写真は、140206、中3数学の授業です。
埼玉県公立高校入試問題、平成25年度を勉強しています。
今回は、大問4の(2)を説明しています。
前回の記事にて、解説をしていますよ。
↑解答は、この写真をクリックして大きくしてみてください。
さて、この難しい「折り曲げの問題」ですが・・・。
正答率は、いくつだと思いますか?
それは、埼玉県立総合教育センター公式HP↓をクリック。
http://www.center.spec.ed.jp/?page_id=737
平成25年度入試は、48421名の子どもが受験しました。
そこから、1%にあたる484名を抽出して標本にしています。
その484名から、各問題の正答率を見ていきますね。
なんと!
この問題の正答数は、「4」とあります。
正答率は「0.8%」です。
つまり実際の正解は、「約400人」ということですよね。
ただ、記述の問題なので、部分点が出ます。
一部正答数は、それでも「17」です。
部分点を考えても、この問題は「2.3%」しかできていません。
「2.3%」というと、北辰テストで【SS 70】以上の子どもです。
まあ上位生向けに、こんな問題もいるかなあ★
何も書けなかった「無答率」は、68.0%もありますが。
平成25年度入試の数学は・・・。
難易度MAXの問題が3問あります。
その3問の正答数は、いずれも「4」でした。
つまり、平成25年度入試、数学100点満点は・・・。
最大で「約400人」の可能性がありますね。
難易度MAX問題ができれば・・・。
他の問題も、すべてできる可能性が高いですから。
埼玉県公立高校の最上位校は、浦和、浦和一女、大宮です。
どこも、北辰テストで【SS 70】ほどです。
3つの高校の募集人数を見てみましょう。
● 浦和高校 360人
● 浦和第一女子高校 360人
● 大宮高校(普通科) 360人
これだけいれば、数学100点満点も400人くらいは・・・。
そう思ってしまいますよね。
実際は、HP内の折れ線グラフの資料でわかりますが・・・。
数学100点満点は、ほとんどいないように見えます★
上位30%の数学平均点で、「61.5点」となっています。
ちなみに、この3つの最上位校ですが・・・。
数学は、100点近くなくても合格しますよ。
今までの経験と、聞いたことを合わせて考えると。
数学は、60点台~70点台。
他の4教科は90点台でよいと思います。
もちろん、年度によって基準は違うし、ザックリな予想ですが★
子どもの志望する高校や、数学の【SS】によりますが・・・。
「0.8%」しか正解しない問題にこだわらないこと。
できるはずの問題を、確実に解いていくことが必要です。
つまり、自分の学力に合っている公立高校を受験した場合・・・。
不合格になるのは、難しい問題を間違えたからではありません。
できるはずの問題を、落としてしまったからです★
難し過ぎる問題にハマって、時間を使うよりも・・・。
できた問題の見直しに、時間を使ったほうがよいでしょう。
カンタンな問題でも、1問「4点」。
難しい問題でも、多くが1問「5~6点」です。
この2つ、解くための学力には、かなりの差がありますが・・・。
点数には、それほど差はありません。
上位校になればなるほど、数点の差で合格・不合格が決まります。
多くの子どもができるし、ミスもしませんから。
この「4点」が大切になりますよ☆
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