katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

キウイとお母さんの相席教室

2019-10-25 08:32:43 | モザイク教室
今日はキウイとお母さんの相席教室。ただいつもと違ってのクリスマスツリーの小物作りだったのね・・・何しろキウイは5個、お母さんは4個も頼まれた事を考えると、早めに作り出すのは順当だとは思うのね。そうなるとお楽しみ色が濃くなるだろうから、教える事は少ないのね。

そもそもこの2人にタイルの切り方を教える事はほぼ無い。そうなると教える事は理想とする事の雰囲気の出し方みたいな話で、その時にお楽しみであるのなら、1人で作る事も出来るだろうし、教える事が考える事なら、こんな小物でも教えられる事はいくらでもあったりする・・・。

そんな中でのお母さんは、始める前にこだわらずに1つ作って後は色違い・・・みたいな事を言ってたのね。つまりサンプルを1つ作ってから、2つ、3つ・・・と作って行くやり方を選択したのね。更に言えば、こんな感じに・・・って切り抜きも持ってて、ほぼイメージは固まっている・・

そんな感じにも思えたのね。更にピンクのリボンを入れる・・・って決めてあったみたいで・・・こんな事を持ってのスタート。すると、やはりこの作品を作るに当たっての醍醐味の丸いタイルの色選び・・・20色位あったかな?そうなると、見た事無い色だってあったりするから目移りする

のね・・・しかしながら、ここが楽しみであり、厄介な所で、良い事と悪い事は背中合わせなのね。良い事はこんなにいっぱいの中から選べるぅ・・しかも見た事の無い色で新鮮。逆に悪い事は、選ぶのに何分掛かったか?・・・大抵はここで自分の好きなものをあれこれ選ぶものなのね。

でも厄介なのは、一番最初にその好きな色の丸ありきでスタートしたのなら、その色に合わせたツリーの色を選ばないと色が被ったりして、また色悩みをしないとならなくなるから、場合に寄っては、やっぱり丸変更なんて事になるのは、物事をトータルで考えなかったからなのね・・・。

例えばパスタを作るって決めたとする。じゃ具材は?となり、横に置くサイドメニュー的なものは?スープは?みたいにトータルに考えられたリするのに、みそ汁とか、凝ったお新香とかが決まった後で、やっぱりパスタにしよう・・・じゃさっきのみそ汁じゃ合わないから・・・みたいな話。

つまり、全ては一番大事なモノに合わせる・・・って考えられれば、お母さんの譲れない1つは何?って話で、例えばピンクのリボンなら、ピンクの丸は控えないと被ってしまってどちらも主張出来なくなるし、それによって、ピンクのツリーは作れなくなるって事が決まって来る。

これが全体のツリーの色が大事・・・って決めたとすると、先日のキウイ娘のように、紺や青のブルー系統一なんて考え方があったりする。要するに、自分の好きな事をその場その場で決めると、トータルした時にイメージと変わってしまうのはこんな理由からなのね。

これが1つ目の考え方としてスタートする時の心得だったりすると、それを踏まえてスタートしたとする。ただここでキウイのご紹介。


キウイは1つ張り終わったのね。でもそれだけじゃなくて・・・

大事なのは、後の方の下地・・・要するに赤い帽子、黒い眼、オレンジの鼻、金の星、茶色の木・・・もう考えずに決まっているものを、流れ作業のようにやってしまっている。その間に次の展開を考える時間にしていると思われるのね。つまり考えて手の止まる時間帯が無いのね。

確かにキウイが上手いのは当たり前なんだけれど、その理由の1つはこう言う所なのね。同じ事を繰り返すと単調で飽きる事もあるが、逆に慣れると早くも上手くもなったりするし、その都度考えないで済むのね。1つ1つの完成の場合、例えば眼の位置1つでも、並べて雰囲気確認も出来て

微妙なさじ加減をしやすいのね。ただ逆を言えば似てしまう事もある。それが1つ完成をさせてサンプルを見ながら作っても同じように思われるけれど、全てを完成させるまでの時間の差がこれだけの差を生んでしまったりするのね。まぁこれもスタイルと言えばそれまでだけれど、

沢山時間制限の中で作るのなら、キウイの方法は進み具合が良いし、逆にお母さんの作り方は1つ1つを楽しみながら作れたりもするだろうが、サンプルが出来るまでの時間が長ければ長い程、進み具合が悪くなるのね。大体そもそも体験用の下地なんだから、普通は3時間で完成。

それをお母さんレベルの人が終わらなかった・・・それだけでも、作品を見なくても何かしたな?・・・って読み取れるのね。その1つがリボンになる。しかもこの小さなスペースの中に作るのだから、リボンに見えたらラッキーな話だけれど、果たして本当にそうか?となると嘘なのね。

ここにもこだわる。だから指導となると、注意点は大体リボンは上の部分の蝶の所が下の部分よりも太っている。そして下の部分の形も細長い台形のような形で、長方形では無いのね・・・勿論、ある程度大きさがあれば、そんな事は判っている事でも、こんな小ささ・・・。

判っていても相当意識しないと、左程変わっているようには見えなくなる。まぁ簡単に言えば、書道の達人に米に字を書いて貰う・・・と考えると、恐らく難しいと思うのね。米に字を書く人は、細かい事にたけているから、書けたぁ・・・であり、達筆を要求はされない。

でもね、そんな事は無いと思うけれど、もし達筆の人がやったとしたら?達筆にしたくなるでしょ?・・・だからいつものようにやったとしても、そうならない・・・いつもの条件じゃないからね。だから、最低限ここは注意して・・・になる。そこを意識してなるべく点数を下げない

・・・そこが逃げ切れれば、ある程度の大きさになった時に、達筆を発揮する・・・こんな話は、ワンちゃんのマトリョーシカのモザイクでもご紹介したけれど、一番小さなものを逃げ切る・・・その時に目や口が切れなかったらその時点で無理なのね。勿論、今回はリボン・・・。

もっと厳しい話になるんだけれどね。ただこんな話、小物作品に必要か?となった時、必要なら話すけれど、お楽しみの時間ならいらない。ひたすら楽しもう・・・で良いと思うし、ただ小物と言えど指導はいくらでもあるってだけで、こんな小難しい話は常に必要では無いと思うのね。

勿論、どうしても・・・なら本気で話すけれど・・・。そうね、大量生産の時は終わらせてね・・・の注意になるし、1つならグレードのみ。こんなのがベースなんだけれど、それとて必要な場合のみ。大作をやっている人の息抜きなのだから。ってそんな感じ。

しかもこのグレード・・・何も言う事無いでしょ?この下地を十分楽しんで貰えているのね。

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