マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ココ・シャネル

2010-08-18 13:41:35 | 映画ーDVD

ーココ・シャネルーCOCO CHANEL

2008年 アメリカ/イタリア/フランス   

クリスチャン・デュゲイ監督 シャーリー・マクレーン(ココ・シャネル)バルボラ・ボブローヴァ(若き日のココ・シャネル)マルコム・マクダウェル(マルク・ボウシエ)

 

【解説】

現在でも世界中で愛されるトップブランドの創始者でデザイナー、ココ・シャネルの半生を描く伝記ドラマ。第二次世界大戦後、亡命生活を終えてファッション界へカムバックを果たした1954年以降のシャネルが、自身の駆け出しの時代を追想する2部構成で、世界で最も有名なデザイナーに肉迫。シャネル役は、オスカー女優シャーリー・マクレーン。ビンテージの宝石やバッグなど、それぞれの時代のシャネルファッションにも注目。

 

【あらすじ】

1954年のパリ。空白の15年を経てファッション界に戻り、復帰コレクションを用意したココ・シャネル(シャーリー・マクレーン)のオートクチュール店には、たくさんの評論家や顧客が集まった。しかし、コレクションは不評に終わり、シャネルと、ビジネス・パートナー、マルク・ボウシエ(マルコム・マクダウェル)はがく然とする。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この作品は、ココ・シャネルの伝記的作品「ココ・アヴァン・シャネル」「シャネル&ストラヴィンスキー」に続き3本目です。

この作品は、シャネルが1954年に亡命生活からパリに戻り、ファッション界へ復帰したときに、そのコレクションが不評に終わった時、シャネルの回想で彼女の人生を振り返る形で描かれています。

 

フランス映画のオドレイ・トトゥ主演の「ココ・アヴァン・シャネル」で、若い時のエピソードを見ていますので、内容自体は、一番平凡だと思いました。

 

平凡だから悪い作品というのではなく、晩年のココを演じたシャーリー・マクレーンは、その風格といいココ・シャネルそのものでした。

 

シャネルは時代の生み出した天才と言えると思います。

彼女自身は、フェミニズムとか女性の自立とか頭で考えるのではなく、自分の感性に従って時代を走り抜いたトップランナーでしょう。

それは、不幸で孤独な生い立ちと無縁ではありません。

両親もなく、教養もない痩せっぽちの少女が、自分の才覚だけで、激動のフランスを生き抜いた物語です。

 

さらに、強烈な個性を持つココを愛した人たち。

男も女も、彼女の虜になった人たちがたくさんいて、彼女の生き様を懸命に支えた結果だと思いました。

 

こんなにも人を惹き付けるシャネルという人物。

ブランドには興味はなくても、死んでもなおファッションリーダーとしてあり続けるのシャネルの精神には、興味津々です。