年が明けてから新しいOfficeソフトをインストールし、ここ数日、年末から取り掛かっていた小冊子づくりに精を出していました。
そんなさなか突然に電源が切れるトラブルが発生し、再起動するとメーカーロゴマークが出た状態で止まってしまいます。
何度か繰り返すうちにやっとWindows10が起動したのですが、少し作業すると突然に電源が切れることの繰り返しです。
パソコンの電源が突然切れる現象は、真夏の非常に気温が高い時に何回か経験したことがあります。CPUの温度が設定限界を超えた時に壊れないよう自動的に電源が切れるのです。
その時は、パソコンケースのFANから出てくる空気も高温になっているのですぐわかります。今回はちがいました。
これまでWindowsが起動した後にフリーズするトラブルは、何回か「システムの復元」で回復させてきました。原因がソフトウェアに関する場合に有効なようです。
今回はBIOSの起動や電源のトラブルなので、間違いなくハードウェアが原因だろうと考えました。
それからが悪夢の時間です。
取り付けてあるハードウェアには、内蔵ハードディスク2個、USB3.0拡張ボード、グラフィックボードなどがあります。
不要なものを外して最小限の構成にしたり、さらに別のグラフィックボードに取り換えたりといろんなことをやってみましたが、全部徒労に終わりました。
疲れて寝てしまい、朝起きてからメモリの挿し換えなどもしてみたのですが、同じような現象が続きました。
よく考えればBIOSが一応は起動し、途中で止まるにしろディスプレイに映るのならメモリもグラフィックボードも問題ないのでしょうね。
で、最後にやったのがマザーボード上のボタン電池のチェックでした。別のパソコンでいろいろネット検索する中て思い付きました。
このボタンを取り外すとBIOSの設定がすべて初期状態に戻ります。
※写真の白色の矢印の先がボタン電池
取り外して数分後にもどし電源を入れると「システムエラー」の表示。BIOSに設定した日付がリセットされ起動時に矛盾が生じたようです。
BIOS設定画面を立ち上げ日付を見てみると2009年1月1日。なんと9年前でした。
昨日の日付に変更し再起動すると少し時間はかかったもののWindows10が立ち上がり、少し時間がたつと電源が切れる現象もなくなりました。
ボタン電池は取り外したことで少しPowerが回復したのでしょうが、もう信用できません。すぐに新品と取り替えました。
その後、外していたハードウェアをすべて元通りにしましたが、トラブルは起こりません。
今日は朝からパソコンを立ち上げ数時間連続して作業しましたが全く何の問題もありません。
やっぱりボタン電池の消耗が原因でした!
そういえばデスクトップ画面の明るさ調整が保存されなかったり、USBマウスを動かすと突然フリーズしたりと気になることが起こっていました。
おかしな現象が生じるとき、マザーボード上のボタン電池の消耗を疑ってもよいと思います。
よい経験をしました。