katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

モンゴルの下絵と2つ目の看板のペンキ塗り

2020-02-04 22:24:37 | モザイク作家
今日はモンゴルの下絵からスタートしたんだけれど、くれぐれもネタバレだけは・・・と釘を刺されているので、詳しい事は言えないが、かなり良い線で具体的になって来たんだけれど、理想の大きさでは無いので、デザインを小さ目にすると、予定とは違う場所が空白になる感じで・・・。色々考える事が増えるのね。

更に、常に初めての場所は先方としては新鮮なもので、しかしながら、美術会社や審査の方々、出展される先生等は常に同じ人だったりする。そうなると、常に新しい事をしないと新鮮さは失われる。しかも、評価が低いなら次が無かったろうが、次があったと言う事は、それなりの評価を頂いたと言う事になる。しかしながら、

モンゴルの仕事はこれで4回目。流石にモンゴルにちなんだ・・・って言うモチーフは結構使ったと思う中、今回は日馬富士の学校。お陰でモチーフは増えたので、今までとは違うものが見せられそうだが、当然ながら1回目とは全く違って、今回のプレッシャーは特に大きい。それは簡単な話で、これまで説明した事とは別に、

期待値がこちらにも大きいから。勿論、毎回そう思ってやって来た。けれど、それによって大きな変化は無かった。俗に言う期待と不安って話。常に何かを目指している人達は、今度こそと願い、またダメだったか・・・と憂う。この繰り返しをやり続ける訳で・・・。それが何年続くのか?何十年になるのか?そしてこのまま終わるのか?

こんな事を抱えながらやり続ける果てしなさに、何度と無く折れ掛ける気持ちを立て直しながら続ける訳で。中々出来る事じゃ無かったりする。しかし支えてくれる人達を思い浮かべられると、前進しないとならない気持ちが、わずかながらでも灯になる。そもそも暗いと前に歩いているのか?元に戻っているのか?・・・そんな事

すらも判らなくなる事もある。ただそれを勢いでやれる最初の頃とは違ってしまう。それが経験値。常に良い事と悪い事は背中合わせ。良い事は繰り返しは慣れる。つまり安心安全。けれど慣れるとは、なぁなぁにもなると言う事。緊張感が無くなる。ここに落とし穴がある。常にそう思っていないと人はやらかす事になる。

こう自分が意識していても、相手のある事。話の間とか、相手との間とかに使う、間と言う距離感を一定にして置くって言う作業のような事は難しいモノで、4回目である人達との間と日馬富士サイドの間は明らかに違う。俺は4回目寄りになっていると言う事で片寄っている事を意識して、バランスを考えないと・・・。

それとそもそも欲と言うものにとらわれると、強欲になる。その欲をお金にするのなら、さっさと終わらせようとするから、能率効率で時間を短縮して利益を上げようとする。俺はこちらでは無い。では逆のどんなに時間が掛かろうと納得するものが作りたい・・・これが作家と言う者側の考え方だと思うが、それをすれば、

早く終わる事は無いのに、貰えるお金は決まっているのだから、貧乏になるのは当たり前。しかしながら、時間を掛けて必ず成功するのか?って言う保証は何処にも無い訳で。しかも既に5月アップの仕事をもう始めているのだから・・・。危険ではある。と言うと、何だか作家側で作っているようにも思えるが、そうでも無い。

一番大事なのは何か?となった時、誰が喜ぶと良いのか?って考えたりした時、学校なのだから、子供達が喜んでくれるのなら、日馬富士も喜んでくれるだろうし、そこにいる人達に興味が沸かないものは、果たして大事にされるだろうか?・・・となると、一度も会っていない人達の気持ちを考えるなんて難しい・・・。ただ、

俺は何とか道って言うような、柔道、剣道、茶道、華道・・・って言うようなものを習ってまでやった事は無いが、もし何故最初と最後に礼をするのか?みたいな所作や作法なんてもんが大事なのか?それがもし偶然にも当たっているのなら?相撲も同じような所にあるものだと考えたりする。しかも横綱、最高峰の人。確かに

色々あってお辞めになられたが、偶然だけではなれるものでは無い。当然ながら人の上に行くだけの努力を惜しまずした人なのだろうし、そんな事を踏まえると
格式やら伝統、そう言ったものが必要とされるだろうが、子供は普通そこから一番遠いモノと思われる。そこをいかに比喩を使って表現出来るか?みたいな事を

考えていたりする。そうね、この辺が難しい所なんだけれど、OSBのサインプレートも確かに誰に向かって作るんだろうか?って言うと顔の見えないお客さんだから、それが苦手なら、これも同じじゃん・・・って思われがちなんだけれど、俺には今回のような場合、はっきり関わっている人物が見えているので、当たるか?

どうかは判らないけれど、全て考え方は、そうだとしたら?・・・そう考えて3つのモチーフは合体しているんだけれど、最初の寸法が俺よりでは無いので、絵を合わせに行ったら・・・隙間が出来た。そこを額だと言えば、それでおしまいなんだけれど、果たしてそれで良いのか?いやまだあるんじゃないのか?それと実寸の

絵にした時、果たしてどう見えるのか?は非常に興味深いのね。迫力が変わって来るから。しかしながら、迫力を出すって言うのはボリューミーって意味であり、ビューティフルは色合いな感じがするのね。つまり大きくなって迫力が出た時、もうお腹一杯って感じに見えれば追加はいらないけれど、やっぱ足んないかぁって

場合、ただの間を埋めるでは残念だし、お弁当の隙間を埋めるんじゃないからね・・・しかも大きくなれば、その間もかなりの主張をし始める訳で。取って付けたようなモチーフではね・・・。そんな中、バイク屋さんが、黒い下地で白のタイルで・・・って話になり、オイル塗りをしたのね。そうなると、何も考えずに張るだけ。

ちょっとした息抜きや間になる。勿論、息抜きであって、手抜きじゃ無いのね。いずれにせよ、これでも順調に進んでいるとは思うんだけれど、いかんせん、下絵が決まったとしても、構造ってのが苦手でね・・・組み立ての為に分解したり、厚みや重み、そして現地に行かない分、手間の掛からないように・・・の配慮。全く美と

関係無い部分の話・・・ひらめきや思い付きじゃ逃げ切れないのね。全部寸法に計算・・・それと図面もね。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男前の鍵掛け

2020-02-04 08:07:45 | 休み?
朝は男前の鍵掛けをバイク屋さんに持って行く為に、フックやら目地やら、色々やる事があって、そんなこんなで昼前には持って行けたんだけれど、そこにすーさんと大家さんも来て、これについての意見を聞く事になった・・・まぁ単純に言えば、よろしくお願いします・・・だけでは済まなくなったとでも言うのかな?もう当然ある

だろうの意見は、すーさんがロゴがこうじゃ無いんだよな・・・・例えばこれは金魚を作った時でも、犬でも何でも同じなんだけれど、必ず正論を言う人がいる。つまり今回のすーさんはバイクに詳しいから、そっくりに作れ・・・と言う事なのね。けれど、それはオリジナルにはならないし、そっくり作って売るって行為は、デザインは、

パクれって意味になるのね。それでは販売出来ない。そして1点モノにもならないのね。つまり趣旨が変わって来る。当然、こだわりを持って飼っている生き物であれば、ウチの・・・と言う家族扱いとなり、つまりそっくりかどうか?であって、モザイクであるかどうか?よりもそっちに比重が大きく、しかも、その判断はお客さんにある。

例えばこれが絵なら、そっくりに描く人もいるし、デフォルメして滑稽に描く人もいる。もっと言えば、まるで写真のように見えるものもある。技術や手法は色々あるだろが、モザイクにした場合、必ず何かしらの他の分野と比べられたりして、見劣りをしたりする。それは特に小物に多い。更に言えば正式なロゴの場合、許可

を受けないと作れなかったり、あるいは著作権なんてもんに引っ掛かる場合もあるだろうとなると、結果としてこうなる事は見えているし、すーさんの意見は当然のごとく出るだろう。つまりそれをまとめると、デザインはパクって、そっくり作り、考えず写して量産出来るようにして売れ・・・こんな意味になる・・・。

勿論、言っている本人は、そんな気は無いし、売れるように・・・と考えてくれている意見で言っているのだけれど、残念だけれど、商売とするのならバイク屋さんと話したいし、営業をしないで仕事が取れる、すーさんとは生きる世界が違ってしまったのね。つまり正論はあっていても厳しいのね。何故なら良かれと話すから。

これが大家さんの場合、そこは理解してくれているので、これ自体もサンプルでは無く、商品である事を知っているんだけれど、そもそもみんな大作を見ているから、こんなのはチャカチャカっと作れると、勘違いをされてしまうもので・・・・簡単扱いをされがち。もっと言い方を変えれば、何と無く俺を知っていると・・・。

言いやすいし、それも1つの意見だからね・・・聞かないとならない。まぁ、これを打破するにも、あのkatsuの1点モノの小物・・・って扱いされるようにならないと、無理だね・・・となると、反論や説明をするよりも戻って仕事。まぁこれを落語で理解して貰えるのなら、はまののりゆきやカッパダヌキで検索。

もう小物作りはおしまいなんで、モンゴルの下絵となるのだけれど、何しろモノが大きいから、毎度毎度そのスケールが厄介で・・・それと難しいのはそれを額のサイズに合わせないとならず、しかも下絵を描いてもサイズが合わなければ、描き直しになる訳で・・・さっきの話と同じで規制の中で出来る事探しになる。

そんな中、ある程度大まかなデザインは決まったんだけれど、これが中々難しいのね。例えば前回の馬頭琴のように左右対称なら、1つ描いて裏表で良いし、図る必要も無く収まるけれど、今回はそうでは無いのね。風神雷神とか、助さん角さんのように、何と無く均等的なものなので、2つバランス良く描かないとならず、

大抵は2人のデュオって言うのは、声のバランスは整っても、顔のバランスは悪いモノで、大抵はこっちばかりと目が合い、あっちはビジュアルが劣るって事になるし、まぁ簡単に言えば、牛若丸と弁慶みたいになるもので・・・これを同じタイプでシュッとした感じを2人って言うのは、個性と言う点では薄いのね。

出来れば理想はこっちも良いけど、こっちもね・・・そんな中、実家に妹が来ているらしく、ちょっと顔を出す事にしたのね。ちょっと聞きたい事があって・・・。そんな中、昨日の散歩の話が出て、こんな事があった・・・って説明をした後、ここからが大事で、わずかながら気持ちを話したのね。まぁ簡単な話で、今まで貧乏を理由

で両親と向き合って来なかった分、わずかな時間を過ごしただけだが、自分の事をする事で精一杯なんだな・・・って事は良く判った。そんな中、最後の最後に車に乗り込む際、お袋が親父の閉めたドアに手を挟んだ・・・幸い大きな怪我にはならなかったが、気まずい雰囲気になった。その時に親父が何でそんな所に・・・

と、言った瞬間、言わない訳には行かなくなり、旅は無事帰るまで・・・と習った事がある。俺が添乗員と言うのなら、面倒を見られなかった責任があるとも言えるであろう・・・もっと言えば、行くか?と誘った事すらも後悔する事になる。このままで楽しいか?って話すと、お袋が大丈夫だよって言うので、もし明日ヒビ入ってた

なんて言ったら、この嘘つきと言わないとならなくなるぞ・・・しかも、何よりも痛いのは怪我をした奴であり、これで良いのか?って言うと、親父がゴメンって言ってた・・・恐らくここまで話していたのなら、少しは理解が出来たろうが、話の途中で俺が2人を責めた話に聞こえたのだろう・・・妹は私なら目を離さない。

かつは子供を育てた事が無いから、そんな事を言うのであって、歳を取ると子供に返るって言うでしょ・・・と、かなり強めに返って来た。ごもっともだな・・・じゃ、もう良いかっ・・・ってここで折れた。そんな中、湯婆婆の話になり、イベントのような陽の部分では無い、陰の部分の営業を2人は初めて見たんだろうな・・みたいな

話をすると、あんな凄いの引いてて楽しく無いの?って言うのね。ん・・・そうね、楽しいか?楽しく無いか?の2つに1つなら楽しくは無いな・・・ただ、何しろ見つからないとならないし、作っている時間も大事だけれど、人に知られないと・・・と思ってやっているよ。しかも成功を待つ人もわずかだがいるんでね・・・と言うと、

それじゃ、声を掛ける勇気のある人しか集まらないよ・・・人に知られたいのなら自分から行かなきゃ。って。そうすると、2人が声は掛けていたよ・・・とかばうように言うものの、もっとでしょ?・・・ってたたみ掛ける。まぁワクチンとウイルスの話なのね。自分に無いものはウイルスだけれど、受け入れて吸収出来るのなら?

それがワクチンになる・・・ただ当然だけれど、受け入れてすぐにそんな事が出来る人を見た事無いし、俺とて同じ。そんなこんなで帰る時間になったからと言うので、家まで送って行くよ・・となり、帰る道中に1つだけ言う事にした。歳を取れば子供に返るのも良かろう。怪我も大した事が無くて良かった。けれど、それでも

もし残り僅かな2人の時間であるのなら、相手を気遣う時間は限られているはず・・・何とも思わないなら、それなら死んでも後悔はするな。ただもし後悔をするのであるのなら、相手を気遣うなんて簡単な事なんて忘れずにやると良い。それと気遣う奴がいる奴が、気遣う奴がいない奴の前で、気遣わない・・・随分と贅沢

な話だな・・・本当の優しさって何だろうな?・・・・俺は正論なんて言わないし、否定もしない。ただどっちなんだろうな?常にそれだけ。選ぶのは俺じゃ無いし、本人なのだから。すると、ゴメン・・・と言うから、別にと返した。ただ、切り掛けられる時は、十分に警戒しているから術を知っているつもりだが、まさか妹に切られる

とは思わなかったよ・・・きつかった。ただ、あのまま帰る訳には行かないし、送った事が受け入れるつもりだけれど・・・と言うと、ガソリン入れてって・・・と言われた。きっとまた・・・はあるだろうが、本当は今日の話、かぐやに全部聞かせたかった・・・どう解釈するのか?そしてどうワクチンに変えるのか?まだダメージにしか

なっていない・・・。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする