灯台下暗し -カッターナイフで恐竜を腑分けした記録-

仕事で携帯向けアプリを書いて、趣味で携帯電話を買い、趣味で同人小説を書いて、何もしていません。

HTC製ソフトバンク端末の多くが、実は900MHz帯に対応していました

2012-03-03 13:16:37 | 携帯電話

世間を騒がせた900MHz帯(プラチナバンド)の割り当てが決まり、問題は、いつ、どの端末が、900MHz帯を使えるかに移りました。ここで、意外な端末が対応していることが発表されました。

新規周波数900MHz帯 使用基地局の認定について | ソフトバンクモバイル

対応機種の中に、001HT、X06HTII、X06HT、X05HT、X04HT が入っています。HTC 製スマートフォンの多くが900MHz帯に対応していたんです。

ソフトバンクで売られた HTC 製スマートフォンは海外向け端末ベースなので、グローバルバンドに対応していてもおかしくないです。言われてみれば。

販売時期と売り込みの熱意を思い出すと、当時から日陰扱いだったり今では年季が入ったりしている端末たちです。ですが、そんな端末を愛顧した人たちに対するちょっとしたご褒美となりました。

それと、最近は X05HT と X04HT が(在庫整理をかねて)プリモバイル端末として売られていますよね。2年ぐらい使うと決めている場合は、他の端末 -例えば 740SC - を買うより、電波の入りがよくなりそうなのでお得です。そこは気にかけてもいいと思います。

HTC 端末を愛顧しなかったのが僕なんです... 2年弱前に X05HT を購入したのですが、ガラケーでケータイ向けサイトを使う生活に切り替えたくて、去年の11月に、月月割が終わっていないのに、001N に機種変更しました。ベースバンドチップがアドコアテック製です。わーい。そんな状況で今回の発表を見てびっくり。現物はまだ家にある -割賦を払い終わっていないので中古端末として売れません- のですが、スマートフォン向け料金プランに変えると 001N の月月割が消滅してしまうので、金銭的問題で元に戻せません。覆水盆に返らず。替えなきゃ良かったかなと思い、自分の無知を恨んでしまいます。ケータイ向けサイトは便利で、利益を享受しているのでしょうがないのですが。

ところで、今回の900MHz帯割り当ての報道で、大事なことに触れられていない気がするので、ついでに書きます。今回の割り当てで、iPhone など現行端末が使える HSPA+ の帯域がどれだけ増えたかというと、5MHz 幅です。国からは 15MHz 幅が割り当てられたのですが、そのうち 10MHz 幅は他の機器で使用している人たちに立ち退いてもらう2年後まで使えず、使えるようになったら LTE に割り当てる計画です。

5MHz 幅がどれくらいの容量かというと、現在ソフトバンクモバイルが 2.1 GHz 帯で認可されて使用しているのが 20MHz 幅です。iPhone利用者にとっては、そこに 5MHz 幅が追加されるので、現在に比べて 25% 増しになります。

(注記: ULTRA SPEED 対応端末は 1.5GHz 帯に認可されている 10MHz 幅が別に使えるのですが、逆に900MHz帯を使えません)

多くの人がもっとどかんと増えたと感じているような気がするのですが、期待に比べて小さいんですよね。

圏外が圏内になるのは素晴らしいことなので意味はあります。でも、トラフィック問題としては期待ほどではないと思います。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 実は血統が Nokia 直系 | トップ | 断念しましたか »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

携帯電話」カテゴリの最新記事