katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピ-タ-さん教室

2013-12-16 07:31:20 | モザイク教室
実はここ数日、また猫に池の金魚がやられていて・・・網を強化して何とか防いでいるんだけれど、まさかの壺の中まで手を出すようになって・・・・

ひとまず早めに出勤すると、今日は平気だった・・・・
そんなこんなで今日は午後からお教室。それまで明日拡大コピ-をするので、新作の準備

何しろ今回は銘木。見せる木なのに彫るのだから、普通は有り得ない。
看板なんかに使用したとすると、文字は彫っても、後はバックと考えて見せるもの。

だから、いかに見せる部分を残すか?・・・けれど全部彫っては、銘木の意味が無い。
まっ大体は決まっているので、ひとまず色塗り・・・。

それと、買ってある銘木の下処理。耳付きって言って、四角じゃなくて、木の丸みの部分が付いているものは、皮を剥いだりしないとならない。

そうね、簡単に言えばクリみたいなもん。まず外の皮を剥く。すると渋皮があるでしょ?
あれを更に剥ぐ。最初の皮はすぐに剥けるんだけれど、渋皮は色々とやらないと・・・・

それを終わらせてあれば、モチ-フが決まれば、単にそれだけを彫れば良いだけになる。
処理の無いものを買えば、当然こう言う作業は付き物なのね。

でもこうした待ち時間にやるには丁度良い。ではお教室。
すでに張り終わっている作品は目地をして、すぐに完成となる。

これはプレゼントらしく、しばらくこの大きさでプレゼント作品を作り続ける・・・・
そんな予定だったらしいが、自分のも作りましょう・・・って言う提案をすると、

今回の新作は自分のモノにします・・・となり、新作になる。


大きさはほとんど同じなんだけれど、今回は難易度を増やした。それが立ち上がり。
これをやった事が無いと、ただ張るだけじゃん・・・と思いがちなんだけれど・・・

それがそうじゃないのね。まず1つは上から全部見渡せる事が出来ない。
だから目地幅を記憶していないと、順番に張って行くと、次々に後に消えて行く・・・・

更に繋がって来るように見えた時には、入らない・・・とか、目地が最後だけ広い・・・
そんな事になる。それを均等に順番に動かして直す。

それが、きちんとボンドが適量に付いていれば、ずらしても大丈夫なんだけれど、
ちょっとだと、ずらすと剥がれる。じゃ仮に直った・・・って思ったとしても、

その目地幅のまま、上に乗っけて行くのだから、今度は丸々目地幅が判る。
つまり張りづらいのに、その結果が見える部分に出て来る事になる。

全く厄介な話でね。これが丸なら何処の目地幅も一緒なんだけれど、楕円・・・更に厄介なのね。つまりきついカ-ブとゆるいカ-ブがあって、きつい所から張ると、

どうしても四角いタイルを張るから、どうしたって目地幅はある程度取れてしまう。
そしてそのままゆるい方に向かって張れば、ゆるい分、自分の好きに目地幅を変えられる

これを逆にゆるい部分からやると、好きな目地幅できつい方に向かって行く・・・・
全く意味が変わって来る。この場合、きつい部分で出来た目地幅を安定的にゆるい方へ、

向かって張る方が簡単だと思われるのね。ただ・・・今回はわざと側面と上のタイルの大きさを変えてあるので、ピタリと合わないのだけれど、もしこれが同じタイルだったら?

ピタリと合わせないとならないよね?つまり立ち上がりの目地幅を丁度良くすると、
上に張るタイルの目時幅は狭くなり、時には入らなくなる・・・そんな事もある。

つまりイメ-ジするのは、上が丁度良く見える為には、立ち上がりは若干広めな目地幅を取る。これはいきなり難しいので、今回は立ち上がりの目地幅を合わせる・・・のみ。

これでもかなり難しそうだった。ただこうして1つづつ経験値を上げられれば、同じ大きさでも、やる事は色々とある。1つの例になって行く・・・そんな展開である。

ここまでは良く言う、規定演技。つまりやった事の無い人にも、あっ曲がってる、目地幅がマチマチ、と子供にも判ってしまう。だから几帳面な作成に限る。

それが終わった後、タイルを切る・・・ここが自由演技。ここからは派手に腕を見せる場所になり、ここからはアトリエのリピ-タ-さんは別人になる。

何しろ体験の時からいきなり切る・・・いや、切りっ放し。しかもこの方はさっきの固いタイルで1作完成させている。だから固さではひるまない。

それを踏まえて、前作との違い。さっきは立ち上がりのあるなし。今度は?
中身として、前作は表札。つまり文字がメイン。それにトッピングの花3つ。

今回は花が全体の半分くらいを占めている。ただ確かに花は3つで同じだけれど・・・・
そこが単純じゃない所で、まず、メインの文字はエミリアを4分の1にしたパ-ツ。

その繰り返し。今回のメインは?花である。ただ前回の花はマ-ガレットやスプレ-菊のような、花びらで、これも同じ花びらの繰り返し。そう両方繰り返しで成立していた。

今回の花はカメリアのような花びら。1パ-ツで1つの花びらを切れないから、点で作れない・・・つまり繋がりを持って・・・線で作る。だからどう並べれば花びらになるか?と

考えないとならない。しかも前者の場合、点だから、色を変えても何も問題は発生しないが、上手く操作して張らないと、隣り合わせの花びらの境目がかぶってしまうと、

もはや赤いお団子にしか見えない・・・・この難しさ。しかも色に頼ると赤なんて、ほぼ
1色しか無い。いかに赤じゃない色で陰を作るか?これが技術。

まっ新作に入って、難易度が上がった事をやっている・・・そこを意識して貰う。
ここがスタ-ト。意識が無いと、何をしてもどんなモチ-フでも大きさが一緒・・・

そんな気になりがち。その意識をきちんとここが違う、ここが難しい、ここをクリア-する・・・と1つ1つ理解して貰わないと、前回と違う進行具合にめげちゃう場合がある。

何しろ今回の新作は中々難しい事をやっているのだから・・・進級したようなもので・・
と、そんな気分で。慌てない、慌てない。

そんなこんなで1つ花を完成した。これを見本にして、次回は作れば良いのね。
良く見て・・・ね。

昨日に続きまたまたリピ-タ-さん・・・流石に上手くなっている。






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