一関市議会議員 勝浦のぶゆき

「新一関市の未来を考え、行動します」

4度目のKEK、筑波学園都市を歩く

2013-06-03 13:10:30 | 日記

5月の月末に4度目となるKEK(高エネルギー加速器研究機構)を視察してきました。

今回は、特に筑波学園都市の駅周辺やKEK周辺の街並みを意識しながら視察を行いました。

   

筑波駅(つくばEX)は、地下駅のため駅ビルのようなものはありませんが、駅前には

大手百貨店や複合ビルが並び、緑の多い田園都市といった感じです。駅から北西の方角に

筑波大学と思われる広大な敷地が広がり、その隣にはJAXAのロケットらしきものが見えます。

   

また、駅前には、「つくばサイエンスインフォーメーションセンター」があり、外来者の案内窓口と

なっているようです。駅周辺で目立つのは、季節がら美しい新緑の街路樹と計画的に

整備された広い車線とゆったりした歩道が計画的な街づくりだった事を証明します。

   

駅周辺には、大型ホテルや国際会議場が並びますが、その周辺には、緑に囲まれた

マンションらしき住施設が建ち、いずれも木立に囲まれた美しい街並みを構成しています。

また、歩道には、路上喫煙禁止の表示やロボットが歩道を歩くので注意してくださいの表示など、

他ではなかなか見られない看板にわくわくします。

   

KEK(高エネルギー加速器研究機構)までは、駅前からバスで20~30分程度かかりますが、

緑の多いことと、筑波山のふもとに広がる豊かな田園地帯が広がり、最先端科学と田園風景の

コントラストが何とも言えません。

   

KEKは、4度目となりますが、毎回いつも感心するのが、担当してくださる高名な担当者の

先生方(教授)の熱心なご説明です。たいていの場合、時間をオーバーして説明を行って

くださいます。

   

黄色いユニットが約12メートル程のメインとなる装置で、この中に左のニオブ製超伝導加速空洞が

入り、超高速の素粒子がこの中を走ります。そして、ILCの建設が始まれば、実にこれが約17000台

つながり、30Kに及ぶ加速器空洞となり研究施設の中心的な役割を果たします。

その、本体にはILCの刻印がなされ、ILCの建設決定に向け、研究者の準備は最終段階に入っている

事が確認できますし、黄色い本体に刻まれた各国の加速器ロゴを見て、国際協力によって成り立つ

この研究機関の実現が日本の誘致によるものとなるように期待し、一日も早い政府の決定を願います。

今回は、以前の視察にはなかった工程を見学することができました。

毎回、新たな発見をしながら、大きな夢を抱きILC(国際リニアコライダー)の岩手・一関誘致決定を待ちます。