マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ヤング・アダルト・ニューヨーク

2017-02-18 16:50:45 | 映画ーDVD

ーヤング・アダルト・ニューヨークーWHILE WE'RE YOUNG

2014年 アメリカ 97分

 

監督・脚本=ノア・バームバック キャスト=ベン・スティラー (ジョシュ) ナオミ・ワッツ (コーネリア) アダム・ドライヴァー (ジェイミー) アマンダ・サイフリッド (ダービー)

 

【解説】

ブルックリンを舞台にしたラブコメディー。自分たちがまだ若いと思っている40代、成功をつかもうと奮闘中の20代と、世代の違うカップル2組の出会いを映す。監督は『フランシス・ハ』などのノア・バームバック。『LIFE!/ライフ』などのベン・スティラー、『インポッシブル』などのナオミ・ワッツ、テレビドラマ「GIRLS/ガールズ」シリーズなどのアダム・ドライヴァー、『親愛なるきみへ』などのアマンダ・サイフリッドらが共演。俳優陣が織り成すストーリーに注目。

 

【あらすじ】

ドキュメンタリー映画の監督であるジョシュ(ベン・スティラー)と、コーネリア(ナオミ・ワッツ)は40代の夫婦。まだまだ自分たちは若いと考えているが、ジョシュにはここ8年完成させた新作がなく、人生や夫婦の関係から輝きが消えてしまったと感じていた。そんな中、ジェイミー(アダム・ドライヴァー)とダービー(アマンダ・サイフリッド)という20代のカップルと出会う。レコードやタイプライターといったレトロなグッズや文化を愛する彼らの姿に、ジョシュたちは刺激され……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ジョシュ(ベン・スティラー)と、コーネリア(ナオミ・ワッツ)は44歳と42歳の夫婦。

ジョシュはドキュメンタリー作家だが、8年前からかかえている作品も、資金難で行き詰まっている。

普段は大学で講師をしている。

 

コーネリアは映画のプロデューサー。

彼女の父親は有名なドキュメンタリー作家だが、ジョシュとは不協和音だ。

 

最近、親友夫婦が子宝に恵まれた。

コーネリアには辛い流産の経験があり、いよいよ妊娠への期待はできないと覚悟をし始めている。

 

ある日、ジョッシュは大学の聴講に来ていたジェイミー(アダム・ドライヴァー)とダービー(アマンダ・サイフリッド)に声をかけられ、一緒に食事をしたり、お互いの家を行き来したり、夫婦ぐるみで親しくなっていく。

マンネリ化していたジョシュ夫婦の生活にも少しは活気が出てくるような感じがした。

 

ジェイミーはジョッシュに自分のドキュメンタリー映画を手伝って欲しいという。

ジョシュも助け、コーネリアの父も紹介するが、そもそもそれがジェイミーの狙いだったことがわかり…。

 

ジョシュとコーネリアの世代、ジェネレイションXと呼ばれているそうです。

遅れてきた世代ともいうのかな?

ベトナム戦争の1975年までくらいに生まれ、ベビーブーマーの価値観が社会の中心に居座り続けていて、なかなか時代の主導権を握れない。

それで冷めている世代とかしらけ世代とか言われています。

 

それでも、サブカルチャーの世界や、テクノロジーの分野では独自のものを確立してきた世代。

 

ジェイミーとダービーの世代は、サブカルチャーの世界でも主流にはなれず、結局レトロなものやアナログなものへと回帰したシンプルな生活を目指す世代。

 

コーネリアの父の世代も含めて、3つのジェネレーションギャップを描いていて、面白かったです。

 

私は、コーネリアの父の時代で、本当にいい時代を生きさせてもらっという思いがあります。

映画も、音楽も、経済的にも、振り返れば本当に幸せな世代ですよね。

 

ジョシュは大人になりきれていない感じがしました。

どこか甘い。

 

そう考えると、ジェイミーはかなりしたたか。

でも、その生き方も否定はできない気がしました。

自分で動かないと、チャンスは空から降ってはこないと思う。

 

いろんな特権や利権がすでに誰かのものとなっていて、少ないパイの奪い合いになっている現代、若い人にはますます生きにくい世の中だと思います。

 

ジョッシュとコーネリアは、ハイチから養子をもらうことを決断し、ジェイミーは世に出る切符を手に入れました。

 

人生はこれからも山あり谷ありでしょうが、自分の道を進んで欲しいと思いました。

 

ジェイミー役のアダム・ドライバー。

私は「スター・ウォーズ7/フォースの覚醒」のカイロ・レン役で初めて見ましたが、最近の「沈黙」でも重要人物を演じていたので、これから有望な若手ですね。



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