勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

マネーボール / Moneyball

2011年11月13日 | 洋画(アメリカ系)
経営危機に瀕したオークランド・アスレチックスを、統計学を野球に持ち込んだセイバーメトリクスを用いて立て直した、実在のGMビリー・ビーンを描いた物語。今やメジャーリーグを代表する名GMになったビリー・ビーンをブラッド・ピットが演じています。

2002年のオークランド・アスレチックスが描かれています。実際の出来事を描いているので、淡々と話が進むかとおもいきや、この年(2002年)アスレチックスは、中々劇的な事をしでかしているようです。シーズン当初は、セイバーメトリクスがチームに浸透せず、鳴かず飛ばずの成績でしたが、ビリーが強権を発動して選手のトレードを行い、結果的にビリーの構想に従わざるを得なくなると、チームは勝ち始め、何とこの年、アスレチックスは20連勝を記録しています。いやぁ、マンガみたいな話ですね。そして優勝まですれば本当にマンガなんですが、世の中それ程甘くはなく、成績は地区優勝に留まっています。

野球を描いている映画ですが、野球のシーンはそれ程多くはありません。むしろ(当然?)、チームを支えるフロント陣の姿が中心に描かれています。仲間でありながら、敵でもある敵チームとのトレード交渉などは、中々興味深いです。これまで、選手を描いた映画はありましたが、スタッフを描いたものは有りませんでしたからね。

結局チームは優勝しないなど、人によってはスッキリしない事もあるかも知れませんが、私は嫌いではないです。中々、面白いです。

タイトル マネーボール / 原題 Moneyball
日本公開年 2011年
製作年/製作国 2011年/アメリカ
監督 ベネット・ミラー
出演 ブラッド・ピット(ビリー・ビーン)、ジョナ・ヒル(ピーター・ブランド)、ロビン・ライト(シャロン)、フィリップ・シーモア・ホフマン(アート・ハウ)、クリス・ブラット(スコット・ハッテバーグ)、スティーヴン・ビショップ(デービッド・ジャスティス)、ロイス・クレイトン(ミゲル・テハダ)、ケリス・ドーシー(ケイシー・ビーン)

[2011/11/13]鑑賞・投稿


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