写真は、埼玉県・所沢市、西武ドームです。
140810、西武ドーム、新日本プロレス(新日)に参戦しました。
新日本プロレスの公式HPは、↓をクリック。
http://www.njpw.co.jp/
広い、暑い、決勝戦のカードも寸前でないと決まらない。
新日はなぜ、そんな西武ドームで興行を行なおうというのか?
理由は、3つほど考えられます。
● 現状維持は後退になるから
● 「権威効果」を使えるから
● 広告宣伝費の回収をしたいから
・・・この3つを少し詳しく見ていきましょう。
ひとつ目は「現状維持は後退になるから」です。
例年通りで、「観客が10000人来てくれるからいいや」と。
両国国技館で、ずっと会場を変えない場合です。
これでは、発展がないかもしれません。
同じでいいということは、創意工夫も出にくいですよね。
いつかは、マンネリや手抜きのようなものが出るかも。
そうすると、お客さんが離れていくかもしれません。
その結果、現状維持すら難しくなっていくということです★
「昨年よりも、少し変化させよう。規模も広げよう」
そう考えて行動を起こせば、発展していくかもしれません。
企業や団体の方針としては、よいものだと思います。
↑写真は、西武ドームです。
2つ目は、「『権威効果』を使えるから」です。
「権威効果」を知っていますか?
たとえば、本の帯に「○○教授も推薦!」のように・・・。
権威のある人に登場してもらって、自分の説得力を上げるような。
「虎の威を借る狐」という、ことわざもありますよね。
『広告宣伝心理学』酒井とし夫・著(日本能率協会マネジメントセンター)を読みました。
「権威効果」について、少し見てみましょう。
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人は一般的に「特定の分野や対象においての第一人者や専門家、権威者の言うことを信じやすいという性質を持っている」という理論が心理学にはあります。
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引用は、以上です。
今回の「権威」は、誰だったのか?
私は、『週刊プロレス』で読んだ気がするのですが・・・。
「権威」は、「ももいろクローバーZ(ももクロ)」です。
ももいろクローバーZの公式HPは、↓をクリック。
http://www.momoclo.net/
「あの大人気の『ももクロ』が、コンサートをやっている会場」
西武ドームには、そんな印象が強いということなのです。
たしかに、その会場なら「流行っている感」が出せそうですよね。
↑写真は、西武ドームです。
3つ目は、「広告宣伝費の回収をしたいから」です。
新日は、2012年から親会社がブシロードになりました。
それからは、ブシロードの商品も含めて・・・。
プロレスの広告宣伝を多くしてくれるようになりました。
ブシロードの公式HPは、↓をクリック。
http://bushiroad.com/
● カードゲームに新日の選手が登場する
● 山手線の電車に、選手の顔写真を張り付ける
● 選手個人も含めて、ネットやメディアを活用する
これをすると、単純にお客さんの目に多く触れますよね。
さらに、「流行っている感」を作り出すこともできます。
でも、それだけ会社の資金がかかっているということです★
やはり、かかった資金以上のものを回収したいですよね。
両国国技館のままでは、興行での回収は変わりませんから・・・。
キャパ3倍の西武ドームで興行をしようとなったかと思います。
私が、勝手に言っているだけのことですが・・・。
3つ目は、一気に現実的になってしまいましたね★
でも、ビジネスとしては当然のことだと思いますよ。
『週刊プロレス(NO.1752)』に・・・。
ブシロードの木谷高明社長のインタビューが載っていました。
引き継いだときの年商約10億が、今期約23億になったそうです。
その勢いで、西武ドーム使用を決めたこともありそうですね。
さて、西武ドームの初使用は吉と出たか、凶と出たか?
・・・それは、次回で。
↑グッズ売り場には、長い列ができていました。
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