マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

私が愛した大統領

2013-10-06 11:41:22 | 映画ー劇場鑑賞

ー私が愛した大統領ーHYDE PARK ON HUDSON

2012年 イギリス

ロジャー・ミッシェル監督 ビル・マーレイ(フランクリン・デラノ・ルーズベルト)ローラ・リニー(デイジー)サミュエル・ウェスト(ジョージ6世)オリヴィア・コールマン(エリザベス)エリザベス・マーヴェル(ミッシー)エリザベス・ウィルソン(ルーズベルト夫人)エレノア・ブロン(デイジーのおば)アンドリュー・ヘイヴィル(キャメロン)マーティン・マクドウガル(トミー)オリヴィア・ウィリアムズ(エレノア・ルーズベルト)

 

【解説】

ニューディール政策などで有名な第32代アメリカ大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルトの知られざる素顔に迫った伝記ドラマ。ルーズベルト大統領の一番の理解者として彼を支え続けた女性デイジーとの深い絆と、第2次世界大戦前夜の英国王ジョージ6世夫妻が渡米した際のエピソードの裏側を描く。小児まひの後遺症を抱えながらも4選を果たしたカリスマ大統領を、名優ビル・マーレイが演じ、激務のルーズベルト大統領が誰よりも信頼し心を許した従妹デイジーを、3度のオスカーノミネート経験を持つローラ・リニーが演じる。

 

【あらすじ】

1930年代アメリカ、多忙なフランクリン・デラノ・ルーズベルト大統領(ビル・マーレイ)は一番の理解者である従妹のデイジー(ローラ・リニー)と過ごすひとときが何よりの安らぎだった。19396月、ドイツとの開戦危機に備えアメリカの後ろ盾が欲しい英国王ジョージ6世夫妻が実家を訪問。歴史的なトップ会談が行われた夜、デイジーは思いも寄らなかった大統領の秘密に触れてしまう。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

アメリカの第32代フランクリン・ルーズベルト大統領(在任期間1933年から1945年)は、第26代セオドア・ルーズベルトの従弟に当たる人物で、アメリカ政治史上、唯一4選された人物。

小児まひによる重度の身体障害者の大統領ということでも有名です。

歴代アメリカ大統領ランキングでは今でも人気上位5傑に入る人気の大統領だそうです。

 

「ニューディール政策」という項目で、世界史で習ったような気がしますが、よく知りませんでした。

ちょうど第2次世界大戦のころの大統領です。

 

この作品は、はっきり言ってスキャンダルの暴露です。

関係者が亡くなってから、発見された日記に基づいています。

 

その人、デイジー(ローラ・リニー)。

伯母と二人でひっそり暮していたデイジーの元に、従兄のフランクリン・ルーズベルト大統領(ビル・マーレイ)から呼び出しがかかる。

公務で忙しい彼のそばで支えて欲しいというのが申し出だった。

二人は親しくなり、愛人関係に。

 

しかし、大統領には本妻もいて、大統領の浮気は公然の秘密。

秘書のミッシーほか、複数の愛人がいた。

 

☆ネタバレ

スキャンダルの暴露ものだけど、中心となるエピソードは英国王夫妻の初のアメリカ訪問です。

この英国王が、映画にもなった「英国王のスピーチ」のジョージ6世。

ヨーロッパでは、ドイツとイタリアに対抗して第2次世界対戦前夜のピリピリとした情勢が続いていました。

この訪米はイギリスの体面を保ちながらも、アメリカを後ろ盾につけたいという外交の一環でした。

ルーズベルト大統領は、イギリス王夫妻をハイドパークにあった自分の私邸に招き、接待しました。

彼はご夫妻に好印象をもち、それからの2国間の関係に大きな影響を与える結果となりました。

 

それがホットドック外交としてこの作品にも描かれていますが、この若き英国王ご夫妻はとても初々しく、チャーミング。

ルーズベルトの私生活と対照的に描かれていて、興味深いものとなっていました。

 

でも、作品の終わり方もが結局は不倫がバレなかったという感じ、あるいはスキャンダルに寛容な世情という感じで、よその国の王様の後宮物語というような印象でした。

 

もう少し違う余韻を期待していたので、少しがっかりしました。

原題から言えば「HYDE PARK ON HUDSON」なので、この英国王訪問にフォーカスされているので、これでいいのかもしれませんが。

歴史ものなのか、スキャンダルものなのか、ちょっと中途半端でした。

 

アイアンマン3

2013-10-06 10:48:25 | 映画ーDVD

ーアイアンマン3IRON MAN 3

2013年 アメリカ 133

シェーン・ブラック監督 ロバート・ダウニー・Jr(トニー・スターク(アイアンマン))グウィネス・パルトロー(ペッパー・ポッツ)ドン・チードル(ジェームズ・ローディ(ウォーマシーン))ガイ・ピアース(アルドリッチ・キリアン)レベッカ・ホール(マヤ・ハンセン)ジェームズ・バッジ・デール(サヴィン)ジョン・ファヴロー(ハッピー・ホーガン)ベン・キングズレー(マンダリン)ポール・ベタニー(J.A.R.V.I.S.(ジャービス))ウィリアム・サドラー(大統領)ミゲル・ファーラー(副大統領)マーク・ラファロ(ブルース・バナー)

 

【解説】

マーベル・コミックの代表作を実写化した、人気アクション・シリーズの第3弾。アメリカ政府から危険分子と見なされた上に、正体不明の敵の襲撃を受ける正義のヒーロー、アイアンマン(トニー・スターク)の姿を描く。前2作と『アベンジャーズ』に続いて主演を務めるロバート・ダウニー・Jrが、シリーズ最大級の危機に見舞われたスタークの苦悩を見事に体現。『ガンジー』『砂と霧の家』などのベン・キングズレー、『ロックアウト』のガイ・ピアースら、実力派が脇を固める。新たに開発される各種アイアンマンにも注目。

 

【あらすじ】

スーパーヒーローで編成された部隊アベンジャーズの一員として戦い、地球と人類を滅亡の危機から救ったアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。だが、アメリカ政府はスーパーヒーローが国の防衛を担うことを危険視するようになり、それを契機に彼はアイアンマンの新型スーツを開発することに没頭していく。そんな中、正体不明の敵によってスターク邸が破壊され、これまでのアイアンマンが全て爆破されてしまう。何もかも失ったスタークだが、人並み外れた頭脳を武器に孤独な戦いに挑む。

(シネマトゥデイ)

 

【感想】

これ、映画館で見たかったなあ。

3Dで。

見た方はお得な気分でしょ?

 

でも、面白かった!

トニー・スタークにシャーロック・ホームズか入っていた!

それは仕方がないね、ロバート・ダウニー・Jrのキャラだから。

 

2作目こそ、エンタメのショーみたいだったけど、アイアンマンの肝は、トニー・スタークの変節です。

武器商人から、正義の味方に心情が変わったところ。

ある側から見れば、それは裏切りだし、トニー自身のトラウマでもある。

 

小泉元首相が脱原発を唱え始めた。

それに似てない?

 

さて、アメリカ政府は独自にアイアンパトリックなるものを軍事に取り入れ、トニーはすっかり用なし状態。

会社の方も、ペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)が切り盛りしていて問題ない。

 

トニーは、オタクのように研究室に閉じこもってアイアンマンスーツの改良に余念がない。

生き甲斐はそれだけという感じ。

それでも、ペッパーを愛し、仲間を気遣い、昔よりは人間的な心を嬉しく感じているというのがトニー現状です。

 

そういうトニーの心情がうまく描かれていて、より人間アイアンマンという感じで私はとても気に入りました。

アイアンマンスーツの進化もものすごく、コンピューターのジャービスとの息もぴったり。

 

ああ、面白かった!!