漁港の浜辺の漁船の風景
彼女の目的は、海老 蟹 烏賊を買って帰る事である。タラートに行けば買えるけど新鮮さに欠ける事も有る。
その為海鮮レストランの従業員などから情報を集めていた。
ホイ(貝)を海で取っている店が有ると聞き付け、車で調べに行く事にした。
長い砂浜の山側に有る道を南に走り、華人の寺の下の道路に、その店が有ると言う事である。
寺の駐車場に車を止め、彼女が店に行くと、もう売り切れたと言う。値段は安く新鮮で有るし、
多ければ帰って売っても良いと考えているようだ。
明日取って来たら全部買うので電話をくれと、電話番号を聞いて帰って来た。
天候が悪いので、取りに行けるか解らないと言う事で有った。
次の朝早く車で今度は、昨日聞いた漁港に行くために、浜辺の南側の岬の裏側の道を下って行くが、
その入口に有った海老の養殖場が、今は養殖を止めて、
そのままの姿で人影は無い、昨年は水車がぐるぐると回っていたのに、変化の早さに驚かされる。
ナツメ椰子の林の中をどんどんと進んで行くと、家が見えて道路の先には海がやっと見えて来た。
店が有りそこの空き地に車を止め、彼女が店の人に魚に付いて聞いている。
今度は徒歩で道を歩いて行くと、視界が開けて浜辺と沖合に沢山の漁船が見える。
タイのこの辺の漁港は、日本の様に岸壁が無く、砂浜に船を係留する所が殆どだ。
中には浜辺の海の近くまで来た車に、漁船から魚を運んでいる。
浜辺にある建て物の中で、漁船から網を持って帰っている、男に彼女は話しかけている。
烏賊や蟹が手に入るか聞いているのだろうが、水揚げはもう終わっている様で駄目らしい。
再び車に帰り来た道を引き返す、今度は南に向かって幹線道路を走って行く。
昨年海鮮レストランの女主人と来た、タラートの有った町に入ると、海辺に大きな海老の養殖場が有る。
その町を通り過ぎて、初めての道を進んで行くと、左右に分かれており、海側の方の道を行くと漁港らしい所は無い。
彼女は必ず帰る道を聞いてくるので、道を覚えるのは私の役目となる。
この道を行くとチャムポーンの町に行けるらしいが、幾ら行けども海辺の町が無い。
坂を登りきった所で彼女が帰ろうと言い出す。私はもう少し先まで行きたいが、カーナビが使えないので同意する。
元来た道の坂を下った所に町が有る、反対側の道路に何か見つけたのか、車を止め有るいた行く。
私も何事かと後ろから付いて行ったのである。
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