アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

携帯電話料金引き下げについて

2020-10-29 14:21:42 | スマホ

新首相が誕生し、ようやく国会も再開したが、なかなか個人的にはスッキリしないニュースを聞いている

 

 学術会議の云々という話は各位のよって立つ位置によって評価が変わるだろうから、この記事で取り上げることはしないが、逆にこれはどうなの? と思うことを取り上げたい。

 それは「携帯料金を引き下げる」という所信表明にも掲げた政策だ。おそらく、ほとんどの国民がこの方針については反対しないだろうと思うが・・・

 

 小生が言いたいのは、これって政策なの? ということだ。総務大臣などは外国と比べてどうのこうの・・・と声高に叫んでいるし、首相もまた・・・だが。

 少なくとも、携帯に関しては、基地局をはじめとしたインフラ整備、特に日本のように山間部が多く、くまなく電波をいきわたらせるための必要なコストは単純に諸外国と比べられないはず。

 

 ところが、諸外国より高いのはけしからん、もっと安くしろ! というのは、平たくいえば、「携帯会社は利益を減らせ」と言っているわけで、政策というより恫喝ではないかって。

 本筋の政策というならば、携帯料金などが苦にならぬように所得を上げるのが政策ではないのかって・・・

 

 新政権になって、携帯が安くなっていいよね・・・なんてホイホイ支持するのなら、その裏で給料カットに泣く携帯会社の社員が出ていることを思い出すべしと

 少なくとも「電気やガスなどの料金を安くしろ」なんてことは聞いたことがないのに・・・だ。ましてや、携帯会社は民間企業なのだからして・・・

 

 また、MNPが進まないことが自由競争の妨げの主因で、それは物理sIMのやり取りが煩雑だからだ、としてeSIMの推進を促している。では聞きたい、現在eSIMに対応している端末は日本にどれだけあるかと。

 小生も使っているRAKUTEN Miniや新しい世代のiPhoneなど数種類にとどまっている。eSIMを普及させるには、これらの新しい端末をもつことがマストなのだ

 

 さらには、そもそも契約プランでeSIMを扱っているのは楽天モバイルとiijだけだろうって・・・

 

 っていうか、これまで何度もMNPを繰り返している小生から見れば、MNPの障壁となっているのは、物理SIMではなく、各会社の引き留め工作の方だ。

 ホームページでもなかなかMNPのサイトが見つけられず、さらにそのサイトでもなんやかんやとMNPをするとこんなデメリットがありますよと書かれていたり・・・

 

 さらには、webで完結できず、電話がマストだったりして、そこでも引き留めの工作があったり・・・で、多くの人が挫折するだろうと。

 小生の場合は、キャリアを離れて長いが、格安SIMの会社では比較的手続きはしやすくできているように思う。実のところ、MNPの手続きを申込みすれば、後のやりとりは物理SIMでもたいして煩雑ではない。

 

 先日の記事で紹介した楽天モバイルのMNPの楽さは他の会社、特にキャリアはまねしてほしいものだ

 健全な競争によって料金が引き下げられるのは歓迎すべきだが、少なくとも政府の方針に従って・・・というのは健全とは思えない小生である。

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2 コメント

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全てお師匠様の言われる通り (大石良雄)
2020-10-30 10:01:34
拝啓 深まる秋の中よろしくお願いいたします。
しかしお師匠様はよくぞ言って下さった、、、密かに冷静に良く良く考えればこの現政権の[:携帯料金引き下げ」ってぇのは「今後の更なる悪政=消費税引き上げ、大国賊NHKの国有化と料金徴収強制化、年金引き下げ保険料増大等への一里塚」だと。おっしゃられる通り「何故今携帯料金なのか?」は、一番手っ取り早く人心を掌握しやすいからですね。正直自分の様な「アンチスマフォ=コモドドラゴン前世紀携帯ユーザー」にはどう恩恵が来るのか?気にかかります。結論は「民間会社の利益云々をとやかく抜かす前にそれ以前にやる事があるだろう?」ってぇのが、自分やお師匠様の本音と思います。まずは「櫂より始めよ」とは自分自身の行いから改めるべきであり、まず「議員定数、報酬、既得権益の奪取、不必要な国営や例えばNHKの様な「世界でも稀なる変な異常な組織こそまず直ちに解体するべき」であり、実はこの狭い日本にはこういった「変な異常な組織が実に多い」と。「農協、生協、PTA、隣組、回覧板、自治会組織、紙の新聞屋、車検」等など、早急に直ちに見直し改善しなくてはならぬ点が実に多々ありますね。まずはこうした悪しき前例旧態依然を正してから「民間企業のどうたらこうたら」ってぇのに言及すべきなのです。日本はこの順番がまず間違っている。
正直今の日本の状態は、我々ど底辺の国民様自体が「ある種異常な状態におかれ、何かの緊急事態の際には、例えその救いの手がどうであろうと後の結果が恐ろしいものであろうと、差し伸べられた悪魔の救いの手に乗ってしまう」と言う状態を実に上手く利用した「実にこずる賢い恐ろしい政権」と言えます。まぁ「国防省国防軍(旧自衛隊)の予算削減が無く更なる防衛費増強は国防においても大賛成で賛同できますし、話の分からぬ「何処ぞの反日国家に対する対応」も何とか評価できますね。これはもう世界的にも仕方のない事であり、出来ましたら直ちに「憲法、民法、刑法、著作権法等も早急に改正」し、来るべき「トランスグローバリズムカタストロフ=全地球的激変」に対応しなくてはなりません。お師匠様に言わせれば「たかが携帯料金の話がなんで此処まで大げさに、、、」となりましょうがしかし、
「世の事象全ては繋がっており、あらゆる事象とはリンクしている」と考えれば決して大げさではありませんね。おそらく間違い無く今回の「携帯料金引き下げ」ってぇのは、あらゆる大きな激変の予兆として「我々ど底辺の国民は充分に注意する必要」がありますね。
お師匠様の言われる事は全てもっともであり、何も間違ってはおられません。  敬具
Unknown (桂)
2020-10-30 10:20:05
さすが大石様、よくぞこの記事にコメントくださいました。
我が意を得たりとはこのことかと。小生も国防費を否定するつもりもなく、要は是々非々でメリハリを効かせてほしいところで、大騒ぎして業界を抑え込むやり方は気に入らないなあと。
おっしゃるとおり、我が国には官か民かわからないような実質税金的なものがあふれてますし、そもそもの税金でも、その使われ方のチェックの緩さもなかなかのものかと。
このまま行くと国民はゆでガエルになりそうな。もうなってるかも?

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