前々回のブログに掲載しました「TPP交渉参加に関する意見書」について、
議会報編集委員会でまたひと騒動あり、結論がでていません。
今、議会報32号の編集が大詰めとなり、その編集作業が続いています。
その中で、約2年前から議会報に掲載することになった、
採決結果一覧表(表決が分かれた案件)の取り扱いに関してもめています。
議会報は、毎回表決が割れた案件を一覧表にして、議員個々の判断が
一目で解るようにしています。私が議会報委員になってからの改革の
一つです。これ自体は、良かった改革だと思っています。
今回、ほとんどの採決が、起立による表決となる中、「TPP交渉参加に関する意見書」
に関しては、表決が割れ、無記名による投票となり、17:16で可決されました。
これに関しては、前回のブログでも申し上げています。
今、問題になっているのは、この「TPP交渉参加に関する意見書」の賛否を
明記するなとこの意見書を作成した「関政会」の委員から意見が出されたことです。
要は、「誰が賛成したかわからないようにしろ」というものです。
私は、寝耳に水の出来事というか、青天の霹靂・・・、開いた口が塞がらない
事態に驚愕しました。
この意見書は、中身をよく見るとわかりますが、TPP参加を決めた自民党が
地方議会に対して、作った文案が原案となっています。
それを受け、自民党会派である「関政会」が私ども公和会・自民党系議員を
説得して「関政会」が作成し、提出したものです。
その案件の結果を議会報に載せるなと当の「関政会」の委員が言い出したことに
呆れます。10月の市議選を前にして、ほとんどが農業関係の後援者が
多い中、かなり、支持者に厳しく言われたことは容易に想像できます。
私は、多くの政策で、自民党系「関政会」とは、意見が合い、市政に関しては
共に活動することが多いのですが、時々こういう事がおきます。
議員定数削減に関しても、関政会は私と真っ向に対立し、定数削減を主張する
私と真っ向から対立し意見を戦わせました。
私は、考え方は自民党に非常に近いのですが、こういう対応に関しては、
会派のあり方が全く理解できません。
議員一人一人の資質が問われます。
市民によって選ばれた議員個人の責任は非常に重く、その政治活動が
あいまいであってはなりません。自身が考え抜いた結果出した結論は
支持者に説明する責任が伴いますし、当然行うべきことです。
私は、強攻に賛否を掲載するように意見を述べています。