ーはやぶさ遥かなる帰還ー
2012年 日本
監督=瀧本智行 キャスト=渡辺謙(山口駿一郎)江口洋介(藤中仁志)夏川結衣(井上真理)小澤征悦(鎌田悦也)中村ゆり(松本夏子)吉岡秀隆(森内安夫)石橋蓮司(木下治夫)藤竜也(丸川靖信)山崎努(東出博)
【解説】
2010年6月13日に、約7年の期間と総距離60億キロに及ぶ壮大なプロジェクトを終えて宇宙より帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の歴史的偉業を描くトゥルー・ストーリー。主演に、『ラストサムライ』などハリウッドでも活躍する俳優・渡辺謙を迎え、プロジェクトチームとはやぶさによる壮大かつ重厚な物語が描かれる。監督は、『犯人に告ぐ』などの瀧本智行。幾多のトラブルに見舞われながらも、はやぶさを生還させようと奮起する人々の情熱に引き込まれる。
【あらすじ】
2003年5月9日、鹿児島内之浦宇宙空間観測所。小惑星探査機「はやぶさ」を搭載したM-Vロケットが発射された。緊張の面持ちで見守っていたプロジェクトマネージャーの山口教授(渡辺謙)は、さまざまな思いを巡らせながら、これからスタートする壮大なプロジェクトに対し、決意を新たにしていた。そして2005年、小惑星「イトカワ」の姿をとらえたはやぶさはタッチ・ダウンに成功するも、化学エンジンの不良、姿勢制御が不能に陥るなどのトラブルに見舞われてしまう。(シネマトゥデイ)
【感想】
大阪科学館のプラネタリウムで鑑賞した「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」で感動して、すっかりはやぶさファンになった私。
はやぶさをテーマにした映画が3本作られていますが、全部見るつもりです。
まず、始めはこの作品。
はやぶさの打ち上げに始まり、帰還で終わります。
まるで、ドキュメンタリー映画のようにきめ細かく作られていました。
主人公を宇宙研究所のプロジェクトマネージャー山口駿一郎(渡辺謙)においていますが、はやぶさの関わったいろんな人の群像劇です。
個々の研究者を取材という形で結びつけていく人物に、朝日新聞の記者・井上真理(夏川結衣)を置いたところが、人物紹介が整理されてよくわかったし、この井上の実父が、町工場ではやぶさの部品の試作品を作った東出(山崎努)というところも、自然な感じで良かったと思いました。
そのエピソードには、もの造りの人たちの情熱や、そこに吹き荒れている不況の嵐、でも、後継者としての孫の存在など、いろんなテーマが盛り込まれていて、面白かったです。
山崎努さん、うまいしねー。
はやぶさの心臓部であるイオンエンジンをめぐる、藤中(江口洋介)と森内(吉岡秀隆)のぶつかり合いも、本気が感じられて面白かったです。
このプロジェクトに関わったたくさんの人たちがいてこそ、結果がわかっているとはいえ、はやぶさの帰還は感動的なものでした。
でも、「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」ほどではありませんでした。
やはり、あの作品は凄いですね。
日本のもの作りの素晴らしい技術は、後継者がいなくて衰退してきているようですが、最近【盾と矛】というテレビ番組の影響で、もの作りに興味を持つ若者が増え、就職活動も中小企業でも良いのでもの作りをしたいという学生が少しずつふえてきてるという、嬉しいニュースを耳にしました。
相変わらず忙しい毎日ですが、一時より少し落ち着いている今日この頃、劇場で【ホタノヒカリ】、【テルマエ・ロマエ】、【へルタースケルター】、【BRAVE HEARTS 海猿】みました。【海猿】はお勧めですよ
暑いけど、お元気ですか?
相変わらず、邦画を中心に見ているのね。
私とチョイスが全然違うね。笑!
「海猿」見たことないのよ。
なんか出遅れた感じだなあ。