かっつん・あわー ~小さなアトリエにようこそ~

ヨコハマにある小さな絵画教室『あとりえカツヤマ』での生徒さんの作品や制作風景、自身の作品などを紹介しています。

色彩実習Ⅰ (色相環づくり)

2009-02-07 06:29:34 | 高等学校

学校課題の参考例として、これ、『色相環』を作ってみました。みなさんももしかしたら、中学や高校の美術で“マンセル”とか説明を受けたり、描かされたりしているのでは? 簡単に言うと、色は似た色を並べて行くと、黄→緑→青→紫→赤→黄とひとまわり、循環性があると言うもの、色の仕組みの基礎として、一度は通る道ですかね。ただ、私の非常勤をしている理容・美容系の高等学校の卒業生の話を聞くと、この『色相環』が以外に重要、これがわかってないと髪を染めたりする時に困るんだそうです。やはり何でも基礎は“しっかり”なようです。

さて、私の作品、一口に『色相環』と言っても、研究者によって様々なものがあり、微妙に違っていて本格的に再現するとたいへんです。ここでは生徒の持っている絵具の問題もあり、簡略化して、黄・緑・青・赤の4原色をベースにその間は2色間の混色だけで作りました。ですから、混色した色はどうしても明度、彩度が極端に落ち込んでしまいました(印象派がいやがる訳がわかります)。中央はベースとなった4原色を混合するとどんな色ができるかの実験(色料の3原色を混ぜると黒になる・・・は混色の原理ですが、実際にはそう簡単に黒には・・・)、周囲は髪の色を染める場合を想定した黒混色での色相環です(意味あるのかはいまひとつわかりません)。この私が勝手に作ったオリジナル色相環、単純な色を混ぜるだけの作業ですが、描いてみると様々な発見がありました。

美大とか出たんだけれど、いままでなんとなく色を使っちゃっていたという貴方、いっちょ『色相環』でも如何? (笑)

コメント
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