マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ミリオン・ダラー・アーム

2014-11-04 11:10:13 | 映画ー劇場鑑賞

ーミリオン・ダラー・アームーMILLION DOLLAR ARM

2014年 アメリカ 124

グレイギ・ギレスビー監督 ジョン・ハム(JB・バーンスタイン)アーシフ・マンドヴィ(アッシュ)ビル・パクストン(トム・ハウス)スラージ・シャルマ(リンク)マドゥル・ミッタル(ディネシュ)レイク・ベル(ブレンダ)アラン・アーキン(レイ)ピトバシュ(アミト)

 

【解説】

野球未開の地・インドから初のメジャーリーガーを発掘したエージェントの奇想天外な実話を基にしたスポーツドラマ。キャリアのどん底にあったスポーツエージェントがインドのクリケット選手をスカウトすることを思い付き、さまざまなトラブルに遭いながらも、前代未聞の挑戦に挑む様子を描く。メガホンを取るのは『ラースと、その彼女』などのクレイグ・ギレスピー。『スラムドッグ$ミリオネア』などのAR・ラフマーンが音楽を担当する。主演は、テレビシリーズ「MAD MEN マッドメン」などのジョン・ハム。二転三転する展開と、爽快なサクセスストーリーに驚きと感動が押し寄せる。

 

【あらすじ】

スポーツエージェントのJB・バーンスタイン(ジョン・ハム)はメジャーリーグの時代の流れについていけず、選手との契約も終了。そこでバーンスタインはインドのクリケット選手から逸材を発掘しようと、いちかばちかの賭けに出る。そして、地元のテレビ局と「ミリオンダラー・アーム」という番組を企画し、コンペティションに集まった数千人の中から2人の青年をアメリカに招くが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

最近、ブログにアップするのが遅い。

我ながら情けない。

 この作品も、タイガースがクライマックスシリーズ快進撃を続けている中、私としては大盛り上がりで見に行った作品です。

 

日本人大リーガーもたくさん出現して、人気者の定番になっていますが、この話は野球をあまりしない国のインドで、大リーガー候補を探そうという、かなり無謀な計画を描いています。

でも実話なので、納得して見るしかない。

 

スポーツエージェントのJB・バーンスタイン(ジョン・ハム)は口八丁手八丁のいい加減な男だが、最近エージェントの仕事がうまくいっていない。

豪邸も、離れを借家にしているありさま。

その借家人が病院勤めのブレンダ(レイク・ベル)だが、JBの好みではない。

 

彼が目を付けたのがインドのクリケット熱。

投げることなら同じだろうと、スポンサーをまるめこんでインドに選手探しにでかけた。

「ミリオンダラー・アーム」と名付けたコンテスト、審査するのはスカウトのレイ(アラン・アーキン)。

 

インド主要都市で予選をやり、最終地で決勝戦をやってなんとか速球とコントロールのいい選手二人を発見した。

デネシュ(マドゥル・ミッタル)とリンク(スラージ・シャルマ)、通訳に野球好きのをアミト(ピトバシュ)雇った。

  左からデネシュとリンク

インドから出たことのない青年たちは、ホテルでの過ごし方もわからず、結局JBの家で生活することになった。

言葉も通じず、野球のルールも知らない青年たちを大リーガーに育てることは無謀なことに思えたが…。

 

☆ネタバレ

インド青年たちのひたむきさや純真さ、レイやブレンダの協力もあり、JBのよこしまな欲望もいつしか素直に彼らを育てたいという人間的な感情に変わっていきます。

爽やかなサクセスストーリーになっているところは、さすがディズニー映画と言えます。

 

野球好きにはたまらない作品でした。

ラスト、お約束のご本人の写真。

大リーガーとして成功して、本当に良かったね。

 


フルートベール駅で

2014-11-04 11:04:20 | 映画ーDVD

ーフルートベール駅でーFRUITVALE STATION

2013年 アメリカ 85

ライアン・クーゲラー監督・脚本 マイケル・B・ジョーダン(オスカー・グラント)メロニー・ディアス(ソフィーナ)オクタヴィア・スペンサー(ワンダ)

 

【解説】

200911日、22歳の黒人青年が警察官に銃で撃たれて死亡した事件を基に映画化し、映画祭や賞レースを席巻したドラマ。新年を迎えようという1231日、家族や友人といつもの日常を過ごす青年の姿を描き、突然この世から去った彼の運命の残酷さやはかなさを浮き上がらせる。監督は、本作で長編映画デビューを飾ったライアン・クーグラー。主人公の黒人青年を『クロニクル』などのマイケル・B・ジョーダンが演じ、オスカー受賞者のオクタヴィア・スペンサーが共演。事件の痛ましさや、残された者の憤りと悲しさが胸に突き刺さる。

 

【あらすじ】

2009年、新年を迎えたサンフランシスコのフルートベール駅。多くの人が入り乱れるホームで、22歳の黒人青年オスカー・グラント(マイケル・B・ジョーダン)が銃で撃たれてこの世を去る。命を失ったオスカーにとって、母の誕生日を祝い、娘と遊び、家族や友人と過ごしたいつもの日常が、悲しいことに最後の日となってしまった。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

2009年の1月1日、22歳の黒人青年オスカー・グラント(マイケル・B・ジョーダン)はサンフランシスコで仲間や妻と新年を祝った後、電車で帰る途中、車内でいざこざを起こしてしまった。

誰かが通報し、警官が駆けつけ、オスカーたちをホームに降ろし、座らせて話をしている最中、警官はオスカーをホームに押し付け背中から発砲した。

オスカーはすぐに病院に運ばれたが、母(オクタヴィア・スペンサー)の願いも虚しく亡くなってしまった。

この事件には数多くの目撃者がいて、たくさんの画像がアップされたために社会問題となったそうです。

 

オスカーは、どこにでもいる青年と言ったら語弊があるかもしれません。

麻薬を売って、刑務所に入って服役を終えたところです。

元の職場に行って復職を願っても相手にされなかった。

 

でも、今日は大晦日じゃないか。

新年になれば、新しい道も開けるかもしれない。

 

幼い子供と遊んで、母の誕生日プレゼントを用意して、妻と仲間とともに新年のお祝いに出かけた。

そしてー。

 

母は「私が電車で行くように言った」と後悔しています。

車は危険だと思ったからです。

それがー。

 

もちろん、お母さんのせいじゃありません。

なかなかなくならない差別や偏見、若者の貧困、暴力などが、オスカーの未来を奪ってしまった。

母から息子を、幼い子供から父を、妻からは大切な夫を奪ってしまった。

 

一瞬の出来事に奪われた命の大切さ。

正義とか悪とか、声高に叫ばないところがこの作品の優れたところだと思いました。

いい映画です。

 

主演の マイケル・B・ジョーダンは「クロニクル」に出ていた俳優さんです。


ニューヨーク 冬物語

2014-11-04 10:56:57 | 映画ーDVD

ーニューヨーク 冬物語ーWINTER TALE

2014年 アメリカ 1時間58

 

アキヴァ・ゴールズマン監督 コリン・ファレル(ピーター・レイク)ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ(ペパリー・ペン)ジェニファー・コネリー(バージニア)ラッセル・クロウ(バーリー・ソームズ)ウィリアム・ハート(アイザック・ペン)エヴァ・マリー・セイント(ウィラ)ウィル・スミス

 

【解説】

余命が残り少ない令嬢と恋に落ちた男が100年の時を超えてたどる数奇な運命を、コリン・ファレル主演で描いた壮大なラブストーリー。マーク・ヘルプリンのベストセラー小説を、『ビューティフル・マインド』でアカデミー賞脚色賞を受賞したアキヴァ・ゴールズマン監督が映画化。ヒロインには美貌のジェシカ・ブラウン・フィンドレイがふんするほか、ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー、ウィリアム・ハートなどオスカー俳優らが共演する。

 

【あらすじ】

1900年代のニューヨーク、幼少期に両親と離れ離れになったピーター(コリン・ファレル)は、裏社会を牛耳る男の下で悪事を働く毎日を過ごしていた。そんなある日、美しい令嬢ベバリー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)と出会った彼は瞬く間に恋に落ちるが、不治の病に侵され余命わずかな彼女は亡くなってしまう。100年後、記憶を失ったピーターは生きる意味さえもわからず街をさまよっていた……。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

原作はとても長編で、名作らしいです。

これを映画化するだけでも偉いと書いていたレビューもありました。

 

もっとロマンティクに仕上がっていたら、私も満足したのになあ。

 

20世紀初頭、ヨーロッパから移民して来たピーターの両親は、やっとの思いでニューヨークに着いたのに、病気を理由に強制送還されることになった。

父親はケースに飾ってあった模型の船に赤ん坊のピーターを寝かせ、ニューヨークの岸辺に流した。

 

成人したピーターは、バーリー・ソームズ(ラッセル・クロウ)が牛耳る裏社会で働かされていたが、悪に染まるのが嫌になり、逃げだした。

それを手助けしてくれたのが不思議な能力を持つ白馬。

 

白馬に導かれるように、ピーターは美しい令嬢ベバリー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)に出会う。

ペバリーは不治の病に冒されていた。

 

そこから二人はしつこく追いかけてくるバーリーの追っ手から逃れ、ベバリーの冬の別荘にやってくる。

ピーターはなんとしてもベバリーを救いたいと思うが、ベバリーは死んでしまう。

 

バーリーに橋から落とされたピーターは記憶喪失となり100年間彷徨っていたが、

ベバリーの妹ウィラに似た少女と出会い、何かを思い出す。

ウィラの母バージニア(ジェニファー・コネリー)と会い、はっきりと自分の使命を悟ったピーターは、バーリーと最後の戦いをする。

 

100年間記憶喪失!!

おとぎ話だからいいけどね。

バーリーは悪魔なので命が長いのはわかるけど、ピーターはなぜだろう。

使命があるから?

 

バーリーの親玉がウィル・スミスなのには笑います。

ほんと、豪華キャストで白馬が空を翔るシーンは美しかったのに、盛り上がらなかったのはなぜかな?

 

ウィラの現在を演じたエヴァ・マリー・セイントは90歳を越えているそうですが、100年後ということなら、108歳くらいで現役の新聞社の社主?

ちょっと納得がいかないわ。

彼女の存在そのものは、美しいですが。