勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

フライトプラン(2005年)

2006年01月28日 | 洋画(アメリカ系)
タイトル フライトプラン

---感想---
オール二階建てと言う世界最大の航空機の中で、一人の少女がいなくなった。しかも、その少女の搭乗記録すらなくなっている・・・。少女の母親は、その航空機の設計者。母は、孤立無援の中で、居なくなった娘を必死に探していく。果たして少女の行方は・・・。

誰も彼もが、少女の行方を知らないと言う展開に、400名を越す乗員乗客の全てが怪しく見えてきます。CAが悪意的に描かれているとして、客室乗務員協会(AFA)はボイコットを宣言。公開前から話題を振り撒いていますね。『どう終わるんだろう?』と思い始めた頃、最後は急転直下、「えっ?! そうなの?!」と言う結末を迎えます。それと、彼女の夫の死の理由も明らかに。でも、ちょっと強引な幕引きの感じもします。

いやぁ、オール二階建ての飛行機ですか・・・。実際のオール二階建ての飛行機エアバスA-380の完成は、当初予定より半年ほど遅れ気味でシンガポール航空から文句を言われていますが、映画の中のその名もE-474(笑)は既に完成し、一足先に就航しています。3x6x3のコンフィグと非常に機体の幅が広いことがわかります。ラウンジもあるしねぇ。搭乗シーンで、機内には案内ビデオが流れているのですが、かなりリアルです。ああ言うのありますよ。ところで、劇中では雪の中を離陸するのですが、その際、除氷液を機体にもかけていました。でも、普通、機体にも除氷液かけるっけ? ちょっと変に思いました。それと、航空会社がアルト航空とは考えましたね。実存の航空会社とは似てもに付かぬ名前です。

スリルとサスペンス、まさにそんな映画です。結末にちょっと『あれっ』と言うところはありますが、楽しめる映画だと思います。

英語版HP:Flightplan from Yahoo!

日本公開年 2006年
製作年/製作国 2005年/アメリカ
監督 ロベルト・シュヴェンケ
出演 ジョディ・フォスター、ピーター・サースガード、ショーン・ビーン、エリカ・クリステンセン、ケイト・ビーハン

[2006/01/28]鑑賞・投稿


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
***** (iina)
2006-01-29 13:52:53
一気に氷解して以降はあっけないといえばいえますが、物足りなさではなく観る者に任せたと思えばうなずけます。

前半の先を読めない展開に緊張してハラハラしてました。

発想に*****評価しました。

ベルリン発でしたか、そこに「ミュンヘン」公開前でもあって政治的要素を盛っていやしないかと、余計な憶測も働かせてしまいましたよ・・・

これは、単に監督がドイツ出身というのが理由のようです。

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