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『「伝わるデザインの基本」よい資料を作るためのレイアウトのルール』を読んだ所感。

2016年07月26日 21時47分41秒 | 読書


伝わるデザインの基本よい資料を作るためのレイアウトのルール

高橋佑磨・片山なつ著

定価(2180円+税)
技術評論社
2014年8月10日発売


Twitterでぷちバズっていたから購入した本。
とりあえず、言いたいことがある。


\タイトルが長くて、なおかつダセーぞ!/

正確に書くと、
「学校や会社では教えてくれない!? 伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール BASIC DESIGN RULE」

実はタイトルだけなら書店で何度か見ていたのね。
だけど買わなかったのはデザイン本なのにタイトルがダサいから。
これは言いたかった。
言い方を変えれば、タイトルはダサいけど、内容はとてもよくまとまっています。
ただし、以前にも書いた「ノンデザイナーズ・デザインブック」をかなり引用していて、
読むならどちらかでいいかなって感じがします。

そういう意味では日本語の書き方にも特化した「伝わるデザイン」の方が良いともいえます。

例えば、日本語独特の縦書き文字だったり、漢字+カタカナ+ひらがな+アルファベットを組み合わせた表現だったり。
そのあたりはノンデザイナーズには掲載されていないわけです。正確にはほんのちょっとは書かれているのですが。
あと、事例も結構たくさんあるんです。英語版のノンデザイナーズよりも、より実践に近いなって感じです。

本としては、プレゼン資料だけにとどまらず、デザイン全般を薄く知ることができる本だと認識しています。
まさに非デザイナー向け。でもそういうレベルでよい仕事もあると思うんです。
それも事例があったり、ビフォーアフターがあるので分かりよいです。
あー、こんなの街の掲示板で見たことがあるなーっていうビフォー例があって、
作者は逆に、伝わりづらい例を挙げることの方が難しかったのではないかって思うほどです。

こうやってデザインについて数冊の本を読むと、
どれだけ良い内容だったとしても、うわべが見づらいが故に興味を持ってもらえないことって、
世の中にたくさんあるんだなぁということを再認識できます。

「私はセンスがないから」という言葉はある意味逃げで、
デザインはある程度のレベルまでは、もって生まれた才能ではなく、
ルールまたはマナーを知ることで乗りこえられるんだなって思います。

この本はそんなルールやマナーを教えてもらえる入門書です。
日頃からプレゼンテーションや資料作りをされている方にはオススメできる本ですよ^^


最後に、勝田が印象に残った文章をいくつか紹介します。

・ルール(マナー)を守ることは個性をなくすことではありません。
 本書で紹介するマナーは、あくまでも個性を出す前に守ってもらいたいマナーです。

・文章を枠内に入れる場合は、上下に1文字分以上の余白を確保する。

・情報の構造を明確にするためには、「余白をとる」「揃える」「グループ化する」「強弱をつける」
 「繰り返す」という法則を守る必要があります。

・「ジャンプ率」とは、本文の文字サイズに対するタイトルや見出しの文字サイズの比率のことです。
 ジャンプ率が低いと落ち着いた印象になり、ジャンプ率が高いと躍動感のある印象になります。

・ちなみに、写真を「正方形」にトリミングすると、レイアウトしやすく、かつ美しい資料になります。
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