130122、「埼玉県高校入試講演会」に出席しました。
2013年度入試で気になった話、7つを紹介しています。
今回のラストは、残りの3つを紹介します。
◆ 公立高校で、北辰テスト偏差値【SS】ごとの希望状況は?
2012年度入試と比べると・・・。
【SS 65】以上の公立高校は、特に増えている。
【SS 50】~【SS 64】の公立高校は、増えている。
【SS 45】~【SS 49】の公立高校は、減っているが、それほど変わらない。
【SS 45】未満の公立高校も、減っているが、それほど変わらない。
ただし、【SS 45】未満の公立高校は、志望者が減ったが・・・。
募集定員も減らしているため、倍率は2012年度より上がっている。
「公立志向」というのは、学力中位以上の公立高校の人気だ。
◆ 埼玉県私立高校の人気校は?
2013年度と2012年度の人気校ベスト10が出ています。
2013年度は・・・。
● 1位 花咲徳栄
● 2位 埼玉栄
● 2位 早稲田大学本庄(同順位)
● 4位 本庄第一
● 5位 星野
2012年度は・・・。
● 1位 浦和学院
● 2位 本庄第一
● 3位 花咲徳栄
● 4位 昌平
● 5位 埼玉栄
ところで、2012年度の4位である昌平高校は・・・。
2013年度だと、ベスト10にも入っていない。
これはなぜか?
学力的に一番下のコースである「総合進学コース」を募集停止。
新たに、学力的に上の「特進アスリートコース」を新設したため。
学力下位層が、受験できなくなったためと考えられる。
昌平全体で、上位の私立高校を目指しているとも言える。
在校生が多すぎるので、少し減らしているとも考えられる。
他の私立高校の人気校は、2012年度とあまり変わっていない。
◆ 2013年度、偏差値【SS】別で、実際の受験生はどう動くか?
2012年度は、第2回目の志願先変更で変わった印象がある。
【SS 65】以上は、変更で減ったが、それほど変わっていない。
これは「浦和高校でなければ、公立は行かない。私立でいい」
そんな上位層がいるためだと考えられる。
【SS 55】~【SS 64】は、変更で減っている。
倍率を見て慎重になり、安全圏の高校に変更している。
【SS 50】~【SS 54】は、変更で減ったが、それほど変わっていない。
【SS 45】~【SS 49】は、変更でも、それほど変わっていない。
【SS 45】未満は、変更で増えている。
公立高校は、「受かるところ」へシフトしていく傾向がある。
2013年度入試も、これに近い動きをするのではないか。
仮に、2012年度と同様の動きだとすると。
2013年度入試、【SS】別、想定志願倍率は・・・。
● 【SS 65】以上 1.49倍
● 【SS 60】~【SS 64】 1.30倍
● 【SS 55】~【SS 59】 1.17倍
● 【SS 50】~【SS 54】 1.18倍
● 【SS 45】~【SS 49】 1.07倍
● 【SS 45】未満 1.06倍
気になった話7つは、以上で終了です。
130122時点での最新の考え方、予想が聞けて勉強になりました☆
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