NO.764 高速の風穴

今日も「かつちブログ」にアクセスいただき、ありがとうございます


とんでもなくＰＣパフォーマンスが遅いんですが、なんとか更新します。

午後2時前、議会で北近畿豊岡自動車道・和田山八鹿道路の現場視察をしました。視察メイン現場は和田山・円山川橋工事現場です。

これはＣＧ完成予想図ですが、図の右端、Ａ２橋台部分に工事用エレベーターで上がり、養父・八鹿方面への枚田トンネル入口直前までいきました。養父市に高速道の風穴が開く最初のトンネルです。左端のＡ１橋台からＡ２橋台まで全長６７８㍍、幅員は１１．１５㍍で、工期は来年２月末。よう解説しませんが、まぁすごいもんです。

この枚田トンネルから別所、上谷、畑、八鹿トンネルと抜けて１３．７ｋｍで八鹿のインターチェンジとなります。制限速度は８０km/ｈ、当面は暫定２車線、２４年３月に供用開始の予定で工事は順調に進んでいます。車の流れがどう変わっていくんだろう。その流れがまちの盛衰をもたらす一要因にはなるのだろうけど、すべて道のせいではないよな。魅力のある人の周りにはいつも人が集まってきてることを思うと。



話は戻って
午前9時から議会運営委員会、11時から全員議員協議会をもちました。追加で上程される議案を受けて取扱いを決めたのです。
上程された議案は5件
議案第88号　損害賠償の額を定めることについて
議案第89号　養父市火葬場（仮称）建築工事請負契約変更について
議案第90号　平成22年度養父市一般会計補正予算（第4号）
議案第91号　平成22年度養父市簡易水道事業特別会計補正予算（第2号）
議案第92号　平成22年度養父市下水道事業特別会計補正予算（第2号）

さらに議員提案として3件の発議を行なう予定です。
発議第8号　養父市総合計画調査特別委員会の設置について
発議第9号　野生有害鳥獣対策の抜本強化に関する意見書の提出について
議案第10号　第2期兵庫県ツキノワグマ保護管理計画の緩和を求めるとともに第3期保護管理計画策定に向けての意見書の提出について

NO.763 幼児センター

今日も「かつちブログ」にアクセスいただき、ありがとうございます


養父幼児センターの建設に関する文教民生常任委員会の調査（11/11）の報告です。
平成22・23年度の2カ年で、現在の幼稚園に隣接した地に養父幼児センターの建設計画を立て、今年度は道路整備等を行なう予算が組まれている。現在の養父保育所は建物が老朽化しており、園庭も狭いため良好な環境整備と幼保一元化を進めるため建設するものである。
しかし、今年度になってから調査の結果、現幼稚園舍の改築、裏山の土砂、湧き水対策、園庭の面積確保、駐車場の確保、ハザードマップによる災害危険区域等の指定などにより約１億円の追加工事が必要となった。また、一般起債で計画していた財源が、新過疎法により幼児センター建設にも利用できるようになったこと、さらに、用地についても２２年３月末に閉鎖された民間企業の跡地を関係企業と交渉の結果、用地確保の目途が立ったこと等が建設場所を変更する大きな理由である。
新建設場所は、養父市場地区内の平たん地で、地域住民の日常的な交流が可能であり、地域の目が届きやすく開かれた施設となり得る環境にある。面積は約3,500平方㍍確保できる状況であり、建築費用は新計画（民間企業跡地）で約3億9千万となる見込みである。また、全額が過疎債を適用することができ、財政面でもメリットがある。
養父地区区長会には説明を終えており、一定の理解は得ているが、今後は地元地区及び地域への説明会等を行い同意を得る予定である。
<まとめ>
建設予定地のすぐ横をＪＲ山陰線が走っており、防音対策及び園児の安全性には十分配慮することが必要である。今回の建設計画は、22年度予算可決後半年余りで計画変更することになり、当初計画の甘さがあったと指摘せざるを得ない。今後、事業計画にあたっては、内部調査等を十分に行い、慎重な対応をするべきである。


用地の適地が確保可能となり、過疎債が使えて７０％が交付税で補てんされてくるという状況が生まれてきたことを踏まえての変更なら拍手喝采もんだが、裏山土砂対策、湧き水対策、災害危険区域、園庭・駐車場確保の必要や進入道路工事費用が嵩むというような変更理由が今頃でてくるようでは、手放しで結果オーライとはいかない。非常勤特別職・統括建築指導員まで配置したのに、当初計画は何だったのか意味がなさなくなる。稚拙さに、議会がふりまわされている。