勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年)

2006年12月02日 | 洋画(イギリス系)
タイトル 007/カジノ・ロワイヤル

---感想---
奇しくも007シリーズの第一作といわれる作品は1967年の『カジノ・ロワイヤル』ですが、意味不明の映画としても有名です。その意味では、この作品は、きちんとした007シリーズとしての『カジノ・ロワイヤル』と言っても良いでしょう。この作品から、ジェームズ・ボンドは、第6代目ダニエル・クレイグに代わっていますが、彼はイアン・フレミングがイメージしたジェームズ・ボンドに一番近いらしいです。

ジェームズ・ボンドが、”00”になる過程を描いています。まだまだ非情になり切れないボンドの苦悩と、最後の最後にこれまでのしがらみをいろんな意味で振り切って”00”になり切っているボンドの両方を見ることができます。その意味では、人間ジェームズ・ボンドを垣間見ることができるのは非常に興味深いですね。

劇中、アストンマーチンがクラッシュするシーンがあります。7回転していますが、これは、映画のクラッシュシーンの回転数としては世界一らしいです。確かに非常に派手でした。

原作者のイメージに一番近いと言われるダニエル・クレイグですが、確かにこれまでのジェームズ・ボンドとは一味も、二味も違います。でも、良いですねぇ。かっこいい優男というより、男臭くて、人間味もあって良いです。これからのジェームズ・ボンドに期待です。シリーズ最高傑作とも言われていますが、確かに良い作品です。

英語版HP:Casino Royale from Yahoo!

日本公開年 2006年
製作年/製作国 2006年/イギリス=チェコ=ドイツ=アメリカ
監督 マーティン・キャンベル
出演 ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト、ジャンカルロ・ジャンニー

[2006/12/02]鑑賞・投稿