多摩川サイクリングロードの車窓から

SPD-SLペダル

 先日の川崎マリンエンデューロの直前に、SPD-SLペダルを導入しました。

 レースに際して、自分の鍛錬不足を棚に上げて機材に頼ろうとしたわけですね。
そういう場合にまず思いつくのはホイールのアップグレードですが、既にWH-9000-C24-CLを使っておりまして、
これ以上のホイールとなると20万30万の代物になってしまいます。さすがにそんな高級品はちょっと。

 いろいろ考えた挙句、安価で効果が望めそうなパーツはペダルくらいしかありませんでした。



 今回買ったのはこのペダル。
ロードバイク向けペダルはシマノのSPD-SL以外にもTIME・LOOK・SPEEDPLAYなどがありますが、
何がどう違ってるのかよくわからんので、とりあえずシマノにしとけば堅いだろ、と考えての選択です。



 ペダルとセットでシューズも必要になります。
値段やら機能やらをカタログで見比べましたが、最終的に見た目でこいつにしました。
自転車のカラーリングが白黒+青なので、それにあわせたわけです。
SIDI GENIUS 5も候補だったのですが、お値段の差が決め手になりました。



 SPD-SLを使うなら必須と思われるのがこちら。
これが無くても歩くのに支障は無いですが、クリートがものすごい勢いで削れてしまうらしいです。






 ペダル交換作業中。左側のペダルは今まで使ってきたPD-T780です。
重量を測ってみたところ、片側でPD-T780が195g、PD-6800が125gでした。


 SPDからSPD-SLに交換して効果はあったか?これは明らかにありました。
レースやヒルクライムではかなり踏み込むわけですが、そのときの安定性がだいぶ違います。
平地をのんびり巡航している時は全くといっていいほど違いがわかりませんけど。

 一方で、SPDのクリートは靴底より凹んでいますからそれほど邪魔になりませんが、
SPD-SLのクリートは思いっきり出っ張っているので歩くのにものすごく邪魔です。
その上、歩くとクリートが削れてお財布に優しくありません。
クリートカバーをつければクリートの保護にはなりますけど、歩きにくさには拍車がかかります。
コンビニや食堂に入るくらいならそんなに気になりませんが、神社仏閣見物などをするのはかなりきつそうです。

 また、SPD-SLだと輪行をするのが面倒になります。
自転車を解体・組立する際にクリートが邪魔な上にソールが硬いので作業がしにくい。
それに加えて駅を歩くのが怖いです。クリートカバーつけると滑りやすいですし。
実際、先日の風張峠遠征の際は輪行作業にてこずった挙句、奥多摩駅の階段で滑ってコケそうになりました。

 もうひとつ、SPD-SLはペダルから外すのにかなり力を入れなくてはなりません。
SPDだとかなりあっさり外れるし、コケたりすれば勝手に外れるので安心なのですが、
SPD-SLは何かトラブルがあったときにとっさに外せるかどうか、ちょっと不安ですね。

 ・・・とまあ、SPD-SLの欠点は沢山あります。
でも速く走るためにはSPD-SLのほうが確実に優れているのも確か。
そんなわけで、SPDとSPD-SLのどっちがオススメかはその人のスタイルによるでしょう。
レースやヒルクライムに興味が無く、平地のグルメ・観光ライドが中心だ、
という人にはSPDのほうがメリットがあるかと思います。輪行を多用するならなおさらでしょうね。

 俺に関しては、せっかく両方持ってますので、ライドの性格で使い分けることになりそうです。
もっとも、ペダル交換するのが面倒になってテキトーな運用になる気がしますが。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「ペダル/シューズ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事