久々にしみ入る

ルル・オン・ザ・ブリッジを久々に観ました。

といっても2回目です。

1回目はレンタルで、今回はDVD買いました。

ルル・オン・ザ・ブリッジ 価格：￥ 4,935（税込） 発売日：1999-06-17

ポール・オースターならではの偶然が重なるストーリー。正直内容は忘れ去っていました。2回目観たら「なるほど、そういうことだったんだ」と再認識。もう忘れることはないでしょう。でも忘れた方が3回目楽しめるんでしょうけど。

ジャズサックス奏者がライブ中に不審者に撃たれてしまうんです。そこから不思議な話が始まります。初老のミュージシャンと女優を目指す若い女性との不思議な話です。

ただ、話はカフカのような不条理な展開で進んでいきます。しかし、カフカのように重苦しくなく、優しい感じの寓話に仕上がっています。最後は多くの人がやっぱりな。とがっかりすると思います。しかし、この映画においては結論がそれほど重要ではないのでしょう。どんでん返しで驚かせるというものではないです。

ハーヴェイ・カイテルがいいです。ミラ・ソルヴィーノもいいです。この映画で2人の俳優のファンになったのでした。