katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuくんの日記

ゆづ教室とノアさんからの依頼作品

2018-08-01 22:39:08 | モザイク教室
今日は朝からゆづ教室。そうね、今年の5人の中で一番早くから来ていた・・・実績としても2年連続の受賞。何もかも揃っている感じではある。もっと言えば、内容から言ったらキウイやかぐやクラスと言っても過言では無い・・・そう言うレベルだとも思う。けれど・・・けれど。

大きく違うのは経験値。それはモザイクの・・・では無くて、生きて来た時間の。当たり前と言っては当たり前なんだけれど、タイルを切るって技術ならかなり接近していると思うのね・・・でも、自分の作りたい感じを説明では無くて良いから、何か伝わるように言ってみ・・・って質問に答えられない。

もっと言えば、以前良くみどりが陥った色合わせをしてしまうのね・・・・本来ならこれだけ切れる経験を持つと、それなりの指導をしている訳で、そうなると、どんな感じ?なんて質問を何度と無く受けているから、その切り返しとして、意地でも自分を語る・・・を身に着けているのね。

つまりザックリ言うと、中学生が飛び級で大学とか、ノンプロみたいな大人と肩を並べている・・・そんな感じだから、切る事は上手くても、その腕を持ってどうしたい?となった時、こんな色でこうしたい・・・になってしまう。そもそもそのやり方は絵画ならそれで良いのね。

それは色を自由に混ぜて自分色を作れるから。けれどモザイクは他人が作った色の組み合わせ・・・それではいくら考えた所で、自分が思っている色が全てあるとは限らない・・・つまり具体的に言えば、この色はあるけれど、これは無い・・・とこうなるのね。

その時に仮に下絵に色が付いていたとする。それはあくまで自分の好きな色であって、タイルに沿った色だったか?となると、そうでは無いのね。つまり絵画ならそれで良いが、モザイクとなると、根本的に考え方が違って来るのね。つまり自分の好きな色では無くて、タイルの色に合わせに行く感じに。

そうなると、その色がどれに該当するか?みたいにやるには、根本的に全ての色合いを決めてスタートする事になる。と言う事は下絵の段階で全て決まっていないとならない・・・こんなやり方になる。こうするには、どうすれば良いか?となると、全てをタイルの色に変換して、100を決めて1つ目を張る。

みたいな感じになる。しかしそれは難しいので、1手1手進む・・・ってやり方にしているのね。つまり100を決めて1からスタートでは無くて、全てを決めていなくても、大事な事を1つ決めて、それにまた合わせ、そしてまた合わせ・・・と進んで行き、100になった・・・みたいにね。

例えば、かぐやが受賞したランと女の人だとしたら、その字のまま・・・つまりらんが先で、女の人が後。これで量が決まったりする。仮に逆で女の人とらんだと、女の人のスペースを大きくしたくならないかな?・・・これでらんの分量が多い事に決まった。じゃ多くするって何対何?となった時、

ここからは良く棟梁がやってしまう事が多いんだけれど、あっちもこっちも捨てられない・・・とか、凄く曖昧な表現をしようとする。そうね、例えば甘辛いみたいなね。例えば辛い、甘いならどっちか寄りなんではっきりする。でも甘辛いは甘くもあり、辛くもあり、人それぞれの味覚になる。

ではこれをモザイクに当てはめると、隠したいけれど見せたい・・・そんな隠れキャラ。隠したいって言うのは100人が100人に見えたらへっぽこになる。じゃ何人に見せないようにするの?って質問すると、2割とか3割とか、何か適当な数字を言ったりする。そんなに具体的ならそうすれば良いのね。

ではそうなるか?となった時、ほぼ無理だろうね・・・何故か?だって、それどうやって作る?そうね、例えば丸3つででっかいねずみってデザインあるでしょ?あれをきちんとした丸3つを切ってきちんと張って、その色番より薄めな色で精度悪く緩い丸を切ればきっと隠す事は出来るだろう・・・。

つまり何が必要か?となると、まずきちんとした丸が3つ揃う技術。その上で、その色は自由に決められる。ここまでは間違わないんだけれど、次が良くある間違いで、その自分で決めた色に合うずらした色は何?と考えなければならないのに、すっかり自分で決めた色は忘れて、無かった事にして、

また1から好きな色を選ぼうとする・・・もはや隠したいけれど見せたいなんて自分で決めた趣旨なんて、どうでも良くなっていて、更に言えば自分の決めた事に沿って行く事すら忘れて、色に騙されて行く・・・もはやこれも良い、あれも良いってな感じにね。

これがゆづだと、これもあれもじゃなくて、自分の中で薄いの・・・って決めているから、より薄いの探しみたいになり、全ての薄いタイルを出してしまう・・・そうなればテーブルに置き切れない位、出ている事になる。それは芳香剤を決める時に色々嗅いでしまって何だか判らなくなった人・・

もうどれが良いのか?迷ってしまうのね。で、どうなったか?って言うと、2時間タイルとにらめっこしていた・・・これでは終わらなくなる。この作り方は大巨匠のこだわりだったりして・・・ただ大巨匠は期日を守る為に、こだわった時間は取り戻す何かをするだろうし、バックアップするスタッフ

もいたりするだろうね・・・きっと。いずれにせよ、その2時間をどう取り戻すか?・・・当然、寝る時間とか、余暇とかの時間を捨てないとならなくなる。しかも、ぺきぺきのような仕上げ方は出来ないから、今更タッチは変えられない・・・本人よりも見ている方には判るのね・・・。

これをどうやって労作展までに間に合わせる気なんだ・・・と。しかしながら、過去2年受賞した実績があり、終わりさえすれば質に関しては、全く口出し無用の作品である。ただ今のままのペースでは絶対に終わらない・・・そんな話。

いずれにせよ、かなり厳しい話であって、常連さんや弟子のようなレベルの人へ話すような事だったりしたのね。そもそもいちいちその度に色決めをし、1つのモチーフの色に2時間も掛けて決めていては、期日のある状況では終わらなくなるのは当たり前なのね。

しかも3時間で1セットの大半を悩むだけに使う・・・勿論、3年目であり親御さんも毎回話す事が出来る前提での事であり、何も進んでいないのに料金が発生するの?って話にもなってしまう訳で・・・しかし、色んな説明をしようと、自分がある人は聞く耳はほぼ無いものでね・・・・。

仮に聞いた所で、そうする事も無いし、仮にそうした所で自分の思い描く通りにならなければテンションを下げるなんて事はいくらでもある。勿論、大人でもね。では、思い描いた事を聞かせて貰おうか?となると、具体的に色まで塗って決めてある訳じゃ無くて何と無くね・・・。

そうね、ゆづの場合なら、淡い感じに・・・くらいに決まっているんだろうね。だから一切濃い目の色には目が行かない。勿論、これが1手目なら問題は無いが、既に白を打ってしまっている・・・曖昧にするって言う難しさは、さっきの見せるのか?見せないのか?の話に繋がるのね。

つまり淡い、ぼかす、って言うのは、見えそうで見えないとか、見え無さそうで見えるとかみたいな事なのね。それを最初からぼかす位置に立ってやろう・・・って言うのは、中立の50に立って0寄りなのか?100寄りなのか?で、51なのか?49なのか?みたいに右か左かに歩いて行くやり方なのね。

ではさっきから言っている極端に、甘いのか?辛いのか?って比喩は、100寄りならば辛い方に立って、つまり見せる側に立って、きちんと見えるように作り、きちんと見えてから徹底的に消す・・・ってやり方や、逆に甘いなら0寄りにして、ぼぉぉぉっとするスペースをどんどんと埋めて行き、

きちんと見せる部分のスペースに何と無く見えるように作る・・・さっきはきちんと、こっちは何と無く・・・つまり作り込んじゃダメなのね。ぼぉぉぉっとにはぼぉぉぉっと、きちんとにはきちんと・・・そうやって操作して作ったりすると、見えそうで見えなかったり、見せなかったり・・って

技術だったりすると思うのね。所がきちんと切れる腕を持つときちんと切らない事が手抜きみたいな感覚になったりするのね。つまりゆづの感覚では全てのパーツをきちんと切る・・・こうやって行く前提になると、確実に今のモザイク時間では終わらなくなるのね。

それと口酸っぱく言っている、すいかに塩的発想。甘くするのなら砂糖を掛ければ良いのに、相反する塩を掛ける。逆も真なりの決定版みたいな話。
つまり淡くしたいのなら、淡い色が重要なんじゃなくて、重要なのは塩に値する濃い目の色なのね。いかに淡く見せる為の・・・ね。

簡単に言えば、形からの説明だと、ハムスターをモチーフに動物の仲間達を描こうとして、色んな動物を登場させようとして、ゾウを描いたら、紙を横にして描き、きりんを入れようとして、紙から首がはみ出し、さてハムスターを入れようかな?では、スペースは無くなるし、もっと言えば、その絵

何かおかしくない?だってハムスターって、ぞうやきりんを描いた後では、鉛筆の芯でトンって付いたくらいの大きさになっちゃうでしょ?つまりは、作りたいハムスターに合っていない仲間達だった事になっちゃうのね。これが漫画チックにデフォルメすれば大きくすれば良いんだけれど、もはや

その大きさではハムスターでは無くカピパラなのね。そこでハムスターを先に描いてしまい、それにあった次のお友達は何?って段々増やすやり方もあって、仲間達なんて複数だから、後、最低2匹は必要かな?みたいな話になって行く。そんな方法があるのね。

ではそれを色にすると、淡い色が好きなのは判った。その究極だったのが去年のセピアカラーの金魚。見事だったのね。つまり極端に色を少なくして素焼きのタイルで作れば、色幅は限定されるし、勝手に濃いタイルも決まってしまった事から、いちいち選択しなくて良かったのね。

それが今回は1cmタイル。そうなると自分の心が淡い色ばかりに行ってしまうから、淡いの、淡いのと濃い色には目が行かない。つまりすいかに、砂糖を掛け、みりんを掛け、シロップを掛け、更に金平糖のトッピング・・・そんな色選びになる。大事なのは塩なのね。

でも、心に淡いが沁みついているから、つい思い込んだ分、それは濃い、それは濃いとなってしまう。けれど色数は少ないと言っても、色に寄っては1つの色で10色位はあったりもする・・・そうなると増々、濃い色には目が行かなくなる。この話、説明するのに何分で出来て、何分で納得するのかな?

そもそもこの手の話は、弟子のみどりや常連の棟梁への指導であって、未だに時々やってしまう事であって、ゆづに理解出来るだろうか?となると、中々難しいのね・・・もっと言えば、かぐやに教えていた頃よりも、今の俺の方が先生としては、らしくなって来たと思うのね。

しかし、大人なら察して貰える事があっても、相手は年齢が子供なだけで腕は大人顔負け。どんな感じか?って言うと、6歳で演歌を熱唱みたいな、男と女の歌を恋愛もしていない子が歌います・・・聞いて下さい、天城越え・・・って。それはしかも情念みたいな歌よ・・・って説明出来る?

もはや音程を合わせたり、強弱の説明は出来ても、内容説明には至らない・・・ゆづの指導ってその位難しい。けれど3年目。難しくて当たり前だし、今年で終わりだし、お互いに悔いの無いお別れの仕方があるだろうから、向き合うつもりではいるが、中々重いものがある。

いずれにせよ、進まない理由や今後の事も本人も踏まえた上で、親御さんにも伝えたし、相当なハードルが高い事をしています・・・だから・・・って何も出来ないし、後は本人の問題なんで・・・ただ、終わらなきゃ上手くても何にもならない・・・それだけははっきり伝えて、おしまい。

そんな後はノアさんからの依頼作品。


LINEでしばらく振りにやり取りをして、詳しい事は後程って事になったけれど、こんな作り方をしている経緯説明をしたのね。苦しい部分は必ず来るだろうけれど、それまではきつくなる前に辞める。その分、今までなら2組お教室をやった日なんて、作品作りは辞めていたけれど、今はコンスタント

に、必ず少し進む・・・に切り替えたのね。みんなにも出来そうな事だったりして・・・やる時にやるでは無く、何と無く少しでも進むにね。それには、ある程度の下絵は必要だけれどね。つまり最初に悩んで今、それに甘えてタイルを切っている・・・そんな感じ。

そしてそのやり方は、ゆづにも見せないとならないから・・・俺も毎日やっている・・・ってね。俺のは期限は無い。でも、それではゆづの気持ちにはなれない・・・だから、少しでも近づくには俺もやっている・・・後ろ姿ってのはこんなもんであり、見せるだけで何にも出来ない・・・。

そうね、数日前にバケモノの子を見た・・・以前も見たけれど、以前よりも自覚があるんだろうね・・・師匠としてみたいな。中々簡単には心の芯みたいなものにはなれないが、それでもこっちが成長しないと、あっちは成長しているかも知れないしね・・・教えた分、身になっているのなら。

去年よりも手強くて当然。本来は先生で良いはずなのに、師匠をやらないとならない感じである。


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