マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ノーボーイズ ノークライ

2010-05-31 11:59:45 | 映画ーDVD
ーノーボーイズ ノークライーTHE BOAT/NO BOYS, NO CRY
2009年 日本/韓国
監督=キム・ヨンナム キャスト=妻夫木聡(亨)ハ・ジョンウ(ヒョング)貫地谷しほり

【解説】
裏稼業で知り合った日本と韓国の二人の青年が、孤独や絶望の中で人間の温もりを知り、静かにきずなを深め合う過程を描く人間ドラマ。『ジョゼと虎と魚たち』をはじめ繊細(せんさい)なストーリーを編み出す渡辺あやが脚本を担当し、韓国の新鋭・キム・ヨンナムがメガホンを取る。キャストには家族への複雑な感情を抱える青年に妻夫木聡、孤独だが純粋な運び屋に『チェイサー』のハ・ジョンウがふんする。美しく切ないタッチでつづられた若者たちの心の軌跡を前に、深い余韻が胸に迫る。

【あらすじ】
古いボートで海を渡り荷物を運ぶ韓国人のヒョング(ハ・ジョンウ)と、海岸で荷物を受け取る亨(妻夫木聡)。ヒョングは親に捨てられた孤児、亨は家族についての鬱屈した思いを抱えていた。ある日、いつも運ぶキムチのつぼではなく少女・チス(チャ・スヨン)を運ぶ依頼を受けたヒョングと亨は、失踪(しっそう)したチスの父親探しに巻き込まれるが……。(シネマトゥデイ)

【感想】
「チェイサー」の犯人役で脚光を浴びたハ・ジョンウが主演と聞いていたので、とても興味がありましたが、劇場では見に行けず、DVD鑑賞となりました。

最初からヒョング(ハ・ジョンウ)が小舟の上でお昼寝しているシーン。
もう、これだけで彼がすごい演技をする人というのがわかります。
もう、これだけで、わくわく。
(イケメンではないよ、念のため)

子供の頃に、ストリッパーだった母が弟だけを連れて失踪したというトラウマを持つヒョングは、拾って育ててくれた日本人実業家の密輸の手伝いをしている。
韓国側で用意された品物を、小舟で日本へ運ぶ運び屋だ。

日本の海岸で待っているのが亨(妻夫木聡)。
亨の妹が実業家の息子の嫁という関係。

そのうちに、ヒョングは自分の運んでいる物が麻薬だということを知るが、それでもどうしようもなかった。

ある日、依頼された荷物は生きている女だった。
生命保険会社の社長の娘チス(チャ・スヨン)が、大金を持って行方をくらました社長を捜し出すための人質として誘拐されたのだった。

ヒョングは、亨に引き渡して帰りたかったが、アパートの1室で待つように命じられた。
そこへ怪しい男たちがやってきて、ヒョングは女を担いで逃げ出した。

亨はお金に困っていた。
妹は3人の子供を抱えていて、一番小さい子は病気、社長の息子の嫁といっても、別居状態だった。
おまけに、地方の祖母までいた。
家族に縛られている亨。

チスを使って、大金をせしめようとしていた。

チスは「父親を捜してくれたら一人に5千万やる」と持ちかけてきた。

そして、ヒョングと亨とチスの奇妙な逃亡生活が始まった。

残酷な話ですが、妙にファンタスティックなところもあり、『ジョゼと虎と魚たち』や「天然コケコッコー」や「メゾン・ド・ヒミコ」の渡辺あやさんが脚本を書いたと聞けば、納得するところもあります。

「泣かない男はいない」という意味のタイトル。
亨が号泣するシーンはかなりせつないです。

いい作品だっただけに、もうひとつ描き方が薄っぺらく感じました。
なぜかなあ?



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