写真は、101204、中3北辰テスト対策講座です。
私立単願の子どもは、ラストの北辰テストになりましたね。
近年では、ひとつの私立高校の中に・・・。
学力別のコースが、6つあることもめずらしくないです。
北辰で、行きたいコースに見合う偏差値を出したいものですね。
今回は、中2の試験会場が、中3がいつも使う栄東高校です。
中3は初参戦、大宮の駿台予備校が試験会場になりました。
リラックスして、解答できているといいけど・・・。
さて理科は、だいたいいつも通りです。
難易度の高い、計算の「D問題」が3問ありますよ。
その中の1問、「凸レンズ」の計算問題を見てみましょう。
問題「凸レンズと黒い紙との距離が6cmのとき、円の直径は4cmだった。また凸レンズと黒い紙との距離が13.5cmのとき、円の直径は6cmだった。凸レンズの焦点距離は何cmですか」
問題用紙には、図が少し描いてありますが・・・。
写真の通り、自分で明確な図を描く必要がありそうです。
なんだか、数学の問題に近いですね★
図を描ける子どもが、勉強できる子どもという法則ですね。
つまり、図示できることは、想像力があるということです。
国語や英語の読解でも、場面が思い浮かぶ子どもは強いですよ。
この問題の面白いところは、本当に数学の知識を使うところです。
中3数学で勉強する「相似な図形」の知識を使います。
考え方自体は、小6の「図形の拡大図と縮図」でもOKです。
問題文からすると、写真とは別の図の可能性もあるのですが・・・。
それは紹介するだけにしました。
写真の図が正確なものなので、そこから求めていきますよ。
相似な三角形が2つできているのがポイントです。
焦点距離をxcmとします。
「小さい三角形:大きい三角形=小さい三角形:大きい三角形」
三角形のわかる長さを使って、比と比の値の式を作りましょう。
小さい三角形の高さの部分は、(x-6)cm。
大きい三角形の高さの部分は、(13.5-x)cm。
「小さい:大きい=4:6」は、問題文からわかります。
(x-6):(13.5-x)=4:6
(x-6):(13.5-x)=2:3
2(13.5-x)=3(x-6)
27-2x=3x-18
-5x=-45
x=9
焦点距離は「9cm」となります。
やっぱり、数学の問題に近いですよね。
よくこんな問題考えつくなあと。
とても面白い問題ですよね。
理科と社会は、最後まで伸びる教科だと思います。
ほとんどが、「コレ知ってる」か「忘れた(知らない)」かです。
子ども間のレベルの差も、少ないほうだと思います。
つまり、勉強しやすい、オトクな教科と言えます。
普段の授業にて、理科と社会をしっかり勉強すること。
「しっかり」というのは、「覚えるまで」ということですよ。
そして冬休み、過去問を解いて自分の実力を確認しましょう☆