写真は、セミナーで使った資料です。
170118、「2017年度 埼玉県公立高校入試分析セミナー」に出席しました。
場所は、埼玉県・大宮ソニックシティ。
主催は、教材会社のEducational Network。
参加人数は、100名くらいだったでしょうか。
Educational Networkの公式HPは、↓をクリック。
http://www.edu-network.jp/
いつも、高校入試問題について・・・。
かなり細かい分析をして、セミナーを開催してくれています。
主に塾で働いている人だと思いますが、参加者も多いですね。
埼玉県公立高校入試は、今回の平成29年度(2017年度)から・・・。
大きな変更点がありますよね。
それは、大きく2点です。
● 数学、英語において、学力検査問題(標準)と学校選択問題(応用)の2レベル作る
● 社会、理科の検査時間を40分から50分に変更
そのことから、考えられる対策。
また、他県の高校入試問題と比べたときの傾向。
このようなことを詳しく話してもらえました。
まず数学について、特に気になるところを、お伝えします。
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● 埼玉県公立高校入試問題は、数学と理科が先進的。指導要領が変わると、素早くその内容が出題される。
● 今の中2はセンター試験がなくなる。色々な県で、高校入試を変えていこうという動きがある。
● 平成29年度(2017年度)埼玉県公立高校入試の数学と英語は、今回、埼玉県が出したサンプル問題と大きく差がないレベル、大きく差がない傾向のものが出題されるだろう。
● 昔の埼玉県公立高校入試の数学は、普通の子どもも、できる子どもも同じような点数だった。難しいので、ある一定の点数までしか取れなかった。ある年は、80点以上が0.4%しかいないなど。
● 平成29年度(2017年度)からの数学は、キッチリ勉強した子どもが点を取れる。浦和高校(偏差値【SS 70】)に合格するなら、90点以上取れる感じになるだろう。努力が報われる入試になる。逆に言うと、努力しないと点数が取れない入試になる。昔の数学は、「勉強しても、どうせ取れない」というあきらめ感があった。
● 数学(学力検査問題)は、大問1と大問2で、合計66点もある。最後の「折り曲げ問題」ができなくても、点数は取れる。
● 数学は、正答率1%を切るような難問は、出題されないような流れになるだろう。
● 数学(学力検査問題)は、求積問題を勉強しておくこと。大問2の独立小問について。円柱、円すい、おうぎ形など。円が絡む立体だと、できないことが多い。
● 数学(学力検査問題)の大問3は、埼玉らしい骨のある問題。補助線などに気がつけばいいが、気がつかないと時間を使ってしまう。手が出ないと思ったら飛ばして、ドンドン先へ行くこと。
● 数学の学力検査問題のほうでは、ラストの「折り曲げの問題」の計算は捨ててもいいのでは。大勢の子どもができないので。他の問題ができればよい。
● 「資料の分析と活用」は、用語の意味と使い方を覚え直しておくこと。メジアン、モード、階級値と言われたときに、何かがわかるか?
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やはりというか、数学がイチバン語る内容が多かったですね。
数学は以前と変化していて・・・。
その変化は、わかりやすいものとなっています。
学校選択問題(応用)といっても・・・。
数年前の数学よりは簡単になっていますよ。
だから、その分点数を取らなくてはいけなくなりましたが★
小学生や中1くらいから・・・。
学校以外でも、一生懸命に算数・数学を勉強している子ども。
そして、その学校以外で勉強した内容が身についている子ども。
それなら、平成29年度(2017年度)入試の数学は・・・。
けっこう点数が取れるような気がします☆
・・・次回ラストは、数学以外の教科で気になるところを紹介します。
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