もとdaregaitsdoco.com

成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

SHM-CD

2007-09-28 00:58:46 | ●Weblog
 昨日の夕方は、ビクター新橋ショールームで、ユニバーサル・ミュージックと日本ビクターが共同開発したCDの新方式「SHM-CD=Super High Material CD」の試聴会。ディスク素材が、通常とは違うポリカーボネート樹脂系、これは高透明性の液晶パネル素材だそうだが、これに換えただけでさほどに解像度が滑らかかつ細やかになるものなのか、というのが率直な印象。『ゲッツ/ジルベルト』のジョアンの歌が、スピーカーから迫り出てくる感じがしたのが一事が万事、コルトレーン&ジョニー・ハートマンからも共通して響いてきたのは、SACDとは趣の異なる潤いらしい。ネックになるのは、シングル・タイトルが2800円、2枚組5000円、3枚組7500円。以下、11月21日に発売になるジャズ30タイトルって別に頼まれてやってるわけではありません。しかし、この理屈だとSACDと聴き比べてもまた意味が違うのかな、とか思いつつNHKホールのメセニー・メルドー・カルテットに行くと、19時からノンストップ2時間半の長丁場。気持ちの良い疲労感は、久しぶりのサウナっぽかった。

 『バラード/ジョン・コルトレーン』『ゲッツ/ジルベルト/スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト』『プリーズ・リクエスト/オスカー・ピーターソン』『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』『三月の水/ジョアン・ジルベルト』『至上の愛/ジョン・コルトレーン』『波/アントニオ・カルロス・ジョビン』『アニタ・シングズ・ザ・モスト/アニタ・オデイ』『ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン』『この素晴らしき世界/ルイ・アームストロング』『サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン+1』『ソウル・ボサノヴァ/クインシー・ジヨーンズ』『エラ・アンド・ルイ』『イパネマの娘/アントニオ・カルロス・ジョビン』『ザ・キャット/ジミー・スミス』『ストレート・アヘッド/カウント・ベイシー』『ナウズ・ザ・タイム/チャーリー・パーカー』『ア・デイ・イン・ザ・ライフ/ウェス・モンゴメリー』『クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス』『モントゥルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス』『スタン・ゲッツ・プレイズ+1』『ナイト・ライツ/ジェリー・マリガン』『キャノンボール・アダレイ・クインテット・イン・シカゴ』『アローン/ビル・エヴァンス』『スタディ・イン・ブラウン/クリフォード・ブラウン』『ナイト・トレイン/オスカー・ピーターソン・トリオ』『ライト・アズ・ア・フェザー/チック・コリア&リターン・トゥ・フォーエヴァー』『スタン・ゲッツ&ビル・エヴァンス』『夢のカリフォルニア/ウェス・モンゴメリー』『ジャズ・サンバ/スタン・ゲッツ&チャーリー・バード』。