際にコロンバイン高校で殺人を犯した高校生二人は「処刑人」のふたりのような黒いコート姿だったらしいね。
事件が起こった時期もおなじだし。
殺害されたのは生徒12名・教師1名、ケガ人多数。
犯人は自殺。
主人公の名前がジョン・ロビンソン。
そんな名前のDJいなかったっけ???
ので、今度借りてみようと思いました。
ていうかアイチンの文がうまい。やばい。兆観たい。
日本で監督と高校生の討論をテレビ東京の特番で観たことがきっかけでこの映画に出会いました。
「無表情」的な映画でハリウッド慣れしている方(自分で感じようとしない)は「ツマラナイ」と感じてしまうでしょうね。
この映画を観て自分で考えてほしい、と監督は言ってましたが最近こう自分で考える映画が少なくなったと感じたのは私だけ?
とにかく同じお仲間がいてよかったです!
わーわー。こんな稚拙な文章のレヴューを参考にしてくれてありがとう。
映画はわりとなんでも面白く観れる体質なんでこの作品についてもかなり自分はよい!!と思うんですが、映画を娯楽と考える人にはツライのかも~。
淡々と流れる時間、なにげない日常にメッセージ性もなく、それがかえってリアル。
コロンバイン高校の事件について予備知識もって観るとよいよ~!!感想待ってます!!
sars1さん
これがハリウッド作とかならアレックスに好きな女の子がいたり、ジョンのパパが校舎に入っていっちゃってそれを助けようとジョンが大活躍!!
みたいなドラマチック展開になるんでしょうかね~・・・。
でもこういう作品はみんなに見てもらいたいです。
生徒たちの後ろからカメラが追って行く視点なんかはピントがぼやけていてそれがキラキラして見える。
そのキラキラした美しさとぼんやりしたもの(日常)が彼らの青春・不安定な心のようで妙にリアルな感じでした。
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