◆◇◆『中学生の「やる気」は親しだい!』谷あゆみ〔たに・あゆみ〕著(PHP)より◆◇◆
子どもの立場にたって、子どもの気持ちを察してみたことがあるか?
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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②指示命令をしない
子どもに伝えたいことがあるときは、「提案」「リクエスト」をする。
提案とは・・・。
「○○しなさい!」でなく、「○○するのはどう?」という感じで。
子どもの選択力や決断力を養い・・・。
結果に対する責任をもたせることができる。
リクエストとは・・・。
「○○しなさい!」でなく、「○○してほしい」という感じで。
子どもは、上から目線で言われている感じがしない。
親子が上下関係でなく・・・。
同じ立ち位置で、一対一の関係で向きあっているようになる。
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「心理的リアクタンス理論」を知っていますか?
社会心理学のひとつです。
ブレーム(Brehm, J.W.)という社会心理学者が提唱しました。
リアクタンス理論は、次のように考えます。
人は、選択の自由がほしいものです。
それなのに人から強制されると、選択の自由がなくなり気分が悪くなります。
そうすると、その選択の自由を回復したくなります(リアクタンスが生じる)。
たとえば、宿題をしていない子どもに、「宿題しなさい!」と言います。
子どものほうは、本当にやろうと思っていたか・・・。
それとも、やろうと思っていなかったか、どちらかです。
でも、どちらにしてもこう思ってしまうのです。
「今やろうと思っていたのに、やる気なくした~」と★
「自分で選択して宿題をやろうと思った」という考え・・・。
それを、侵害されたと思うのでしょうね。
本当は、宿題をしようと思っていなかった子どもも含めて・・・。
「リクエスト」の「○○したらどう?」。
「依頼」の「○○してほしい」。
これらを上手に使いたいですね。
もしくは、ルールを決めることです。
● 宿題は土日にやる
● 宿題は何曜日の何時からやる
● 宿題をやったらゲームをする
● 宿題をやったらテレビを見る
● 宿題をやったらお風呂に入る
● 宿題をやったら夕食にする
そして、それを守らせるのが大人の仕事になります。
さらには、宿題をしたのかどうか、確認するのも。
何にせよ、大人のよりよい対応が必要になりますね☆
「人に自分の意見を押し付けようとするのは、そもそも間違いだといえる。暗示を与えて、結論は相手に出させるほうが、よほど利口だ」
(デール・カーネギー Dale Carnegie アメリカの実業家、作家、ビジネスセミナー講師)
・・・次回へ続く。
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中学生の「やる気」は親しだい!―子どもを信じて見守る | |
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