勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
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塀の中のジュリアス・シーザー / Cesare deve morire

2013年01月26日 | 洋画(イタリア系)
2012年2月の第62回ベルリン国際映画祭で最優秀作品賞に相当する金熊賞を受賞。

イタリアのレビッビア刑務所に収監されている囚人たちによる演劇実習を描いた作品。月中出演しているのは、実際の囚人たちである。実質的に演劇実習のドキュメンタリー。

毎年このような演劇実習が行われているというのは、驚きです。稽古は、刑務所のありとあらゆる所で行われているんですね。廊下、屋外運動場などなど・・・。看守たちも、何か応援している雰囲気出し、演劇に参加しない他の囚人たちも、掛け声で応援したりと、刑務所全体で演劇に前向きに進んでいる感じが伝わってきます。

演劇に出演しているのは、重警備棟に収容されている囚人たちですが、彼ら各々の罪状を見ると、組織犯罪であったり、麻薬取引であったりと結構な重罪です。ですが、セリフ(本音?)に「芸術を知ってから、監房に居るのは辛くなった」と言う様な事をレーガが言っていて、演劇実習が更生に向けての一助になっているような気がします。劇をしている時は、みんな生き生きとしているしね。

そんな、劇への入れ込みが、時として、現実の自分と劇中の役との境目を本人たちに分からなくしてしまっているような描写もあります。まぁ、あれだけのめり込めばねぇ。そうなるか。

面白いです。

タイトル 塀の中のジュリアス・シーザー / 原題 Cesare deve morire
日本公開年 2013年
製作年/製作国 2012年/イタリア
監督 パオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニ
出演 コジモ・レーガ(カシアス/カッシオ)、サルヴァトーレ・ストリアーノ(ブルータス/ブルート)、ジョヴァンニ・アルクーリ(ジュリアス・シーザー/チェザーレ)、アントニオ・フラスカ(アントニー/マルカントニオ)、フアン・ダリオ・ボネッティ(ディシアス/デチオ)、ヴィンチェンツォ・ガッロ(ルシアス/ルチョ)、ロザリオ・マイオラナ(メテラス/メテロ)、フランチェスコ・デ・マージ(トレボニアス/トレボニオ)、ジェンナーロ・ソリト(シナ/チンナ)、ヴィットリオ・パレッラ(キャスカ/カスカ)、パスクアーレ・クラペッティ(軍人)、フランチェスコ・カルゾーネ(占い師)、ファビオ・リッツート(ストラトー/ストラトーネ)、マウリーリオ・ジャフレーダ(オクタヴィアス/オッタヴィオ)、ファビオ・カヴァッリ(舞台監督)

[2013/01/26]鑑賞・投稿

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