ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

5段階で「3」では、なぜ低いのか?(3)

2009-10-10 | 勉強コラム

前回までで、最近の中学校の成績のつき方がわかりましたね。

まあ、先生もイロイロ、教科もイロイロ、人生イロイロですから★
すべてが前回の通りではありませんよ。
あくまで、ザックリということで見てくださいね。

細かく言うと、主要5教科と、技能教科では違います。
提出物や、授業態度などもあるでしょうね。
まあ、「先生の主観が入りやすい」点は変わりませんが★

さて、絶対評価と相対評価の特徴を比べてみましょう。
どちらにも一長一短ありますよ。
あとは、人それぞれの考え方になりますね。

相対評価

長所:学校の中で、自分の位置がわかる
短所:自分なりによい点を取っても、成績は変わらない(他人もよいので)

絶対評価

長所:よい点を取れば、成績はよくなる
短所:よいと思っても、実際の学力がわかりにくい(他人もよいので)

代表的なものが、以上のようなことでしょう。
今現在は、絶対評価なわけですから・・・。
今現在は、絶対評価に賛成な人が多いのでしょう。

反対なのは、高校の先生たちに多いかもしれません。
特に、学力上位の私立高校の先生たち。
あまり、学校の調査書(内申点)を重要視していませんからね。

私立高校の先生は、埼玉県全域で行っている模擬会場テスト・・・。
「北辰会場テスト」の偏差値【SS】を重要視していますね。
学力だけなら、こちらで選んだほうが信憑性は高いです。

理由は、学校の内申点と、実際の学力にズレがあるから。
「オール5に近い生徒でも、北辰テストのSSは63くらいの場合がある」
・・・そんな最上位私立高校の先生の言葉を聞いたことがあります。

オール5なら、本来の偏差値はどのくらいがあるといいか?
SS70くらいあっていいということですね。
本来の学力を知りたい場合、学校の絶対評価はアテになりません。

さらに、2009年度のある私立高校説明会でも、衝撃的な話が!
「埼玉県内の8割の中3が、オール3以上ということで・・・」
え~! そんなに多いのですか★(裏付けはありませんが)

ザックリ考えるとですが・・・。
学力下位2割の子どもにしか「2」がつかないとも言えます。
それだったら、5段階で「3」なんて価値が薄れますよね。

そんなわけで、絶対評価ですが・・・。
あくまで、自分の中学校の中だけの評価です。
その子どもの学力にもよりますが、それだけで安心しないように。

それでは、どうすればよいのか?
中1、中2でも、北辰テストなどを受験してみるとよいと思います。
そして、客観的な「埼玉県の中の実力」をつかみましょう。

そこから「高校入試」に向けて、なにか見えてくることでしょう☆

・・・次回ラスト。

コメント
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