俺のモザイクタイル作品の見積もりとは?

まずは昨日忘れたメジャ-から。主人公は自分のミスで逆転されたものの、味方の捕手が
ホ-ムランで同点にしてくれ、更に主人公自ら逆転ホ-ムランで勝ち越す。

後は3人抑えれば勝ち・・・と言う所で油断をし、更に父にデットボ-ルを投げた目標の人を
意識し過ぎてヒット、フォアボ-ルと逆転ランナ-まで出し、更にバッタ-はライバル。

すると更に力むとホ-ムラン性の当たりを食らう。そこで主人公が選択したのは敬遠。
みんなと優勝したいから・・・。己のエゴなら勝負なのだろうが・・・

するとナインのみんながここまで来れたのはお前のお陰。逃げて後悔するのなら勝負しろ。
こんな所で逃げていたんじゃメジャ-では全員敬遠するつもりか?とハッパを受け

そこで吹っ切れた玉は160キロ越え。当然バットを折って優勝となる。
そこで2人はお互いを認め、ライバルとなりメジャ-で待つ目標の人を追う・・となる。

正直、昨日はアニメに先を越された感が強く、けっ、ここまで何とか喰らい付いて来たのに
・・・とそんな気持ちだった。

さて今日は?と言うと、2時の集まりまで一通りいきさつや是正、提案を文字にまとめた。
アニメみながら・・・ドラゴンボ-ルではみんなを助け一人ナメック星でフリ-ザと戦う梧空

ワンピ-スでは処刑される兄を賛同してくれた仲間と救出に・・・と一体どうなるんだろう?
今日・・・・の俺。いずれにせよ、なるようにしかならない。ただ伝えたい事は、

伝わらなくても伝わる努力をお別れが来る最後までする・・・・俺は今までそうして来た。

そんな中、日高氏からメ-ルが入り、時間が決まりアトリエに集合となる。
俺は自宅だったので、す-さんが送ってくれた。

さていよいよ本題になる前に、かぐやにりんげつさんからの要望メ-ルを読んで貰い、
スタ-ト。いずれにせよ、今のままでは全く話にならない状況から、事業仕分けじゃないが

削減出来る事はして、先方と同レベルにする事。そうすれば、その見積もりを比べられても
オ-バ-した分がモザイクの値段となる。子供でも判り易い。

すべてが一通り説明が終わって、日高氏がやるしかないだろう・・・と言い出したので、
俺の提案書を見せた。内容は至って簡単。モザイク班を10万削減、外溝班を10万削減、

お客さんに10万を出して貰うと、先方のグレ-ドでモザイクが10万で付く事になる。
とても判り易くなった・・・がそれが何を意味するか?・・・・

そもそも取り付けのような仕事なら安い職人の方が良い。その取り付けるものも安いに
越した事は無い。ならば大手に頼む事が良いだろう。がしかし、もし他の人には出来ない

事ならば、比べられる必要は無い。むしろ付加価値が付くはず。しかもどの建築もそうだが
似たり寄ったりで建物を見ただけで何処の会社だ・・・って判るものがあるだろうか?

少なくとも俺達の外溝には鯉のモザイクが2匹付く。鯉のモザイク表札が付く。
駐車場の床に秘密の鯉が付く。水飲み場にもモザイクがある。

世界の何処を探しても無いだろう。比べられる事は無いし、真似も出来やしない。
いや真似をすればデザイン泥棒なんだけれど、やりたきゃやれ。

少なくとも俺の実績以下で俺の価格より高いモザイクを作れば、死が待っているから。
モザイク班の予算は材料込みの20万。ただ俺の取り分は9万。1割は支払いになるから

8万1000円がすべて終わった時の俺の賃金。それも踏まえて、2人とかぐやに聞いて貰った。
こうなる事は最初から判っていた。と・・・それが証拠に俺の手間は当初から10万。

つまり1割支払えば9万なのだから9000円しか変化無し。そもそもやる前から腹をくくって
あったから。値下げも値上げも俺には無い。つまり常に最低保障だから。

1ヶ月掛かっても、何とか9万で生活出来るかな・・・?そう決めていたから・・・・
そして今までもいつもそうして来たから・・・

そして今回の趣旨。前回のような玄関の場合、料金や規模から俺と日高氏で十分。
かぐやさえ参加させられない。つまり金額が張らないと常に俺達2人になってしまうのだ。

その時だって無償でもかぐやはやりたいと言う・・・がしかし、勘違いしてもらっちゃ
困るのだ。それは一見親切で優しい人に見えるだろうが、取り様に寄っては、思い上がりや

迷惑も掛かる事にもなる。何故なら、お客さんの立場ならどうだろうか?
あぁあんな上手いお弟子さんがタダなら得した・・・と思うようなお客さんなら、

俺がその仕事を断りたい。思いやりのかけらも無い心無い人の仕事はやるに値しない。
逆に心ある人の場合、お金が払えないのにタダでやって貰うなんて・・・・と恐縮過ぎる

気持ちにはさせないだろうか?更に日高氏の立場ならどうだろう?かぐやにタダ働きさせて
自分の手間が増えた・・・と喜ぶだろうか?それは絶対に無い。

ならば例え少なくなった手間でも貰えば責任感も出るし、作ったものは残ると言う事。
常にそう言う気持ちは必要で、常にそれが連帯責任。

だからこそ終わった仕事が上手く行った時には、参加した者だけが味わう喜びがある。
ここまで判っているのに、参加させる予算が無い・・・誠に残念だが。

しかし今回は無理をすればみんなで出来る。この10年間、す-さんと仕事を一緒にするのは
初めてなのである。確かに何度か一緒に作った事はある。

御宿も3日やって貰った。カネキさんのブ-スもそう。当代島にも来た・・・・
けれどどれもお客さん。本気で一緒にやった事は無いのだ。

しかもかぐやの成長した腕もそう。ウチのエ-スである事は間違いなし。なのに仕事らしい
仕事はまだ無い。そうなるとさくら、キウイ、タピオカと未知数の人は益々・・・・

それがとうとう少ないながら賃金が発生して仕事が出来るのだ。みんなで。
この作品が一番楽しみなのはお客さんじゃない。何よりも俺なのだ。

この日を10年も待っていたのだ。俺の弟子や生徒が腕を見せられる場所が来たのだ。
このメンバ-が本気になったら、凄い作品になって当たり前。凄くて普通。

その中でたった1匹の立体鯉で一番目立ちたい。みんなも私が目立ちたいとやって欲しい。
デザインは俺だから、何をされてもバラバラにはならない。ル-ルの中で好きなように

やって貰って構わないから。そう思っている。必ず凄いものにしたいと思っている。

そんな事を伝えた。しかしす-さんの気持ちも良く判る。素敵な外溝にしたい・・・って
言うのも。俺だって同じ事。でも、そもそもがモザイクをする為の材料費も無いのだ。

それを持っているタイルは無償で・・・とまで考えてこの作品を作ろうと思っている事も
判って欲しいと思う。そんなやり取りの中で、きつい・・・と思いながらも、

3人が同じ気持ちになったような気がした所でお開き・・・俺はその後、ユニディへ。
本来、下地作りを今日から始めよう・・・と思っていたので無理やり少しでも・・・と。

閉店まで粘って・・・・ここまで。

オ-ドリ-教室と・・・・

朝、メ-ルが入りオ-ドリ-教室の時間がずれた。そこで空いた時間をりんげつさんの・・・
と行きたい所だったが、実は先日から暗礁に乗り上げている・・・そんな感じ。

正直モザイク班としては、下絵も決まりつつありタイルの手配や他の材料として使うものを
集めなければならないし、勿論みんなに説明も必要になる。

先日キウイにはほぼ説明したし、かぐやにも送る準備だけになった。先日注文している材料もユニディから連絡が入った・・・・こんな所までは進めたが・・・・　　　　　　　　　

先方の外溝見積もりが意外にも低価格で出て来た事で、それに合わす形を取るには企画変更を考えなければならない。そこです-さんと日高氏の外溝班に連絡をし、日曜日に話し合いをする段取りをした。

そこで話合いの準備をする事にした。正直こんな事があるかと思い、タイルの注文をして
いなかった・・・

今モザイク班の予算は30万となっている。そこで20万に変更した。あの花びらみたいな
タイルのみの購入で後はすべて何処からか貰うか、持っているものでやる。

更に俺が現地に行く数を増やし、す-さんのモザイク班分を無くした。それで10万を浮かした。これで明日、外溝で10万を浮かせればほぼ同等になるだろう・・・と。

ただそれが2人に受け入れられるかどうか?は判らんが・・・。一応提案だから・・・

そんな事務作業中にオ-ドリ-がやって来る。何だか調子が悪そうだ・・・
ただこう言う雰囲気を持つ働く女の人は大まかに2つ。非常に調子が悪いが綺麗に見える、

か?、幸せから来る見たまま、そのままか?複雑にすれば後1つ・・・もの足りない・・か?
いずれにせよ、そんな時はまず質問。

すると、モザイクをしながら話す事は簡単に出来るようになったはずが、後半になると
いつもよりも許容範囲が狭い。・・・判らないぃぃ・・・って事が多い。

しかも、考える事がきつい・・・と言う。ならば答えは簡単。

モザイクだけの事で言えば、仕事を変えて空白の時間があった時には赤い着物の部分は
流れ・・・と言うスタイルが出来ていた。しかし、新しい仕事が始まって仕事中心になって

いる今、その時間は少ない。ここで考える。

そもそもモザイクには点と線で描く大まかに2つある。点とは?花びらのような形を5枚と
丸1つで花になる。こんな描き方。これはマニュアルとして自分が決めたパ-ツをただ

ひたすら切るだけ。つまり最初さえしっかりしていれば、後は何も考えずに進める。
次は線。線で描くとは?まず点の場合、花らしき模様を下地に描き込む事が出来るが、

線はとても難しい事により流動的・・・ってまずは雰囲気で行こう・・・と細かな描き込み
所か、白紙スタ-トにしている。つまりその都度考えなければならない。

ここが大きく違う。先に考えて後で考えない点、常に考えなければならない線。
かぐや程度になれば、ほぼ一緒って言うかも知れないが、気持ちは点のが楽。

ならば時間の無い場合は点、時間がある時は線・・・と工夫をすれば良いだけ。
進み具合や調子が悪かった・・・と見えているのは、そんな事が多い。

そんな中、こんな質問をした。ジグソ-パズルをテ-マに話をしようか?
ジグソ-パズルって何だ?と聞くと・・・・えっ?飾るとか作るとかありきたりな事を言う。

あのな・・・これは自分の言葉で人とは違う説明や比喩で相手に伝える練習なんだよ・・
オ-ドリ-が言った言葉のみをもしキウイ、タピオカに伝えたらジグソ-パズル?って

言ってくれると思う・・・?と言うと、何とか・・・と言うので、ならば娘達は?と言うと、
無理かも・・・。と言う。じゃあそこにも判るように・・・と言うと・・・・勘が良いから

気が付いたろうね・・・・。俺はまず親の層なら、バブルなシチュエ-ションのドラマで
石田純一さんが仕事を終えてシャワ-を浴びて、ワイングラス片手にシルクのガウンを

まとって、高層ビルの夜景をバックに・・・今日は2つ進んだか・・・なんてやるような
もの・・・とか言ったりするね・・・と。

その光景が浮かんだら、そしてそれがジグソ-パズルと判ったら、思い浮かべてごらん。
石田純一さんが、角のパ-ツ、端のパ-ツ、色の違うパ-ツ・・・と袋に分けている映像が

浮かぶかい?と。そうしてしまったら、早く終えて飾る・・・つまり飾るが目的になる。
それをバラバラのままこれはどこかな?とやっていたら、いつまで経っても進まないが、

辞めない・・・と決めてあれば、いつか必ず終わる。それは楽しみが目的になる。
同じ楽しみとしても能率効率を屈指して結果を急ぐのも良し。

いつか終わるさ・・・と考えるのも良し。いずれにせよどっちが私?とスタイルさえ決めればね何もぶれる必要は無い。勿論器用であれば、今日はこっち、明日はこっち・・・と

切り替えてやるのも良し。大事なのは今日の己を知る事。そして何が自分のスタイルなのか
を知る事。これは人生においてもそう。

モザイクとは?己の考え1つでやっているのだから、プチ人生なのだ。それが自分を知る
手掛かりにもなる。今の自分をね・・・・

そこで今日は送って行くにあたって、道を変えた。夜桜でもみっか・・・と。
勿論、ただ車で素通りしただけ。若奥さんだからね。

ただの気分転換。まっ慌てず頑張って。