写真は、セミナー資料です。
160927、「平成29年度 埼玉県公立高校入試に向けて」セミナーに出席しました。
場所は、埼玉県・さいたま市、浦和コルソ7Fホール。
主催は、塾教材出版社の育伸社。
セミナー講師は、育伸社編集部の今井さんです。
育伸社の公式HPは、↓をクリック。
https://www.ikushin.co.jp/
テーブルのある席に座れるのは、100名ということです。
さらに出席者が増えたようで、周囲にイスだけの席もできていました。
平成29年度、埼玉県公立高校入試は、大きな変更点があります。
特に塾の先生たちは、知りたいことが多いのだと思います。
平成29年度入試、その大きな変更点は・・・。
● 数学と英語が、「学力検査問題」と「学校選択問題」に分かれる
● 社会と理科の検査時間は、40分だったのが50分になる
・・・この2点ですね。
『ブログ・アビット』内に、関連記事は、すでに2つほどあります。
「2017年度 埼玉県公立高校入試の変更点とその対策」セミナーレポ↓
http://blog.goo.ne.jp/kavid060327/e/5f1df9d95df0684664a0822967f52cd7
平成29年度(2017年度)埼玉県公立高校入試 学校選択問題の採用校が決定↓
http://blog.goo.ne.jp/kavid060327/e/04c54f449461131faa2631f3eec48d19
育伸社で、このネタを扱うのは初めてなので・・・。
初めて聞いた人でもわかるように説明してくれました。
ありがたいことです。
埼玉県教育委員会が出している、平成29年度入試問題サンプルは、↓をクリック。
http://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/29nyuushikaizen.html
それでは、セミナーで気になった話を紹介していきますね。
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◆ 数学の入試問題について
● 「学力検査問題(標準問題)」数学のサンプルを見ると、大問1、大問2、大問3の計86点分が、以前よりも解きやすい問題になっている。逆に取りこぼしのないように注意すること。
● 「学力検査問題(標準問題)」数学のサンプルでも、平成28年度まで出題されていた「折り返しの問題」は出題されている。関数の難しい問題がなくなっている。
● 「学校選択問題(発展問題)」数学のサンプルは、大問1の計算が難しくなっている。平成28年度入試までのレベルにはない。私立(中~上位高)の高校入試の計算問題に近い。ただし、平成28年度入試では9問ほどあった計算問題が、4問だけになっている。
● 「学校選択問題(発展問題)」数学のサンプルは、最後の大問4に、整数の記述問題が増えている。この大問4は、(1)と(2)を足掛かりとして、(3)を記述させるような問題になっている。整数が題材でなくても、この形式の出題になる可能性がある。
● 数学のサンプルからすると、「学力検査問題」と「学校選択問題」は、6割前後は共通の問題になる。
◆ 英語の入試問題について
● 「学力検査問題(標準問題)」英語のサンプルは、大問2の短文読解問題がなくなり、大問2は、日本語を英単語にするだけの語彙の問題になっている。時間はかからなくなった。
● 「学校選択問題(発展問題)」英語のサンプルは、「学力検査問題」にあった大問2の語彙の問題がない。そのかわり、長文が平成28年度入試までよりも長くなった。
● 英語のサンプルからすると、「学力検査問題」と「学校選択問題」は、7割少しは共通の問題になる。
◆ 社会・理科の入試問題について
● 検査時間を10分増やして、主要3教科と同じ検査時間の50分になった。思考力、判断力、表現力等の能力をみる問題に対して、受験生がしっかり考えて解答できる時間を確保する狙いがある。学力下位層は、記述する問題が無答のことが多い。
● 大問構成や出題数に大きな変更はないはず。ただ、社会の場合、資料や文章の読み込み量は増加する可能性がある。理科の場合、実験や観察の読み込み量は増加する可能性がある。社会も理科も、記述解答量が増加する可能性がある。
● 社会も理科も、資料を見ただけですぐに答えがわかるものではなく、計算などをしないとわからない問題が出題されるのでは。もしくは、決まった答えがあるわけではなく、自分の考えを書いていくような問題が出題されるのでは。
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気になった話は以上です。
・・・考察は、次回ラストへ☆
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