写真は、110831、小6算数の授業です。
2011年度、夏休みラストの授業ですよ。
「速さ・時間・距離」=「はじき」の文章題を勉強しています。
写真の左は「出会い」の「はじき」文章題。
写真の右は「往復」の「はじき」文章題です。
文章題は、線分図をかきながら考えることが、ほとんどですね。
この日の勉強範囲は、2ページです。
この2ページで一番長い文章の問題を、教室で勉強しましたよ。
それは、下の「出会い」の問題です。
問題「駅からアキコさんの家までの道のりは1560mです。アキコさんは駅から家に電話をかけて、お母さんに途中まで迎えに来てもらうことにしました。アキコさんは駅を午後6時45分に出発し、分速90mの速さで歩いたところ、午後6時57分にお母さんと出会いました。そのまま2人は家に向って、分速60mの速さで歩いて帰りました。2人は、午後何時何分に家に着きましたか」
ど~ですか、この長さ★
まず、この長い文章を読むという行動が必要ですね。
さらに、この長い文章を理解するということも。
アタマの中の「ビジュアル想像力」だけでは、難しいですよね。
私は難しいです・・・★
そこで、わかる情報を線分図に書き込んでいきましょう。
目で見てわかりやすい、ということが大切です。
ザックリ方向性を考えて、わかる数字から計算していけば・・・。
なんとか、わからない答えにつながるものです。
なんとなく、角度の問題と似ているかもしれません。
線分図を見ると、2人が会ってからの歩いた時間がわかりません。
速さは出ているので、距離が必要ですね。
そうすれば、「時間=距離/速さ」で、時間が出ます。
だから、「2人が会ってからの歩いた時間」を出すこと。
これが、ザックリした方向性です。
①駅から出会うまでの距離
駅を出発したのが午後6時45分。
2人が出会ったのが午後6時57分なので・・・。
駅から出会うまでの時間は、12分だとわかります。
速さは出ていて、分速90mです。
「距離=速さ×時間」の式になります。
90×12=1080(m)
②出会ってから家までの距離
家から駅までの距離は、1560mと出ています。
上の式から、駅から出会うまでの距離は、1080mと出ました。
これなら、出会ってから家までの距離が出ますね。
1560-1080=480(m)
③出会ってから家までの時間
2人の速さは、分速60mと出ています。
上の式から、出会ってから家までの距離は480mと出ました。
「時間=距離/速さ」の式になります。
480÷60=8(分)
④ラスト、何時何分を出す
出会ったのが午後6時57分と出ています。
上の式から、そこから8分後に家に着いたことがわかりますね。
午後6時57分+8分=午後7時5分
答えは「午後7時5分」です。
「わかんない」と思っても、まず線分図です。
そして、わかる情報を書き込んでいくこと。
そこから、何かわかってくるかもしれませんからね☆
---------------------------------------------------------------------