久々に渋谷に行きました。
どうしても、25年前から20年前にかけて講師をしていた
デザイン学校に行きたくて寄ってみました。
このデザイン学校は、20数年前に新しく建てられたとき、
PRのため建築パースを、描かせてもらいました。
色つきと、モノクロでしたが、
モノクロパースは、今でも、新聞広告で使われています。
この学校は、ちょうど渋谷駅ホームの恵比寿寄りに建っていて、
南側の窓からは、鉄道がずっとスカイラインに伸びているのが見えました。
それを、今回隙間の時間でスケッチをしたいと思ったのですが、
南側の窓の横に、マンションが建設中で全く見えませんでした。
かなりショックでした。
なんせ、20年間暖めてきた風景ですから。
でも、20年都心部が、変わらない方が可笑しいと言えますよね。
わたしが、講師をしていた頃の方々は、もうほとんどいらっしゃらず。
でも、事務局の方がとても良い方でした。
渋谷駅のホーム側のベランダの閉まっているところを
開けて下さいました。
20年ぶりに来て、もう知っている方もいなくて、
突然お伺いしたのにです。
その8階のベランダで、1時間少し風に吹かれながらスケッチをしました。
しみじみ、
「時間がたつのは早いから、いつまでもノンビリ構えて
何事もやり過ごしていたら、もう天国だわ。」と。
どうにか、時間内にスケッチを終了させ、写真に収め、
わたしの20年来の思いは、少し心残りながらも果たしたのでした。