ーリトルチルドレンー
2006年 アメリカ トッド・フィールド監督 ケイト・ウィンスレット 、パトリック・ウィルソン 、ジェニファー・コネリー 、ジャッキー・アール・ヘイリー 、ノア・エメリッヒ 、グレッグ・エデルマン 、フィリス・サマーヴィル 、セイディー・ゴールドスタイン 、タイ・シンプキンス 、レイモンド・J・バリー 、トリニ・アルヴァラード 、ジェーン・アダムス 、サラ・G・バクストン 、トム・ペロッタ 、セイディー・ゴールドスタイン 、タイ・シンプキンス 、レイモンド・J・バリー 、トリニ・アルヴァラード 、サラ・バクストン 、トム・ペロッタ
【解説】
トム・ペロッタ原作のベストセラー小説を映画化した、ひねりの効いたヒューマンドラマ。経済的に何不自由のない生活を送りながらも、どこか満たされない空虚さを抱えた大人たちの姿を映し出す。『タイタニック』のケイト・ウィンスレットが、郊外の主婦の欲求不満を体当たりで熱演。『オペラ座の怪人』のパトリック・ウィルソンを相手に熱い濡れ場を披露する。平凡な人々の等身大の人生の悩みや苦しみがじわじわと胸にしみる。
【あらすじ】
郊外の住宅地で夫と娘と暮らすサラ(ケイト・ウィンスレット)は、その生活にうんざりしていた。ある日、彼女は主婦たちの憧れの的であるトッド(パトリック・ウィルソン)と話をする機会を得る。主夫である彼とサラは意気投合し、お互いの子どもを連れて会うようになり……。 (シネマトゥデイ)
【感想】
子育ての時期の母親の心理というのは、なかなか微妙です。
私にも経験があります。
社会から取り残されて行くような孤独感、母親仲間からの疎外感。
「私はあの人たちとは違う。群れたくないわ」とも思う。
子育てしている父親。
母親仲間から「プロムキング」という称号を与えられているけど、話しかける人はいないブラッド(パトリック・ウィルソン)。
サラ(ケイト・ウィンスレット)の目には新鮮に映ったことでしょう。
サラの夫は、社会的に成功している人物ですが、性的嗜好に問題のある人でした。
一方、ブラッドは法科大学を卒業したのに、司法試験に2度失敗している司法浪人。
妻(ジェニファー・コネリー)が家計を支えているので、勉強しながら子育て、家事を担当している。
でも、自信をなくし、単調な毎日に少し腐りかけていました。
この二人が、一線を越えてセックスにのめり込んで行くのは、自然な流れでした。
サラは「ボヴァリー夫人」を読み返し、彼女と自分の心情を重ねあわせ、本の主人公の破滅を知りながら、この恋にのめりこんでいきます。
恋だと信じて。
そのストーリーにかつて性犯罪を起こして服役した男(ジャッキー・アール・ヘイリー)が、町に戻ってきたというエピソードが加わります。
ブラッドとロニーをつなぐのがラリーという元警官(ノア・エメリッヒ)。
彼も興味深い人物です。
彼は、現役警官だった頃、ショッピングセンターで銃を乱射の一報を受け、現場に駆けつけ犯人を撃ち殺しました。
しかし、その情報は誤りで、少年がおもちゃの銃を振り回していただけだったのです。
彼はショックを受け、警官を辞めましたが立ち直れません。
妻と双子の子供は家を出てしまいました。
その罪悪感や孤独感を埋めるため、ロニーをひたすら糾弾することが、彼の生き甲斐になっていました。
ロニーは明らかに、異常者です。
母親は息子を溺愛し、一生懸命にかばいますが、結局は心臓の発作で亡くなってしまいます。
この二つのエピソードがどうからんでいくのかと、最後までわかりませんでしたが、意外な結末といえるでしょう。
自分で結末をつけたロニーが少し哀れでした。
結論から言うと、ブラッドとサラは、元の生活に戻って行くのですが、ブラッドは戻れるかもしれないけど、サラはあのご主人との結婚生活を続けて行けるのかどうか心配です。
あの人は、尊敬できないでしょう。
ケイトとパトリツクは、美しい肉体を披露してくれます。
セクシーな二人、よかったです。
ジャッキー・アール・ヘイリーは各賞の助演男優賞にノミネートされただけあって、性犯罪者を演じるのに過剰過ぎず、人間らしく描いて好演でした。
2006年 アメリカ トッド・フィールド監督 ケイト・ウィンスレット 、パトリック・ウィルソン 、ジェニファー・コネリー 、ジャッキー・アール・ヘイリー 、ノア・エメリッヒ 、グレッグ・エデルマン 、フィリス・サマーヴィル 、セイディー・ゴールドスタイン 、タイ・シンプキンス 、レイモンド・J・バリー 、トリニ・アルヴァラード 、ジェーン・アダムス 、サラ・G・バクストン 、トム・ペロッタ 、セイディー・ゴールドスタイン 、タイ・シンプキンス 、レイモンド・J・バリー 、トリニ・アルヴァラード 、サラ・バクストン 、トム・ペロッタ
【解説】
トム・ペロッタ原作のベストセラー小説を映画化した、ひねりの効いたヒューマンドラマ。経済的に何不自由のない生活を送りながらも、どこか満たされない空虚さを抱えた大人たちの姿を映し出す。『タイタニック』のケイト・ウィンスレットが、郊外の主婦の欲求不満を体当たりで熱演。『オペラ座の怪人』のパトリック・ウィルソンを相手に熱い濡れ場を披露する。平凡な人々の等身大の人生の悩みや苦しみがじわじわと胸にしみる。
【あらすじ】
郊外の住宅地で夫と娘と暮らすサラ(ケイト・ウィンスレット)は、その生活にうんざりしていた。ある日、彼女は主婦たちの憧れの的であるトッド(パトリック・ウィルソン)と話をする機会を得る。主夫である彼とサラは意気投合し、お互いの子どもを連れて会うようになり……。 (シネマトゥデイ)
【感想】
子育ての時期の母親の心理というのは、なかなか微妙です。
私にも経験があります。
社会から取り残されて行くような孤独感、母親仲間からの疎外感。
「私はあの人たちとは違う。群れたくないわ」とも思う。
子育てしている父親。
母親仲間から「プロムキング」という称号を与えられているけど、話しかける人はいないブラッド(パトリック・ウィルソン)。
サラ(ケイト・ウィンスレット)の目には新鮮に映ったことでしょう。
サラの夫は、社会的に成功している人物ですが、性的嗜好に問題のある人でした。
一方、ブラッドは法科大学を卒業したのに、司法試験に2度失敗している司法浪人。
妻(ジェニファー・コネリー)が家計を支えているので、勉強しながら子育て、家事を担当している。
でも、自信をなくし、単調な毎日に少し腐りかけていました。
この二人が、一線を越えてセックスにのめり込んで行くのは、自然な流れでした。
サラは「ボヴァリー夫人」を読み返し、彼女と自分の心情を重ねあわせ、本の主人公の破滅を知りながら、この恋にのめりこんでいきます。
恋だと信じて。
そのストーリーにかつて性犯罪を起こして服役した男(ジャッキー・アール・ヘイリー)が、町に戻ってきたというエピソードが加わります。
ブラッドとロニーをつなぐのがラリーという元警官(ノア・エメリッヒ)。
彼も興味深い人物です。
彼は、現役警官だった頃、ショッピングセンターで銃を乱射の一報を受け、現場に駆けつけ犯人を撃ち殺しました。
しかし、その情報は誤りで、少年がおもちゃの銃を振り回していただけだったのです。
彼はショックを受け、警官を辞めましたが立ち直れません。
妻と双子の子供は家を出てしまいました。
その罪悪感や孤独感を埋めるため、ロニーをひたすら糾弾することが、彼の生き甲斐になっていました。
ロニーは明らかに、異常者です。
母親は息子を溺愛し、一生懸命にかばいますが、結局は心臓の発作で亡くなってしまいます。
この二つのエピソードがどうからんでいくのかと、最後までわかりませんでしたが、意外な結末といえるでしょう。
自分で結末をつけたロニーが少し哀れでした。
結論から言うと、ブラッドとサラは、元の生活に戻って行くのですが、ブラッドは戻れるかもしれないけど、サラはあのご主人との結婚生活を続けて行けるのかどうか心配です。
あの人は、尊敬できないでしょう。
ケイトとパトリツクは、美しい肉体を披露してくれます。
セクシーな二人、よかったです。
ジャッキー・アール・ヘイリーは各賞の助演男優賞にノミネートされただけあって、性犯罪者を演じるのに過剰過ぎず、人間らしく描いて好演でした。
主役の3人以外、母親も元警官も悲しい運命。
母親の最後の言葉、元警官の“絶対に助ける”
少し、ホロッとなりました。
サラは母性に目覚めて欲しいなあ~もう少し母親としての自覚が出たら、また生きがいも見つけられるかもしれない…それも程々に(笑)
旦那さんは成功者かもしれないけど、哀れよね!
真面目そうで堅物な人って、嵌り込んじゃうとトコトン変態になっていくんだね…
私も生活の為に我慢するだろうけど、気持ち悪いかも!
洗濯物も別に洗いたい(爆)
「ボヴァリー夫人」って読んだ事ないんですが、図書館で借りれる内容かしら?(笑)
私は3人の子供を産み育てたけど、母性は難しいよね。
しかも、うまく卒業しなくちゃならないしね。
世間から押し付けられる「妻」とか「母」とかのイメージ、ときには重くないですか?
私は「人間だし、女だし」と暴れてみたいときもあるでしょ?
しかも、あんな夫!私も洗濯は別にしたい。爆!!
「ボヴァリー夫人」はフローベルという人が書いた、立派な文学みたいよ。
書かれたときは発禁になったり、裁判になったみたいだけど、フランスでも1857年に解禁になって、日本でも、1920年に解禁になったそうです。
はっきりいって、古典よね。
私も読んでいないわ。
いつか挑戦しよう。
コレはとても期待して臨んだ映画なんだけど、
今思い返してみても、とても心理描写の優れた作品でしたねぇ。
原作もきっといいんだろうけど、
トッド・フィールド監督とは相性もいいみたいです。
シシー・スペイセクよかったですね。
この作品も、そういえば、共通した面がありますね。
普通に暮らしている人がふと落ち込む日常の落とし穴、というかんじかな?