かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

ありがとうにありがとう

2009年06月10日 | Weblog
 職員室で仕事をしていると、事務の方が手紙を持ってきてくれました。


 送り主は、「五馬中学校保護者」となっていました。何だろうと思い、急いで封筒をあけました。数枚に渡ってびっしりと文章をつづっていました。


手紙には、名前が書かれていたので送り主はすぐにわかりました。思いがけない手紙だったのでとてもうれしかったです。



 家の住所がわからなかったということ、そして、その方の子どもさんの様子、五馬にいたときのお礼が書かれていました。読みながら、心あたたまる文章で、五馬にいたときのことがくっきりとよみがえってきました。



最後に「ありがとうございました。」と書いていました。こちらこそが「ありがとうございました。お世話になりました。」という感じです。おかげで素敵な思い出がたくさんできました。



 手紙の中に、学校便りを作成した時の文章が載っていました。

「先生が書いたこの記事をいつか子どもがこの意味がわかるときに教えたいと思います。」


ということでした。その記事はこのようなものでした。




「『何も花の咲かぬ日は、
   下へ下へと根を伸ばす』
 俳優の真田広之さんは、前述の言葉が好きであると、ある本の中に書かれていました。

植物の成長には、いろんな日があります。たとえ、今日花が咲いていなくても、見えないところでどんどん根が伸びています。今日一日花が咲かなかったなと思ったら、今日はずいぶん根を伸ばしたなと自分をほめてあげよう。きれいな花を咲かせるためには、無駄な日は一日だってないのです。

根を伸ばした分だけ、大きくてきれいな花が咲きます。

自分の根が伸びていることは、自分でも気づきにくいし、自分が根を伸ばしていることをさぼっているのは、もっと気づきにくいのです。

きれいな花が咲いている人は、みんなが知らないところでこつこつと根を伸ばした人なのです。

花が咲かないからと言って、落ち込んだらだめ。

花が咲かない日こそ、君自身が成長している充実した一日なのですから。

3月が終わります。花の咲かない時期があっても、どんどんと根を伸ばしておきましょう。」




 あわただしい中に、手紙を読んだとき、心に潤いを持つことができました。大切に手紙をしまっておきたいと思います。

明日まで総体

2009年06月10日 | Weblog
 昨日から中津市総体が行われています。今日が最終日でしたが、悪天候のために外の部活は明日に順延になりました。


 昨日からいろんな部活の応援に行っています。前、三光にいたときは、野球部を担当していて、野球の様子しか知りませんでした。だから、今は、行くことができる範囲でいろんな部活の試合を見ることができます。そしてその種目の雰囲気を感じます。


 たくさんの生徒の学校生活の中とは違った頼もしい姿に遭遇することができます。3年生は最後の大会ということがあって、緊張感の中で試合を展開しています。


 先生たちも同様です。職員室である先生が、

「明日、緊張するう。でもしっかりアドレナリンがでている。」


という声。
 他の先生から、


「おう、そうかや。でもあんたが緊張した姿を生徒に見せてからつまらんで。」


と諸注意?!を受けていました。生徒も先生もやる気満々です。


 ある部活が学校に戻ってきました。今まで厳しい練習に耐えて努力をしてきました。そして、好成績を残してきました。それから解放されたのか、今までに見たことのない本当にくったくのない純粋な顔でした。


「がんばったね。」


と言うと、

「ありがとうございます。」


 自分だけの生徒の見方かなあと思っていたら、ある先生が、


「あんな顔を見たことがない。」


と話しているのを聞きました。「自分もそう思ったよ。」と言いました。だれもがその生徒たちが輝いていたのを感じているんだなあと思いました。


 真剣な努力・・・本番・・・解放・・・生徒たちはこの総体に向けてチャレンジをしてきました。目標をもって突き進んでいくことはすばらしいことだと思います。そんなことはたくさんあるわけではないですよね。


 明日まで総体は続きます。昨日も書きましたが、あとで仲間たちと懐かしく語ることができるようなこの大会にしてもらいたいと思います。