◆◇◆『たった3つのクセを直せば人生がうまくいく』本田直之(ほんだ・なおゆき)著(中経出版)より◆◇◆
いろいろやったけど、なんかうまくいかないあなたへ。
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
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③能力がないという言い訳思考を変える
「能力の不足」を言い訳にすることも、わるい思考です。
口グセとしては、「私にはできません」という言葉。
それをする能力が自分には備わっていない、というのと同じ意味です。
私はさまざまな分野で活躍し、成功を収めている人たちを知っています。
そんな人たちに共通している考え方に、「自分には才能がないから、努力した」というものがあります。
中には、自他ともに認める才能を持った人、たとえばイチローのような人――もいますが、ほとんどが自分には能力がないことを認めたうえで、足りない部分を補うための努力をしています。
サッカー日本代表である中村俊輔選手も、「足りないものがわかれば、それを埋めることを考えればいい。何もわからないより、よっぽど素晴らしい」と自著で語っています。
能力の不足は当然のことであり、むしろ、成功を収める不可欠な条件といえるもの。
「どうすればいいんだろう?」と、その不足をカバーするために工夫行動をすることで、才能やセンスといったものは、身についてくるのです。
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アビット新白岡校では、毎週「確認テスト」を行います。
合格点は、原則70点としています。
もちろん、間違えた30点分は、個別に直しをして終了です。
宿題をやってきて、その内容がある程度身についていれば合格します。
合格しない場合は再テストになりますが、落ち込むことはありません。
弱点が見つかって、それを克服できることを喜ぶことです。
自分のできなかったところが、できるようになる。
その繰り返しで、学力は伸びていきます。
定期保護者面談のとき、ある保護者の方に言われたことがあります。
「確認テストは、合格できなくてもかまわない。むしろ、そのくらい難しいものをやってもらったほうがいい」
私は、「ああ、いい考え方だなあ」と思いましたね。
もちろん、「勉強のやり方」を守って・・・。
しっかり勉強してきた上でのことですが。
その上で、できない問題があれば・・・。
まだ自分にとって難しい、覚えていないところなのでしょう。
それが見つかれば、学力を伸ばすチャンス到来ですね☆
「僕は自分の苦手なところを、自分の伸びしろだと思うことにしています」
(長友佑都〔ながとも・ゆうと〕 サッカー日本代表)
・・・次回へ続く。
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