写真は、「高校生の塾代 最高」の新聞記事です。
171224の新聞記事に「高校生の塾代 最高」がありました。
詳しくは、↓をクリック。
https://www.asahi.com/articles/ASKDP5DNKKDPUTIL02V.html
「公立 10万6767円 私立 17万1462円」ともあります。
私が(私だけ?)わからなかったところを解明していきますよ。
Q3「なぜ、公立高校生より、私立高校生のほうが、塾&予備校に行くのか?」
保護者から、公立高校生になった卒塾生の話を聞くと・・・。
学力の高い公立高校生ほど、予備校に通っている感じです。
もう高校1年の頃から、週2回くらいで。
つまり、学力上位層の公立高校生は、勉強についてやる気があります。
学力の高い私立高校生もそうだと思いますが、予備校に行きますね。
公立高校の学力中位層は、高校3年から予備校に行くパターンが多いかと。
上位層だけで比べると、公立と私立、調査ほど差が出ないのでは?
そこがわからなかったのですが、識者に教えてもらいましたよ。
それは、公立と私立・・・。
どちらも、全体からの大学進学への意欲の差だということです。
私立高校生は、もともと大学進学の意欲が大きいです。
だからこそ、私立高校に進学しているわけで。
私が学校説明会に参加している、埼玉県の私立高校で考えると・・・。
学力が高くないと合格しないところのほうが多いですね。
10年前と比べても、偏差値の上がっている私立高校ばかりです。
たとえば、北辰テスト(埼玉県の中学生が受験する模擬テスト)で・・・。
偏差値【SS 60】くらいはないと入れないとか。
そうでなくても、【SS 55】くらいは必要な私立高校が多いですよ。
そんな、やる気のある、できる子どもたちに調査をしたら・・・。
予備校なり、塾(=補習塾)なりに行っていることが多いのかなと。
調査では、私立高校生の通塾率は、43.6%でしたよね。
それに比べて、公立高校はどうでしょうか?
学力は、上から下まで、まんべんなくあるという感じ。
普通科だけでなく、商業科、工業科などの専門学科もあります。
公立高校生の多くが、大学進学を希望しているわけではないのです。
そういう公立高校生に、まんべんなく調査をしたとしたら・・・。
予備校も塾(=補習塾)も行っていない子どもが多いのかも。
そもそも、公立高校生は、部活を頑張りたい子どもも多いでしょう。
高校3年の夏で部活を引退したら・・・。
やっと、どこかの予備校か塾(=補習塾)に入るかもしれませんが。
そんなわけで、学力が低いほうの公立高校生になると・・・。
予備校も塾(=補習塾)も行かないことが多いのかなと。
これが低めの公立高校生の通塾率、35.4%の理由なのだと思います。
ところで、学力の高い公立高校は、高校からの課題も多いと聞きます。
それに加えて、予備校の勉強と模試受験は大変なようです★
なんなら、公立高校の課題に集中しておけばよかったという話も。
学力の高い公立高校生は・・・。
もちろん同じ高校の周囲の子どもも学力が高いです。
だから、放課後に「学び合い」をすると、どこかに通う必要はないかも。
私立高校のように、毎日7~8時間目まで授業ということもありません。
放課後に先生をつかまえて、教えてもらえばいいのです。
やる気のある子どもは、高校の先生も歓迎することでしょう。
これでうまくいっていれば、当分、予備校&塾要らずかも・・・。
この調査でわかったことは・・・。
「私立高校は公立よりも高いけれど、予備校に通うことを考えたら、結局かかる費用は同じだって」
・・・この保護者の言葉は、アテにならないことが多いかもということです。
私立高校に通って、さらに予備校か塾(=補習塾)にもと。
それが私立高校生の通塾率、43.6%という高い割合に表れています。
私が思っていた以上に、私立高校生は勉強熱心でした。
新聞記事のラストには、ベネッセ教育総合研究所の副所長の話があります。
「恵まれた層が教育費をより使うようになり、格差が拡大する可能性がある」
まあ、現状はそうなのかもしれません。
でも、今はインターネットがありますからね。
無料の授業動画や、有料でも高額でない授業動画があります。
「恵まれた層」でなくても、やる気があるなら勉強はできそうです。
公立高校生も私立高校生も・・・。
自分に合った勉強方法を選択してほしいです☆
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