五箇山のもり

五箇山の豊かな自然・文化を桂湖ビジターセンターより紹介

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ついに初雪

2011年11月21日 | 日記
ついに桂湖にも来ましたよ。雪~。初雪です。

朝ビジターセンターに向かいながら、
だいぶ下の方まで雪がきてるなぁと
山を見ながら運転。

打越トンネルをこえると、







こんな感じです。

やっぱり打越トンネルは、
雨にしても、霧にしても、
いつも境になる所なんです。

気温は1℃。
朝から降り続いて・・







うっす~ら積もってます。

家に帰ったら下は雨だったようで。

ここのところの雨で、二か所だった雨漏りが、
さらに二か所プラスされて四か所に・・・

ボールやお皿大活躍!
今日はボールにタオルを入れて
しずくが飛び跳ねないように改良してみました。

2011年雨漏りするマイハウスなんて、
かなりレアな暮らしです。



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茅葺きワークショップ

2011年11月20日 | 日記
今日は先月の茅刈り体験ワークショップに引き続き、
茅葺きワークショップに参加してきました。

今回は茅葺きのセミプロの方たちの参加もあり、
総勢50名程という大人数での開催でした。

五箇山合掌の里の茅葺き体験施設で
富山県西部森林組合五箇山支所の茅葺き職人の方たちが
講師をしてくださりました。



こんな間近で茅葺きの屋根を見て、
実際に葺くことができるなんて、
五箇山ならではの体験施設です。

まずは合掌造りの骨組みを緊結している“ネソ(マンサクの若木)”を
縄のようにするネソねりを教わりました。

ネソと呼ばれるのはマンサクの木。
マンサク(満作)は
花をたくさんつけるので「満咲く」、
早春に咲くので「まず咲く」ことが名前の由来。

マンサクはとてもよくたわむ弾力のある木なので、
少しずつ曲げていけば折れません。



少しずつ足で押えながら・・・
みるみるしなっていきます。





曲げた部分に象の鼻のようなシワが入るといいようです。

そしてこれをねじっていきます。



最初の方は枝が細いので簡単にねじれますが、
だんだん太くなってくるので、なかなか力が必要です。



これを叩いていくと、強い縄のようになります。

そしてこれを使って骨組みを結束していきます。



枝の太い部分を軸にして、締めていきます。



そうするとみるみる締まっていき、しっかり固定されます。
このネソが乾燥すると縮んで、さらに強く締まるそうです。



そしてネソの端を縄で結んでとめます。
ツノ結びという結び方で、雪囲いもこの結び方だそうです。

まだ家の雪囲いが終わっていないので、
これは覚えるしかないでしょう。
教えてもらいながら何回も、練習しておきました。

職人さんはさらっとやってしまいますが、
縄の結び方一つにしてもそう簡単にはいきません。



次はいよいよ茅葺き体験です。





セミプロの方たちは難易度の高い、
屋根の妻の部分、ハフを葺いていました。
このハフの隅のハフジリは軒の角度をつける基準となり、
屋根の厚みを決めるとても重要で難しい所だそうです。

この場所は一人前の職人さんしかやらせてもらえないとか。

私たちは屋根面のヒラを葺いていきました。



長い木の棒に縄を通して、
針と糸で縫うように、カヤを縫っていきます。
内側にいる人との連携プレー。

そして茅を押さえるヌイボクに縄を結びます。
ヌイボクも同じマンサクですが使う部位で呼び方がかわるようです。



ヌイボクに結んだ縄をしっかり締めるために、
縄を引っ張りながら、叩いていきます。



この作業を繰り返しあの美しい合掌屋根になるわけです。

本当に合掌づくりは昔の人の知恵のかたまりです。

屋根の骨組みを固定するネソにしても、
しなやかで、丈夫なマンサクの性質がいかされています。

合掌屋根を支えるマンサクの強さにも驚きですが、
自然の素材を知り尽くし、
それを使いこなす昔の人たちの技術は感動ものです。

自然にあるものを使って、
人間の力で一つ一つ作り上げていく。
当たり前のことかもしれないけれど、
今の時代にはとても貴重なことです。

自然と共に生きてきた証です。

今日体験したのはほんの一部分ですが、
まだまだ知恵や工夫がたくさん
つまっている合掌づくりなんでしょうね。

そして今もこの技術を伝え、
守り続ける亀清さんをはじめ、
若い職人の方たちを尊敬します。

やっぱり職人さんはかっこいいです!
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自然とつながる暮らし

2011年11月19日 | 日記
今日はちょっと遠出をして、美濃市に行ってきました。
岐阜県立森林文化アカデミーで行われた、
パーマカルチャーの講演会&ワークショップに参加するためです。



今日は安曇野のシャロムヒュッテの臼井さんによる講演でした。

私も何度かお邪魔したことがありますが、
とてもステキなコミュニティーです。

これはほとんど個人的に行きたかったからなのですが。
五箇山で暮らしはじめて二カ月、
昔、日本のチベットと呼ばれたこの土地の暮らしは、
パーマカルチャーの考え方に通じるものがあると思えたからです。

パーマカルチャーとは持続可能な農的くらし。

パーマネント(永久な)とアグリカルチャー(農業)、
カルチャー(文化)を組み合わせた造語です。

・自然に則した暮らし方
・徹底した地産地消
・欲張らない、足るを知る
・分かち合うこと、助け合うこと
・参加型のコミュニティー

これって全然新しいことではなく、
昔の人たちの暮らしそのもののように思えます。

豪雪地帯であるこの五箇山。
自然に逆らうことなく、この雪深い土地で、
知恵をしぼり、工夫を重ね暮らしてきました。

外とは閉ざされた厳しい環境の中、
自分たちで作物を育て、保存し、
その範囲内で慎ましく暮らし、
結いの精神で分かち会い、助け合い生きてきました。

競争ではなく、協力する生き方。

この五箇山にきて、
新しいエコツアーなどのプログラムづくりに
取り組んでいるわけですが、

やはり軸となるものは、
この五箇山の暮らしの中から生まれた知恵や工夫、
習慣や文化、結いの生き方などを伝えることに
尽きるのではないかと改めて思いました。

それがこれから持続可能な暮らし、
自然とつながる心地よい暮らし、
幸せにつながるはずだと・・。

ちょっと長い文章がつづきましたが。

今日はペール缶でぬかくど作りワークショップもしてきました。

廃棄物のペール缶とトマト缶を使って、全自動でご飯が炊けちゃうかまどなんです!
燃料はこれまた産業廃棄物として処分されてしまうお米の籾殻を利用!



ペール缶の真ん中にトマト缶を置いて、
そのまわりに籾殻を入れて、
杉っ葉に火をつけて、釜をおいて、
15分ほどで炊きあがり。





とっても簡単においしいご飯が炊けます。



おいしいおかずとともに、
みんなとワイワイ幸せなランチ。

一人で行ったのですがとっても心地よい空間でした。



かなり苦労して作ったマイぬかくど。
お外でぬかくどご飯しましょう~。


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まだまだあります五箇山の宝物

2011年11月18日 | 日記
今日は五箇山荘さんにお邪魔してきました。
来年の1月に五箇山で行われる、
エコツアーガイド養成講習会の会場として
使わせていただくための打ち合わせに伺いました。



とてもきれいな施設で
講義ができる立派な会議室や
交流会のための大広間など
たくさんの人たちに集まっていただくには
ピッタリのお宿さんです。
もちろん温泉もあります。






そして前々から気になっていた、
五箇山荘さんの裏山の森林浴コース。

今はほとんど使われていないそうですが、
帰りに少しだけ歩いてきました。



舗装道路を少し歩くと、森への入り口。



杉林を抜けると、ブナやトチの木など
かなりの大木が並んでいます。









歩き始めてほんの十分ほどでこのような
潤った落ち着きのある森を味わえます。

ちょっと早起きして、静かな森をゆっくりと散策。
宿泊していただいたお客さんに、
そんな贅沢なひとときを過ごしていただけたら。

まずはスタッフの方たちと一緒に歩けたらなぁと。

いやぁ~こんな所にも豊かな森がありました。
まだまだ五箇山ステキな宝物が眠っています!

その後城端まで降りて。
「じょうはな織館」へ立ち寄りました。

江戸時代から城端では五箇山などで養蚕された繭から
生糸を取り出し、質の良い絹織物を生産していました。

合掌づくりと言えば蚕。
昔の合掌づくりでは必ず蚕が飼われていました。

ということで城端と五箇山はとても深いつながりがあるんです。

こちらでは伝統を引き継ぐ機織りの工房見学や
実際に体験することもできます。





そしてここで販売されている商品は、
スタッフの方たちの手によってこの工房で
一つ一つ手作りされています。

食べ物にしても何にしても、
作り手が見えるということはとても安心です。

モノであふれて、使い捨ての世の中。
自分の本当に気に入ったものを長く使い続ける。
そんな暮らしが大切です。



ずっと探していた名刺入れやっと見つかりました。
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昔を思う

2011年11月16日 | 日記
「お昼過ぎから山行くよ」とお誘いの電話。
もちろんご一緒しま~す。

今日は桂湖対岸の岐阜県側の山です。
桂湖の下の境川ダムの登山道から出発。

そう桂湖というのは、境川ダムによって生まれた人工の湖なんです。
そしてこの境川・桂湖が岐阜県と富山県の境になります。



岐阜県と富山県をまたぐことができるレアな橋です。

この橋を渡って登っていきます。
登り始めはススキに覆われているので、かき分けながら、
急な坂を登っていきます。



そう言えば。今日、山にはうっすらと雪!
昨日の天気予報通り、初冠雪です!



富山県と岐阜県にまたがる人形山にもちょっとだけ雪が見えます。
標高は1726m。
山腹には2人の幼子が手をつないで踊っているかのような、
残雪による人形(雪形)が現れることから人形山と呼ばれています。
まんが日本昔ばなしでも「人形山」のお話があるらしいです。

そしてひたすら登っていくと、



ありましたありました・・・なめこ!
今日の目的はきのこでもあります。
それにしても見るからにおいしそう。





かなりのナラの大木がカシノナガキクイムシにやられて、
枯れているので、そこにきのこがビッシ~リ。

あんなに高い所にも・・・。
でもちょっと遅い感じ。あれはもう食べられなさそう。

この時点で3時近く。
戻るのも何なので、5時までには下れそうなので、
尾上峠へ抜けることにしました。

すっかり葉っぱは落ちていますが、
この森も、ブナやナラ、クロモジにマンサクなどなど
紅葉も楽しめ、とってもステキな時間が過ごせる森です。

途中オゾウゾ山への分岐点。
時間があれば登りたいところですが、
なんせ日没が迫っているので足早に先へ進みます。



対岸が望める場所。
下の方に小さくビジターセンターが見えます。
そしてうっすら雪をまとった大笠山(1821m)も
真正面の奥に見えます。

今見ている景色は富山県。
今立っている場所は岐阜県。
そして昔の飛騨加須良集落があった場所。

その飛騨加須良集落と助け合いながら暮らしてきた桂集落は
今は桂湖の下に沈んでいます。

県は違っても、協力しながら生活を営み、
お互いがなくてはならない存在であった二つの集落。

今は姿を消してしまいましたが、
ここから望む山の姿は今も変わらずにあるわけで。

昔の人も同じ山の姿を見て、
いろいろなことを感じていたはずです。

今この二つの集落をつないで、伝えるためにも、
この場所はとても大切な場所。

この道を歩いて昔の人たちの思いや暮らしを感じる。

自然だけでなく、そこに暮らしてきた人々を思うことができたら、
とってもステキなことです。

日没間近、何とかビジターセンターに辿り着くことができました。
今日のきのこたちはみんなでお鍋にしていただきました。
自然に感謝。
ごちそうさまでした。
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