小生の畏敬する方々というと、森永卓郎さん、堀井憲一郎さん、やくみつるさんとともに、みうらじゅんさんがいる。
この4人とも小生とほぼ同世代で、いずれもマニアックというかヲタの匂いのする方々である。
この中の一人、みうらじゅんさんの還暦記念で川崎市民ミュージアムにて開催されている「みうらじゅんフェス! マイブームの全貌展」に出掛けてきた。
みうらじゅんさんの造語というと、マイブームとかゆるキャラなどが有名だが、ファンの中に定着している言葉もたくさんある。
会場は、彼が幼少の頃からどんなマイブームの変遷を遂げてきたかが順に展示されているが、そのコレクションの膨大なことには圧倒される。
怪獣ブームから始まり、壁新聞を作り仏像ブーム、エッセイストブーム、漫画家ブームから大学生になりイラストレーター、フォークシンガー・・・
この辺から今のみうらじゅん氏に近づいてきて、ウシブームからいやげ物ブーム、ゆるキャラ、フェロモンレコード、エロスクラップ、アウトドア般若心経、冷マなどなど。
レコードには原辰徳とかこんなビミョーな西郷さんもどき・・・さらには、杉良太郎とジュディオングのこれ・・・確かこれみうら氏が「絶対はいってるよね」なんてコメントを入れていた記憶がある。(やけに詳しい)
これらのレコードなんかは当時はともかく、今は恥ずかしいだろうなあと。
小生も世間一般でいえば、いろんなものに首をつっこんできたものと自負しているが、みうら氏の幅の広さと深さには圧倒される。
そして、これらの膨大なものをすべて保存していることにはビックリするばかりである。ありとあらゆる街の変なものを見出し、それをコレクションするエネルギーはすごい。
いやげ物というのは、土産物としてもらうが決して喜ばれないもので、ヘンジクとかフィギュ和、金プラそしてカスハガなどには小生もハマりそうだ。
けっこうエロいものもたくさんあるが、なかでも裸像に下着を着せた「はかせたろう」も笑ってしまった。
そして何より、これらのマイブームが小生のツボとシンクロしてくるのがたまらない。同年代だけに、感心を持ったのが似てくるのはしかたないが、個人的にはかなり話が合いそうに思った。
ということで、たまたま会場にいらしていたみうら氏と記念撮影を・・・(ウソ)
この特別展、3月25日までというが、当日は平日にも関わらず、かなり混雑していた。小生にとっては得難い経験だったが、それとともに思ったことが・・・
今まで以上にありとあらゆる変な物に手を出していきたいなあと。還暦を迎えてますます盛んなみうら氏に負けないようにしなくっちゃ。
60年間、生きてきて、ほとんどモノを捨てていない、というか、すべて、集めるために生きてきた、というか・・・!
川崎市市民ミュージアムというのは、古いポスターや漫画のコレクションなども有名な公立の施設。
今回は、“ゴジラ展”以来の混雑ぶりだったかもしれません。
小生も引き続き頑張ります。